【私以外の登場人物】
大学時代の友人A:
小柄で可愛い スタイル・頭が良い おっとりした性格でちょっとボーッとしてるように見えるが実は切れ者
彼女が転職して今は同業者。彼女の仕事は順調なようで、私は劣等感を抱いている。彼女とはSNSで繋がっている程度で、メアドや電話番号は知らない。彼女が仕事のことを投稿するようになってから、ネガティブな気持ちになるので読まないよう避けている。
小学校の同級生「ミカ」:
ぽっちゃりでおっとりした子。優しくて努力家。もう小学校卒業以来音信不通。(←漢字ばかりで中国語みたい)
【夢の内容】
大学時代のAと私。歳とった男性教授の部屋で世間話をしていた。部屋は乱雑としてたが、その中で朝食を一緒にとっていた。Aはなぜかネクタイ姿の制服、私はあろうことかパジャマ。
部屋に見たことない植物の鉢植えがあった。高さは2mもないが大きめ。変わった植物で、木で言うところの幹、その植物の茎が花の連結でできていた。花はピンクで大振り、葉は緑でひょろっと長い。
教授曰く、珍しい品種だけど、さっきもあそこにもあった、とのこと。
あそこ、とは、教授の部屋にくる前に通ってきた場所。
そろそろ授業が始まるということで、Aと慌てて食器を集めて退室。走りながら「今何時?」と聞くと「9時5分!」との返事。「ああ授業もう始まってるやん、でも食器を食堂に返さな」と思いつつ手元を見ると自分の家の食器ばかりを持っていた。食堂に返却する必要がないと思った私は、一旦止まって「これウチのやから、このまま教室行くわ!」と先を走っているAに言うと「私だって、これ〇〇の!」と言って怒ってしまった(〇〇は人名だったが思い出せず)。Aは誰かの代わりに食器を返却しようとしているようだ。そうなると自分だけ先に教室に戻るのは気がひけるので「ああ、もう!着替えの時間が要るのに~!」と思いながら、もう一度彼女の後を追って食堂へ向かうことにした。
食堂に着いたらAの姿は既になかった。当然だ。彼女はさっきの私の言葉を聞いて、私は教室に向かったと思っただろうから、食器を返却して急いで教室に向かったんだろう。厨房では数人のおばちゃん達が白い割烹着を着て作業していた。来たものの何もすることがない私は、教室に向かうことにした。
この学校は教室までの道が難解で、すんなり行けた試しがない(…と夢の中の私は知っていた)。3つの校舎に教室が散在していて、しかもその教室に至るルートや階段が迷路のように入り組んでいる。上り階段がいつの間にか下り階段になっているため、方向感覚がおかしくなってしまうのだ。
校舎内にエスカレーターがあるが、これも変なエスカレーターだ。最初の3ステップほどは普通のフラットなステップなのだが、他のステップはイコライザーのように常にうねっている。うねるステップの方が早く移動できると皆信じているが、私は早くなったとは思えず、何より足場が不安定なので、バランスを取るのが難しい。
大いに迷っていると、小学校時代の同級生・ミカに会った。ミカも教室に向かっていると言う。なぜパジャマ姿なのか聞かれて「自分でもよう分からんけど、教室入る前に着替えんとあかんねん」と話すと同時に、制服を教室の机の上においてきたことを思い出した。「学校で着替えたんかい!」と心の中で自分にツッコミ。
ミカと走って教室に向かっていたが、彼女が途中いなくなってしまった。「ミカー?どこなん?」と聞くと「ちょっと見たくなったから」と上から返事。屋上の展望台から周りを眺めていたようだ。早く教室に向かわないといけないのに、この緊張感のなさは一体…。ミカを急かして再び教室へ向かった。
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夢の中に色々ヒントがありました。
間違った解釈かもしれませんが、私が感じたこととして記録しておきます。
夢で出てきた妙な鉢植え。
これは心理テストで有名な「バウムテスト」に当てはめると、
なるほどなと納得がいきます。
【バウムテストの簡易説明 ここから】
バウムテストとは、その人の本質的な性格がわかると言われている簡易テストです。
被験者に白い紙と筆記具を渡して「ここに木を描いてください」と言います。
描き終わったら受け取って、また白い紙を渡して
「木を描いてください。ただしさっきとは違う木を描いてください」と言います。
これを5〜10回繰り返し、最後に描いた木の絵で診断します。
【ここまで】
これ、被験者は回を重ねるごとにネタが尽きてきて、
簡易な割に結構苦痛になります。
ざっくりいうと、
・木の幹
・枝ぶり
・木の高さ
・花・実・葉の有無
などを基にして診断します。
鉢植えなので厳密には木ではないし、1個だけしかみてないけど、
バウムテスト的に診断すると、わたしはこんな人間のようです。
・周囲とは比較的バランスよく接している。自分を持ち、精神的な依存は見受けられない。
・等身大の自分を把握している一方で、外には自分自身を大きく脚色して見せている。他と自分は一味違うと誇張している。
・本当の自分を悟られないようごまかしている
・色々なものに関心を持ち手を伸ばしている
・キツイ印象を与えがち
・人生に実りを感じていない。実りにつながるきっかけも持っていない
なるべく客観的に診断しましたが、結構な言われようですな。
いや言ったの私やけど。
でも、大いに納得する部分もあるので、直すべきところは直していきたいです。
…って、直すとこばっかりやん!
…が、頑張ります…
劣等感の原因である友人とこの鉢植えが同時に出てきたのは、
とても興味深いです。
あと彼女がちゃんとした服装なのに、私はパジャマという出で立ちだったり。
本当にそういうことなんだと思います。
好きなことを仕事にして、細々ではあるけれど、10年以上続けてきた自負と、
後から参入してきた彼女のキラキラしい活躍ぶり。
もうここに書いてるだけで、自分の狭量さと情けなさに泣けてきますが、
でもきっとこれは、
昨日までのリリースエクササイズの流れだと感じています。
本当は、独り相撲なのも分かっています。
彼女はいい意味で私のことなんか気にしていない。
彼女は彼女のやるべきことをこなし、努力して、楽しく仕事してるだけ。
私は自分の能力のなさを認めるのが辛くて怖くて、
自分で自分の十数年を無駄だったと結論づけてしまいそうで、
彼女を自分の世界から追い出そうとしていました。
友達だったのに。
この後もずっと、そんな気持ちのままでいいのか、
今はそんなことを思っています。
虚勢を張って何が残る?
彼女に「夢に出てきたよ。元気してる?」って、
メッセージをこの後送ろうかと思っています。
仕事のこと聞かれたら、今なら
「あんまりやわ。ボチボチでんな〜」って返せる気がする。
友達だから。