- 寝ずの番 (講談社文庫)/中島 らも
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通夜では寝ずの番をしなければならない。
酒を飲みながら番をする弟子達の語る思い出とは。
非常にテンポよく読みやすい短編集。
表題作もさくさく読めて面白い。
んで、これ、2ちゃんねるの書き込みの元ネタだよねぇ??
今、モバゲーやってて、そこのケータイ小説読んでるんだけど、
2ちゃんねるの面白い書き込み転載したやつがもの凄い多いのね。
大体ネタは被ってるんだけどさ。
その中のひとつで、
『おじいさんが病院でなくなる直前、「そそがみたい」と言って大騒ぎになった』
それと表題作が全く一緒。
パクられてるけどいいのかなぁ??
落語家一家の話も面白かったけど、
半分以上実話っぽい、演劇の話が一番好きかな。
らもさんがやってらした劇団の裏話というか。
役者さんのはなし。
らもさんの劇団は役者さんを外から良く招待するそうなんだけど、
その中でも”素人役者”が面白いって話。
本業が別のひとたちね。
ミュージシャンとか、作家とか。
キャラが強いから、本業を食ってしまうから、くやしい、みたいな。
知ってる人の名前がでると「ほー。そうなのか!」て思うし。
中島らもさんは人に勧められて読み始めたんだけど、
エンタティメントしてて、読みやすいしわかりやすくていい。
ユーモアを忘れないから面白いし。
ちょこちょこ読んでくことにします。