大熊の兼業農家の池田夫妻(光秀さんと美喜子さん)はおたすけ仮設周りをしていた8月か9月に隊のニュースレターを見てお電話下さいました。
農家をねらった新手の詐欺かと思っておそるおそる電話をかけていたそうです。
その後お話を重ねる中で、池田夫妻は、農家の集会に出席したり、高邑議員の説明会に来て話を聞いたり、要望や陳情に通ったり、写真展とトークイベント、シンポジウムにも、機会がある度に熱心に参加してきています。
本気で、何がなんでも、生かしたいのです。
池田さんにとっては牛は家族の一員なのです。
5月現在、大熊町では安楽死に同意していない「最後の一人」になったと言われています。
生かしたいと思って守る会に所属していた他の農家たちも、3月の同意を求める通知書で次々と安楽死に同意していきました。
Kさんという一人の農家は損害賠償を請求されることを恐れて「東電から保証金はもらったんだから今は東電に所有権がある。安楽死するかしないかは東電に聞いてくれ」と答えたそうです。
役場はそれを安楽死でOKと取っていますが、Kさん本人に確認したところ、いかせるなら生かしたい、と。
大熊町民は会津若松に避難している人が多く、圏内に通って飼養管理するのはとても大変です。
皆さんほとんどが高齢で今回の避難で足を痛めていたり、心臓病の手術をしていたり、通院していたりします。
生かしたいのに立ちいることができない…
とても苦しんでいます。
同意していない最後の一人になってしまった池田さん。
資金が尽きるか牛の寿命が尽きるまで、自分たちの責任で生かします、と当初から宣言してきました。
支援にもなるべく頼りたくない。補償金をもらっているから自力で生かします、と、1月のトークイベント&写真展の後にも支援を申し出た時に、そう仰っていました。
しかし、20年40頭以上を生かし続けるのは大変です。
資金的にも目処が全く立っていません。
他の農家の牛の受け入れも最近はできないと言っています。
本当に辛いと思うのです。
池田さんへの応援、是非、よろしくお願いいたします。
餌を心配しています。
池田さん達の40頭強を2ヘクタールで飼いますので、自然の草だけでは全然足りません。(落合プランだと1頭1ヘクタール)
餌をちゃんと与える必要があります。
ここはシンポジウムの動画を見て下さるとおわかりいただけますが、本当に牛たちが通ったおかげできれーーーーいに草が刈り取られています。
ジャングルの真ん中にあるきれいな牧場。
農地保全で生かせるかと思いましたが、大熊町は原発に近く今後帰れないので農地を保全したいと思うモチベーションが他の町と違ってない、ニーズがない、と役場職員に言われました。
「線量が多い土地に通って飼養管理することも勧めることになる」ため、農家の健康を考えて、4月5日の総理大臣の「生かすことも認める指示変更を農家に伝えることはしない」と断られました。
国のトップが認めるなら生かしたいと思う農家がいても、です。
農水省と県から、「大熊町にも」「指示変更を通知するよう要請する文書」が降りてきていても、です。
被爆よりなにより、殺すことで心を壊してしまう農家たちがいます。
その彼らにとっては、被爆と安楽死では、安楽死を選択する方がダメージが大きいようなのです。
エム牧場の吉沢さんも小丸の渡部さんや山本さんたちもそうですが、被爆覚悟で、生かしたいと思って本気で頑張っている農家たちがいます。
(それでも池田さんのところ、清水、は大熊にしては線量が低く、毎時4マイクロシーベルトだそうです。エムと同じくらいでしょうか…)
応援の声が無いと、孤独の中で生かすことは本当に大変ですので、
是非皆様、よろしくお願いいたします!
メッセージをお届けしますので是非お寄せ下さい。
※家畜おたすけ隊では、他の農家へのメッセージも随時受け付けています。
支援物資も大変助かります。
家畜おたすけ隊一同
H24.6.7追記
誠に勝手ながら、隊の基金への「1.イケダフサイ」としての入金は、現在をもちまして、一旦中止させていただくことにいたしました。
池田夫妻とは2週間前に、ご自身の専用口座を作って頂くようお願いしておりましたが、
今回あらためてご相談した結果、どのような形にするのがいいのかを検討させていただくためにも、おたすけ隊の方で池田さん個人への支援集めはいったんストップすることになりました。
皆様にはご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。
決まりましたらまたご報告させていただきます。
現在までの支援金は池田さんの従来の口座に入金させていただきました。
応援メッセージも郵送し、読んでいただきました。
皆様、まことにありがとうございました。