列王記下4:41・・・エリシャの奇跡(7)・・ソドムのりんご | 聖書と私とコーヒーと+ワン

聖書と私とコーヒーと+ワン

~「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)~

この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を
あなたがたに与えることができます。(Ⅱテモテ3:15)

列王記下4:41 (新共同訳)

エリシャは、

麦粉を持って来るように」と命じ、

それを鍋に投げ入れてから、

よそって人々に食べさせなさい

と言うと、鍋には有害なものはなくなっていた

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

エリシャは各地を巡回していた。

預言者の学校があったといわれるギルガル。

そこに戻って来たとき、

その地は、7年間の飢饉の只中にあった。

 

飢饉の背後には神の摂理がある

自然は多くの恵みをもたらすが、

正しく神と結ばれていない者には、

自然の恵みを差し止められる。

それで ききんは、一方で

神の不快の表明を通して人に悔い改めを迫り

他方で 

比喩的に神の啓示と保護の欠如を教える

-----(新聖書辞典P394から引用)

 

預言者の仲間たちが

エリシャのもとに集まり座していたとき、

エリシャは従者(ゲハジ)に 命じて

彼らのために 鍋で煮物を作らせた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草をみつけ、

そこから野生のうりを上着いっぱいに集めて帰って来た。

彼らはそれが何であるかを知らなかったので、

刻んで煮物の鍋の中に入れ、人々に食べさせようとよそおった。

 

だが、その煮物を口にしたとき

人々は叫んで

神の人よ、鍋には死の毒が入っています」 と言った。

 

彼らはそれを食べることができなかった。

(列王記下4:39~40)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

引用致します。

毒草の意味では(ヘ)ローシュが用いられ、

イスラエルの罪と腐敗を象徴する

爬虫類の毒は、(ヘ)ヘーマーが用いられる。

この語は「熱」「怒り」の意味にも用いられる。

(略)

聖書で毒に言及する所は、

ほとんどが神が罪人に下す刑罰か、

罪の恐るべき力を表すために用いている。

- - - 新聖書辞典P992より- - -

※預言者のともがらのひとりが、野草を見つけ、

その実をたくさん持ち帰りました。

食べ物がないので、そうするしかなかったのでしょう。

しかしそれは、毒のある実でした。

死海のほとりに行くと、不気味な色と形をした植物を見か

けることがあります。

青いリンゴそっくりの立派な実を付けています。

これらは俗称「ソドムのリンゴ」と呼ばれるもので、

毒をもっています。

煮物に入れられたのは、これだと思われます。

(クレイ聖書解説コレクション「列王記」P364

 

エリシャのとった行動は、

わずかな麦粉を鍋の中に投げ入れる、ことだけ だった。

すると、「鍋には有害なものはなくなっていた。」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

~~クレイ聖書解説コレクション「列王記」P365より~~~

 

この奇跡物語は、エリシャの奉仕を象徴するものとなっています。

 

(1)イスラエルの民は【主】に背を向けたので、

   霊的ききんを経験するようになりました。

(2)彼らは、霊的飢え渇きを満たすために、バアル礼拝に走りました。

(3)しかし、バアル礼拝は、霊的死をもたらす「毒」でした。

(4)エリシャは その「毒」を取り除き、イスラエルの民に真の霊的糧を

   提供しようとして、献身的に奉仕をしました。

 

もし私たちが食する霊的糧の中に毒が入っているなら、

聖霊によってそれを取り除いていただきましょう。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

義人による、ほんの一掴みの「麦粉」、

それは、正しく解釈された「聖書の言葉」の数々なのかもしれない。

神の言葉を 歪曲して、それぞれの団体や個体に都合よく適用する、

そんな事態に陥らないように 気をつけるべきなのでしょう。

しかしながら、

各個人へのビジョンも、啓示も、 御言葉によることが多いのも事実。

その識別は 「聖霊」によるしかないのでしょう。

 

「彼らはそれが何であるかを知らなかったので」

とは、もはや 言い訳にならない のです。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

イエスは、別のたとえを持ち出して、彼らに言われた。

天の国はからし種に似ている

 人がこれを取って畑に蒔けば、 

 どんな種よりも小さいのに、

 成長すると どの野菜よりも大きくなり、

 空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」

 

また、別のたとえをお話になった。

天の国はパン種に似ている

 女がこれを取って 三サトンの粉に混ぜると、

 やがて全体が膨れる。」

 

(マタイ13:31-32)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

「からし種」を手にとるか、「パン種」を手に取るかは・・・・

あなた次第!!、わたし次第!!ってことヨネ。

厳しい、わ・・・。(=_=)汗

 

「主の裁き」を心から喜び、

主を心から待ち望む者となりれますように

・・・。

 

ハレルヤ!