サム上17章①【ダビデとゴリアト】…「一騎打ち」の挑発 | 聖書と私とコーヒーと+ワン

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~「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)~

この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を
あなたがたに与えることができます。(Ⅱテモテ3:15)

 

サムエル記上17章1~11節

〔新共同訳〕

ダビデとゴリアト】(1)

1ペリシテ人は戦いに備えて軍隊を召集した。彼らはユダのソコに集結し、ソコとアゼカの間にあるエフェス・ダミムに陣を張った。 

 

2一方、サウルとイスラエルの兵も集結し、エラの谷に陣を敷き、ペリシテ軍との戦いに備えた。 

 

3ペリシテ軍は一方の山に、イスラエル軍は谷を挟んでもう一方の山に陣取った。 

 

4ペリシテの陣地から一人の戦士が進み出た。その名をゴリアトといい、ガト出身で、背丈は六アンマ半、 5頭に青銅の兜をかぶり、には青銅五千シェケルの重さのあるうろことじの鎧を着、 6には青銅のすね当てを着け、青銅の投げ槍を背負っていた。 7槍の柄は機織りの巻き棒のように太く、穂先は鉄六百シェケルもあり、彼の前には、盾持ちがいた。 

 

8ゴリアトは立ちはだかり、イスラエルの戦列に向かって呼ばわった。「どうしてお前たちは、戦列を整えて出て来るのか。わたしはペリシテ人、お前たちはサウルの家臣。一人を選んで、わたしの方へ下りて来させよ。 9その者にわたしと戦う力があって、もしわたしを討ち取るようなことがあれば、我々はお前たちの奴隷となろう。だが、わたしが勝ってその者を討ち取ったら、お前たちが奴隷となって我々に仕えるのだ。」 

 

10このペリシテ人は続けて言った。「今日、わたしはイスラエルの戦列に挑戦する相手を一人出せ一騎打ちだ。」 

 

11サウルとイスラエルの全軍は、このペリシテ人の言葉を聞いて恐れおののいた

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(聖句雑感)

「背丈6アンマ半」とは約2m92㎝。

3m程の大男が、完全武装で挑発する。

 

「一騎打ち」。

現代の戦争ではあり得ないなぁ。

古代は「一騎打ち」で戦争の片がついたのだなぁ。

ほんと、「時代」を感じてしまう。

 

戦士ゴリアトは自信に溢れている。

常に他者を見おろす「位置」にいる。

身の丈約3mの巨人。

ほんとうにそんな人種がいたのだなぁ。

 

戦いでは無敗の勇者だったのだろう。

巨人ゴリアト。

 

サウル王の陣営は恐れおののいた、

とあります。

普通ならやはりそうなるはず。

「一騎打ち」の責任は重大。

 

目の前にたちはだかる「強大」な「敵」。

実に「嫌」であります。

 

しかしながら、

現代の私たちには「感謝」なことがあります。

内にキリストを持つ私たちは

本質的にすでに「勝利」しているのだと教えられます。

 

イエスさまの「勝利」がすでに私たちのものとなりました。

イエスさまが 私たちのために「敵」との「一騎打ち」に挑んでくださって、そして完全に「勝利」された。なんという幸い。

イエスさまの「勝利の凱旋」の列に私たちも加わることができる。なんという幸い。感謝です。

ハレルヤ

 

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解説を見てみます。

 

BIBLEnavi261p

イスラエル人が初めて約束の地に近づいたとき、彼らはそこに住む巨人を恐れて入ろうとしなかった(民数13:32,33)。バシャンの王オグは長さ3.9mを超える寝床が必要だった(

申命3:11)。このゴリヤテは身長2.7mを超え、イスラエルの兵士たちを愚弄し、彼らには無敵に見えた。イスラエルで最も背の高かったサウルは、ゴリヤテと戦うのが明らかにふさわしかったであろうから、特に恐れたのかもしれない。しかし神の御目には、ゴリヤテとて他の人間と何ら違いはなかった。

 

軍隊が敵と最強の戦士同士を決闘させて、戦いの高い代償を避ける、ということはよくあることだった。一騎打ちの勝者を戦いの勝者と見なしたため、多くの流血を避けることができた。(略)

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clay解説全文

ゴリヤテの挑戦

ペリシテ人との戦い

ペリシテ人は海岸平野に住んでいた民族です。彼らはいつも、イスラエル人の居住地区である低地(シェフェラーと呼ばれる)や山地に侵入する機会をうかがっていました。


(1)好機到来と見たペリシテ人たちは、イスラエル人に戦いを挑むために、エフェス・ダミムという場所(ベツレヘムの西方約25kmの地点)に陣を敷きました。

(2)それを迎え撃つために、サウルはイスラエル人を召集し、エラの谷に陣を敷いて戦いの備えをしました。

(3)ペリシテ人は、代表戦士同士の戦いによる決着をイスラエル人に提案しました。これは、当時よく行なわれていた習慣です。

(4)ペリシテ側の代表戦士は巨人ゴリヤテで、その身長は3m近くもありました(現代でも、それくらいの身長の人はたまにいます)。また、50kgを超える青銅のよろいで、足の先から頭のてっぺんまで完全武装をしていました。

(5)ゴリヤテを見て、イスラエル人はすべて意気消沈し、非常に恐れました

(6)ゴリヤテは毎日、イスラエル人に向かって大声で叫びましたイスラエル人が罵倒されることは、イスラエルの神が罵倒されるのと同じことです

私たちへの教訓

(1)この時期にペリシテ人がイスラエルに戦いをしかけてきたのは、好機到来と読んだからです。彼らは、サムエルがサウル王から離れたという知らせを聞いたのでしょう。

 

敵は弱みを見せると攻撃をしかけてきますこれは、現代のイスラエルを取り巻く政治状況でもありますまたクリスチャンの霊的戦いにも適用される真理です

 

私たちの敵であるサタンは、常に神の教会を破壊し、神の子たちを苦しめる機会をうかがっています敵に付け入るを与えてはなりません

 

(2)サウルの息子で勇士であったヨナタンはどこにいたのでしょうか。恐らく、父サウルから厳しく足止めをくっていたのでしょう。サウルもイスラエルの兵士たちも、恐れのために縮み上がり、立ち向かうことができませんでした

(3)これらいっさいの原因は、サウルが主に背き、主の霊が彼から去ったことにありました

 

クリスチャンの力は聖霊から来る力です

そのことを覚えて、聖霊によって歩むことを志しましょう

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きょうの祈り

イスラエルの神よ。どうか私からあなたの御霊を取り去らないでくださいきょうも、聖霊に満たされた生活ができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

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年間聖書通読

ヨシュア記17~18、ルカの福音書9

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2024年5月5日(日)☀25℃

 

GWも後半となりました。

よいお天気が続いています。

また、ほどよく雨も降って感謝であります。

 

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今日のclayさんのお勧め。

私たちの敵であるサタンは、常に神の教会を破壊し、神の子たちを苦しめる機会をうかがっています敵に付け入るを与えてはなりません

肝に銘じ続けなければいけませんネ。

 

私たちはすでに「勝利」しているのだということも決して忘れてはいけませんネ。イエスさまの「勝利」が与えられているのだと片時も忘れてはいけませんネ。イエスさまの大いなる「代償」。

感謝です。

 

「敵」がどんなに大きくても

恐れることはないのだと信じて感謝いたします。

 

ハレルヤ

主イエスの御名によって感謝いたします。