大阪寝屋川市の平田さんの遺体遺棄事件は45歳の男性逮捕という形で昨夜急展開を迎えた。
本人は共犯がいたようなことを話しているみたいだが、とりあえず逮捕までこぎつけたことは良かったと思う。
しかし、同時に星野くんの遺体も見つかったということで残念な結末となってしまった。
子供が被害者というのは一層いたたまれない。
星野君の家では遺体発見の報告に絶叫が響いていたとか。
ご家族の苦しみを察するにあまりある。
本当になぜこんなことになってしまったのか。
今回の問題を考えたとき、確かに夜間遊び回るにはあまりにも幼すぎる年齢のように感じてしまう。
そこにどうしても焦点が向き勝ちになる。
よく外国人旅行者が日本の治安の良さを評価してくれるようだが、このような事件は散発するわけで、決して100%安心して外出ができる国ではないのだ。
だからこそ子供たちは自分の弱さ、非力さを自覚しなければならないのだ。
ただ、自分たちの子供の頃はどうだったのか。
振り返ってみると、中学生時代にこっそり家を抜け出したこともあったし、友達と公園で屯っていたこともあった。
「家を抜け出すこと」は極めて希な、特殊な行為というわけでもなかったのだ。
ましてや時代が移り、今では部活で夜遅くに帰宅することなど当たり前になり、「夜出歩くこと」に対し、昔よりも抵抗感は薄れているようにも思う。
「夜間の出歩き」だけを責められないかもしれない。
でも、結果がこういうことになってしまったのだ。
他国と比べて治安はいいのだろう。
しかし、犯罪は起こるのだ。
夜間はさらに犯罪に巻き込まれる確率は高くなるのだ。
今なら言える。
子供たちよ。
もう少し知恵と体力がつくまで、安全な場所から出てきてはいかん!
おふたりのご冥福を祈ります。