サム上25章⑥39~44【アビガイルの選択】…先にある栄光のゆえにダビデと共に苦しむことを選んだ | 聖書と私とコーヒーと+ワン

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~「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)~

この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を
あなたがたに与えることができます。(Ⅱテモテ3:15)

 

サムエル記上25章39~44節

〔新共同訳〕

サムエルの死】(6)

 39ナバルが死んだと聞いたダビデは、「主はたたえられよ。主は、ナバルが加えた侮辱に裁きを下し、僕に悪を行わせず、かえって、ナバルの悪をナバルの頭に返された」と言った。

 

ダビデはアビガイルに人を遣わし、彼女を妻にしたいと申し入れた。 

 

40ダビデの部下がカルメルにいたアビガイルのもとに来て、「ダビデは我々をあなたのもとに遣わし、あなたを妻として迎えたいと言っています」と告げた。 

 

41彼女は立ち上がり、地に伏して礼をし、「わたしは御主人様の僕たちの足を洗うはしためになりますと答え、 42すぐに立ち、急いでろばに乗り、彼女に仕える侍女を五人連れて、ダビデの使者の後に従ったアビガイルはダビデの妻となった

 

43ダビデはイズレエル出身のアヒノアムをめとっていたので、この二人がダビデの妻となった。 

 

44サウルは、ダビデの妻であった自分の娘ミカルを、ガリム出身のライシュの子パルティに与えた

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(聖句雑感)

よくわかりません。

昔の人の「婚姻事情」。

 

現代では考えられないような「婚姻」事情。

先に亡くなった兄弟の妻を娶るシステム。

 

ダビデの妻であったミカルさんは、

サウル王の一存?で他の男性へと嫁がされます。

 

夫を亡くした女性アビガイル。

ダビデさんは彼女に「借り」がある。

そして、アビガイルさんは、

ダビデさんの「求婚」を即座に受けます。

でも、こう言うのです。

わたしは御主人様の僕たちの足を洗うはしためになります」。

 

「王」となるダビデの妻となる人の言葉だろうか?

最初、私的に受け入れがたい言葉のように思いました。

現代の女性には聞きなれない、

口にしない発言内容のような気もします。

 

暫くして、ふと思いました。

ここには、アビガイルさんの「信仰」が表されているのかな、と。彼女が夫一族のために必死にとりなした言葉のうちには、ダビデさんへの進言も含まれていました。それとともに、やがて「王」となる「ダビデ」の「位」が「主」からのものであることも確信しているようでした。「ダビデ」に仕えることは、即ち、彼女の「主」に仕えることになるのだという、彼女の「主」への信仰表明の言葉だと受け止めなおすと、彼女の発言がすんなりと腑に落ちてきました。彼女は「信仰」の人だったのだ、まず第一に「主」を思う、信仰の女性だったのだな、と思いました。

 

アビガイルさんは、カルメル人。

「カルメル」は、「ユダの地域のマオンの近くの町(ヨシ15:55)、ヘブロンの南東約12kmのところに位置する起伏のある遊牧地域いである。--新聖書辞典384p--」。(つい、かの有名なエリヤのカルメル山と重なってしまいますネ)

 

 

もう一人の妻アヒノアムとはどういう女性だったのでしょうか?

 

彼女は「イズレエル」出身。

「イズレエル」とは「ユダの山地にあった町(ヨシ15:56)で、正確な位置は不明。ヘブロンの南西約9.9kにあるキルベト・テワナではないかと言われている(新聖書辞典154p)」。彼女は「ダビデと共に流浪の逃亡生活を送り、ツィケラグではアマレク人の捕虜となった(Ⅰサム30:5)。後にダビデと共にヘブロンに上り(Ⅱサム2:2)ダビデの長子アムノンを産んだ(Ⅱサム3:2,Ⅰ歴3:1)--新聖書辞典51p--」。

 

アヒノアムさんの情報は少ないです。

どういう経緯でダビデさんの妻になったのでしょう?

後に問題を起こす「アムノン」さんの母となる人。

……。

 

「聖書」にはいろんな人が登場するけれど、「章」を費やして描かれる人と、数行の人と、あるいは、名前だけの人もいる。こと細かに記された人物とその物語は、神の意図があってそこに記されているのでしょう。後世の私たちはここから神さまの意図を探るように促されている気もします。「学びなさい」「知りなさい」と言われているような気もします。

 

彼らの成功や失敗に学ぶ。

神の意図を読み取る。

神さまの意図を知ることができたら、

さらにすすんで、

神さまの意図に従うこともできるのだろう。

すべては、

神さまからの「祝福」を得んがため。

 

神さまは、「祝福」と「呪い」を置かれた、という。

されど、数千年の時を経て、

主イエスさまによって、

「呪い」は解かれ、「救い」の「道」が開かれた。

何人も、主イエスを通らなければその「道」には入れない。

厳しいようだが、「聖書」にはそう記されている。

 

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解説を見てみました。

 

新実用聖書注解462p

 この箇所を読むと複雑な思いにさせられる。妻ミカルを事実上奪われていたダビデにとって(44)、この美しくて聡明な未亡人アビガイルとの結婚は、荒野の逃亡生活における大きな慰めとなり、経済的助けとなったであろう。また、アビガイルにしてみても、頑固極まる夫ナバルから解放され、王たるダビデと結婚することを、夢のような現実として喜び、謙遜にその求婚を受け入れたのであろう(41)

 

人間的な見地だけから見ると、この結婚は、素晴らしいものと映る。しかし、神がこれを喜ばれたかどうかは疑問である。明らかに重婚であり(43)、主に油注がれた王としては、避けなければならない道であった(参照:申17:17)

申命記17:17(新共同訳)

17王は大勢の妻をめとって、心を迷わしてはならない

銀や金を大量に蓄えてはならない。

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clay解説全文

アビガイルへの求婚

ダビデの申し出

ナバルが死んだという知らせを聞いて、ダビデは主をほめたたえました。自分が復讐せずとも、主が彼を裁かれたことを知ったからです。

 

(1)適当な時間を置いて、ダビデは使者を通してアビガイルに結婚の申し出をしています。使者を遣わしたのは、断られた場合に恥を被ることのないようにするためです。当時彼女は裕福な未亡人でした。しかしダビデはいまだに、逃亡生活を送る身分でした。

 

(2)ダビデが使者を遣わしたもう一つの理由は、アビガイルに脅迫観念を与えることのないようにするためです。受けるにしても断るにしても、彼女が自由意志で決断することができるようにというのが、ダビデの思いでした。ここにも、ダビデの紳士的な性格が現われています。

 

(3)ダビデの最初の妻はサウルの娘のミカルでしたが、サウルは彼女をパルティという男に与えていました。サウルは自分の娘を、わざわざ罪の生活に投げ込んでいたのです。


今の私たちの感覚からすると、一夫多妻制というものには抵抗感があります。しかし、当時の習慣からすると、ダビデがアビガイルに求婚したことは、十分に許容されることです

 

申命記17:17には、「多くの妻を持ってはならない」との規定がありますが、これは王が異教的な妻たちをめとり、偶像礼拝に走ることのないようにするためですソロモン王は、その失敗を犯すようになります)。

 

アビガイルの応答

(1)アビガイルはすぐに行動を起こしています。彼女は、急いで用意をして、彼女の5人の侍女をあとに従え、ダビデの使いたちのあとに従って行きました。

 

(2)彼女の姿勢は、仕える者のそれでした。彼女は、「このはしためは、ご主人さまのしもべたちの足を洗う女奴隷となりましょう」と語っています。つまり、僕たちの僕になろうというのです。

 

(3)ダビデの最初の妻はミカル、次の妻はアヒノアム、そしてアビガイルは3番目の妻となりました。


アビガイルは、先にある栄光のゆえに、ダビデとともに苦しむことを選びました

 

私たちもまた、将来の祝福を信じてキリストとともに苦しむことを選ぶ者たちです

 

あなたは、キリストが王の王として地上に帰って来られることを信じますか

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きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。私は救い主イエスとともに苦しむことを選びますどうか私を助け励ましてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

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年間聖書通読

サムエル記第二13~14、使徒の働き11

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2024年6月9日(日)☀&☁27℃

 

フレンチOPの車椅子テニス男子シングルス決勝。

WOWOWのTV放映で観戦させて頂きました。

日本の「オダマキト」さんが優勝しました。

まだ10代だといいます。

 

彼の動きは独特で、

私的に無駄な動きに見えたりしても

結局のところ「勝利」しました。

 

彼は勝利インタビューで言いました。

自分は「マッチ」ではなく

「ショー」をしているのだと。

 

自信が溢れていますネ。

優勝おめでとうございます。

(^.^)

 

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今回の箇所の解釈。

「ダビデとアビガイルの結婚」に関して、

それぞれの見方、解釈があるのですネ。

 

ダビデの「妻」の物語で、

とても印象に残るのはもちろん、

ソロモン王の母、「バテシェバ」さんですが、

豊かな未亡人「アビガイル」さんも特異なお話しです。

「夫」に先立たれた女性たち。

 

「聖書」には、

「夫」を亡くした妻たちが多く登場します。

 

イエスさまの「御目」の注がれる先。

 

そんなこと思いました。

 

ハレルヤ

尊き主イエスの御名によりて

常に喜び絶えず祈り

凡てのこと感謝できますように。