おひさびさです。
mixiにはまってた!
あれおもろいね(いまさら)
久々の更新は無限の住人 沙村広明です。
何度読んでも面白い漫画ベスト3です。
てゆーか、一般女子にはオススメできません。
グロ×サドですから。
でも作者のギャグセンスが相当いいので、わりと明るく軽やかに読めないことも無いです。
個人的魅力としては、
はちゃめちゃあくしょん
・・・すぱぱぱぱんっ!と人が解体され、どっさどさと血と手足が乱れ飛びます。
て書くと、私がヘンタイのようだが、ジョン・ウーのガンアクションを刀に置き換えたと思ってくれ。
インパクト重視で、『リアルはそこまで斬れない』と考えちゃいけない感じだ。
その演出のぶっ飛び具合が成り立つのは、
なんといってもハンパ無い画力。
骨がある、筋肉がある絵ってこういうことか!とものすごく納得できます。
更に、エセ時代物のわりには
着物の書き方、建物、食べ物などの小道具、また台詞の言い回しが
本当に凝っていて、画力と共に充分なリアリティを持ちます。
だからこそ、素っ頓狂なアクションが成り立つ。
あとキャラクター。
あえて言うけど、ストーリーよりキャラクターに魅力のある漫画です。
キャラクターの言動が人間臭くていいんですね。
冷静に特徴だけ挙げていけば、べたっちゃべたなんですけど、
不死身で片目、片腕が無い最強男とか、
覇道をぶち上げる美形悪役とか、
復讐に生きる少女、激強剣士だけど繊細で情に流さていく女だとか大変いい。
てゆうか主人公の凛ちゃんが好き。
両親を惨殺された復讐を目的に生きてるんですけど、
今はもう、恨みは忘れて無くても、『首謀者を殺した!やった!』て思考じゃないよね。
殺し、殺され、その先に何が解決するの?
という基本思考で、
自覚症状なしに悪の張本人を理解しちゃってるんですね。
やってる内容はともかく、目指すものへの愚直なまでのまっすぐさにある種の興味を抱いてしまったと。
『あんたが悪いから死になさい』
ではなく、なぜ、暴挙に出たのか、その先に何があるのか、それを見届け、理解してから
自分にとっての善悪を判断して決着をつけようという感じ。
根本的に戦闘に全く向いてないんですね。
連載当初は面白ければ何でもいい、てかんじで、
残虐非道な悪者を派手なアクションでばったばったと斬れればいいのだ!
でしたが、13年(!)も連載しているうち、
設定の矛盾がごろごろ出てきて、
主人公は不死身。これでいいの!
では済まなくなり、不死身の研究始めちゃったり(セルフツッコミをシリアスに入れちゃいけない設定では…)
復讐劇がともすればどっかトンデッちゃってたりするけどいいんです。
うん、かまわねぇ。
おもろくて、キャラが好きならいいのだ。
あと、作者どサドで、えっぐい描写がもろもろ出てきますが、
主人公二人に関しては純愛じゃないケドも、結構高校生の恋愛的で好きです。
キスシーンを直接は書かず、足元だけ書くとか。(異常な凄腕肉体描写が無ければ無理なワザ)
どっかで、作者照れ屋?とか描いてた人がいるが、
むしろ、あえて顔を書かず、手足にパーンしたコマ割りで
空気感を出そうとする演出がものすごく好きなだけな気が。
主人公とはいえ、恋愛主眼の物語じゃないし。
最新刊はいよいよ最終巻とか。
ココへ来て女性キャラが一気に増えて、彩り豊かに。
これでもかってくらい、ヤロウばっかでしたからね。
あと、超人気キャラ蒔絵が肺病に…!
このひと、超絶剣士って設定除けば、べったべたに悲恋遊女ものですものね。
はじめ遊女→恋人と(主に自己都合で)すったもんだ→地位を更に落とした遊女→
恋人と仲直り→業病発病
さらに、恋人が優しいけど俺様なところも外してません。
うーん最高。