Happy Dance ☆ Enjoy Dancing ♪
「審査員をやった事も無い奴に何が分かるんだ?!」
というご意見もあろうかと思いますが
10年競技をやってきて
また、選手を応援する中で
いろいろ書いてきて
社交ダンスの七不思議、
競技ダンスの摩訶不思議に関して
他の人よりは 多少は分かっている、、、つもり
技術的には、ナントモ ですが、、
先日、UK記事で
「もう既に引退してもおかしくない人がジャッジしてる」
という、コメントいただきました、、、
確かに誰しも思うところではありますが、
ただ、年齢は関係ないような気がします、
背番号が見えるうちは大丈夫です
今、自分が感じているのは、そこでは無く
審査員は長くやっている分、見る目は確か!
なんといっても忖度無しに
良いものを見分けるチカラはあるという事です
横のつながりを大事にして
昨今の忖度ありきの審査員よりも
大切な部分を守っている方が好ましいです
というワケで、
あらためて 金光氏の動画で
【審査】というものの捉え方について考えてみましょう
海外の試合 インターやUKなど
去年の統一戦でも 様々な悲喜交々がありました、、
ま、いつもですが
どんなに足掻いても超えられない壁
たった一つの チェックによる悲喜交々
統一全日本を振り返って
これと、以前 書かせていただいた
この中で 紹介しました
どちらも 審査に関しての 方法であったり 基準について
正直な想いを語ってくれています
競技選手にとっては 必見に値する ものであると思いまして
取り上げさせていただきました
かつて今までこのように
広く皆に審査評価について
語られた事があったでしょうかね?
審査される側から 審査する側になり
これまでと違う立場で発見した事を踏まえ語っておられ
なかなか興味深いですね
一番興味を抱いたのは
「上手い人が 上がるわけではない」
確かにこれほど大きな試合で最終予選を通過した選手などは
技術的な部分は全員 充分なほどに持っています
上手くなりたい人ばかりですから 当然と言えば当然かもしれません
「テクニック以外でも評価につながる」というもの
何だろ??
「元気、エネルギー、躍動感など 思いっきり動く方が
丁寧な動きや細かいテクニックを使った動きよりよく見える
特に大きな会場ではそういう傾向が強い」
「パッと目に入ってくるかどうかが全て」
これって
金スマでキンタロー。さんが 語っていた事に通じる
この他 選手のバックグランドを知ってるかどうか も
微妙に審査に関わってくるなど語られていますが
日本選手が海外で輝けない背景と通ずるものがありますね
これによりますと
「審査しようとすると 分かんなくなる」
ここだけ聞くと 「何言ってんだ?この人?」ってなるけど
後の部分を聞くと納得ですね
「音楽性を見ると、他の事はどうでもいいのか
自分の中で迷いが出てしまう
コレだ!というものを持っているワケでもない」
知らない選手ばかりだと非常に困るような事も仰ってましたね
「前のラウンドで良い踊りをしてた選手を覚えていて」
ある程度 情報としてインプット出来るようです
だから、予選の段階でも アピールしないとですね
ただ、いろんなカテゴリーが入れ代わり立ち代わりで
続けて審査しているうちに
インプット情報が ブッ飛んでしまうようです
他にも、イロイロありますが
要は 金光氏が語った事に共通している部分ですね
実際その場に立って 審査する事の大変さが伝わります
これまで いろんな事を耳にしました
中には 「ちゃんと見てない」
「あんな選手にチェック入れてる」
「絶対 〇〇だよね」
これは 現場でも映像でも同じように思う事ですが
たった1分半の中
ジャッジペーパーや、今ではタブレットかな?
チェック入れる時に目を落としますので
実際 見る時間は 1分も無いぐらい
12組の中から6組選ぶのは困難を極めます
ラウンドごとに アップ数が決められていて
必ず その組数をチェックする必要があります
例えば
準決勝では12組の中から6組を選ぶわけですが
どんなに迷いが生じても 6組は6組!必須
「あの組もイイよね~
7組になるけど もったいないから入れとこう」
「こんなんじゃ決勝に残す価値は無い!
チェックは4組しか入れん!」
どっちもアウトです
自分も 実際映像を通してジャッジの真似事をしてみましたが
そらもう 大変
とりあえず見えた背番号をチェックするのに一苦労
また、予選で何ヒートもある場合 余計に必死
とにかく背番号が見えた選手に入れるしかないのです
以前 アナログでチェック入れてた頃は
チェック数が合わなくて 罰則を食らった人も居たとか
他には 出場してない選手にチェックが入って居たりと
今では考えられない ポカもあったそうで
あ、、話 脱線しました
このように
それぞれに持っている審査基準も
その場に立たないと分からないもので
「とにかく員数を合わせる作業」に陥ってしまうところですね
「プロなんだから それぐらい必死でやれよ」って
傍から見れば思う事も 実際はそうもいかないので
予選から決勝の段階で
チェックや順位がバラバラになるのも
ある意味 自然なのかもしれません
本当であれば 最初から最後までキチンと見て
正確無比に審査出来るのが一番ですが
なにせ この競技ダンス
10数組がいっぺんに踊ってる中から1分半で選び出す作業は困難を極めます
更には
イイ組が居ても背番号が見えない為 チェックを入れる事が出来ない場合も
チャンピオンでさえフルチェックにならない事があるのは
そういう事ですね
「背番後見えるまで追え」なんてご意見もあろうかと思いますが
他の組も見る必要があって
3分ぐらいあれば 随分違ってくると思いますが
とは、言っても
やはり競技たるもの正確に審査されてこそ本来の姿
けれども このようにしかならない 実際の 競技ダンス
難しい面を持ってます
引退されて、これから審査員になろうかという人は
それまで自分が味わった悲喜交々を
選手にぶつけるではなく
正しい審査を心がけて欲しいと願います
続けて後半ではこんな事を語っておられます
長いですが
準決勝以上の選手に関して語っておられますので
当人だけでなく アマチュアにとっても
競技選手には参考になる事も多いかもです
今一度、本気で見る事をお勧めします
by ド素人ダンサーへなちょこ
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