「サーターアンダギー」
母がよく手作りしていたのを思い出す。
母方の祖母の作る「サーターアンダギー」は、子供の頃の楽しみの一つだった。その小ぶりな黒糖の「サーター」は、フカフカして油っこくなく、表面も大袈裟には割れていない。黒々として丸まった薄皮の、祖母の「サーター」。最高の土産物だった。とても懐かしく思う。もう幻の味となってしまった。
わたしはといえば、そんな「ソウルフード」を 1度も作ったことがなかったように思う。母のアシストぐらいだろうか。それももう随分と前、記憶も危うい。
ひょんなことから今回
自分で作ってみようと思い立ち、
早速、Youtubeのレシピ動画を参考に、
作りました。
より黒い方は、砂糖の代わりに「ラカントS」を使用。
大失敗でした。冷めるともう「石」状態の有り様。
ややキツネ色を残した物は、グラニュ-糖を使用。これはかろうじてコチコチを逃れサクっと食感。
レシピをみれば、
卵と砂糖と油、小麦粉とベーキングパウダーのみ。
「おぉ〜!簡単じゃんない!」と、飛びついて。
見事 くだけ散った感。
祖母のアノ、控えめな見た目の黒いサータ。
ほんと 食べたいな 今一度。
母ですら再現不可なソノ味。
されど、
母の記憶にのみ残る秘伝のレシピ。
そういえば
姪っ子が教わりながら作っていた景色、
私の頭の中でよみがえる。
これもまた時間の経過が半端ない。
その姪っ子ももう一人の子の親。
そんなこと思うと、
引き継がれていくべきものは
きちんと どこかで だれかに
引き継がれていくものなのだなと。
小さな「伝統」
ソウルフード、サーター。
感謝でした。
