ロマ書12:14~16
<新共同訳>
【キリスト教的生活の模範】
14あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。
15喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。
16互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。
***************************************
愛の勧め(8)
6つの勧め
この箇所には、教会内の人たちに対して実行すべき6つの勧めが記されています。今回は、② と③ を同時に取り上げます。これらの勧告を実行する力は、聖霊によって与えられます。私たちは常に、位置的真理を確認する必要があります(私たちが、キリストにあってどのような者とされているかということ)。
2と3.喜ぶ者とともに喜び、泣く者とともに泣く
「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい」(15節)。
(1)隣人の喜びをともに喜ぶことと、隣人の悲しみを共有することと、どちらが易しいでしょうか。
この問いを自問自答してみましょう。
(2)クリュソストモス(4世紀の教父、コンスタンティノープルの大司教)は、その雄弁のゆえに、「金口の(golden mouthed)」という言葉を冠して呼ばれるようになった指導者です。その彼が、「ともに喜ぶよりも、ともに泣くほうが易しい」と語ったと伝えられています。
(3)なぜ、ともに喜ぶのが難しいのでしょうか。
泣く者は、私たちを必要としています。
しかし、喜ぶ者は、私たちを必要としていません。私たちがいなくても、彼らは喜ぶことができるのです。
それが、ともに喜ぶのが難しい理由です。
(4)放蕩息子の兄は、ともに喜ぶことができなかった例です。「ところで、兄息子は畑にいたが、帰って来て家に近づくと、…これはいったい何事かと尋ねると、しもべは言った。『弟さんがお帰りになったのです。無事な姿をお迎えしたというので、お父さんが、肥えた子牛をほふらせなさったのです』。すると、兄はおこって、家に入ろうともしなかった。…」(ルカ15:25〜28)。
兄の問題は、父の心から遠く離れていたことにあります。
(5)ヨハネ11:35には、「イエスは涙を流された」とあります。これは、最も短い聖句です。ここには、悲しむ者たちとの一体化の実例があります。
この箇所から教訓を学びましょう。この勧告は、単独のクリスチャン生活はあり得ないことを教えています。
信者は、神の家族の一員です。
私たちは、同じ天の父を仰いでいます。
私たちの最終目標は、父の喜びと悲しみを共有することです。
私たちは、天の父が喜ばれることを喜びとし、天の父が悲しまれることを悲しみとします。
そのようにして、「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい」という勧告を全うするのです。
***************************************
きょうの祈り
天の父なる神さま。あなたの喜びは私の喜びであり、あなたの悲しみは私の悲しみです。私を神の家族の一員に加えてくださったことを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
****************************
年間聖書通読
申命記7~8、マタイの福音書19
****************************
<3月2023:ウンベルギア・エレクタ:歩道脇花壇にて>
~~~~~~~~~~~~~~
2023年3月23日(木)☁&☀25℃/78%/am
昨日、一昨日と
日本中はWBCに魅せらた感じですネ。
あの生放送を目をそらさずご覧になった方々、
すっごいご褒美頂いちゃいましたネ。
わたしなんぞは、トテモトテモ直視できませんでした。
でも、優勝後の選手たちの喜ぶ有様は
いつまでも見ていたい気持ちになりました。
日本中が「喜び」に包まれましたネ。
共に「喜び」ともに感動しました。
それにしても、あらためて
「栗山監督」?という方に興味が湧きます。
その経歴もさることながら、
野球解説者の時から他とは違った解説ぶりでした。
それが、監督になりチームを優勝させ、
さらに「オオタニ」選手の二刀流を生み出しました。
そしてとうとう、世界一に輝きました。
不思議な方だなぁと思いますが
「本物」を見る思いでもありました。
彼は本当に「野球」というスポーツを
愛している方なのかもしれませんね。
「愛」に「実績」がついてくる・・。
「実績」が「愛」を証しする?
そんなこと思いました。
*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「泣く者と共に泣き、喜ぶ者と共に喜ぶ」
いずれも、「一人」では出来ないことです。
共に泣いてくれる人がいる、
共に心底から喜んでくれる人がいる、
これってホント素晴らしいことですネ。
「あなたの喜びは私の喜び、あなたの悲しみは私の悲しみ」
自分のためにそんなことを心底から言ってくれる他人がいるだろうか?一体どれくらいの人がそんな他者を持っているだろう?
「単独のクリスチャン生活はありえない」
「信者は神の家族の一員」
「わたしたちは同じ天の父を仰いでいる」
(アーメン)
今回のお勧めにも感謝です。
私たちの最終目標は、父の喜びと悲しみを共有することです。私たちは、天の父が喜ばれることを喜びとし、天の父が悲しまれることを悲しみとします。
そのようにして、「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい」という勧告を全うするのです。
(アーメン)
「聖書」に記されて在る勧告の数々は、「出来ない」ことではなく、「出来る」ことなのですネ。
「勧告を全うする」ことができるようにしてくださる神の御力。
信じる力を与えてくださいますように。
(雑感)
尊き主イエスの御名を崇め
主イエスによりて
父である神に感謝いたします。
(コロサイ3:17)
ハレルヤ