末森地区 和牛改良友の会 会長山本幸男さん
先月７０歳になりました！しかしそうとは思えないくらい元気です。毎日牧柵を張った山を一周見回りに行っています。牛を生かすことを最初から主張し、皆をまとめて頑張ってきました。山本さんの元々持っていた大きな夢は、自然の中で牛たちを健康的に飼い、観光牧場化すること。避難生活になってからも、毎日片道２時間半かけて通い、５０頭の牛を元気に農地保全させて生かしています。
柵を拡大し、先週麦の沢の山も囲いました！
牛たちがのんびり寝そべっているのを嬉しそうに見ているところ。奥は、牛を放牧していない土地で、牛が除草する威力を町の復興に生かしたいと取り組んでいる。
末森地区 浪江町和牛改良友の会 会長夫人、シズさん
働き者で山本さんをいつも支えてます。牛の世話も柵作りもこなすパワフルな女性です。
柵作りの風景。農家が協力し合って作っています。左は隊員。
小丸地区下の段 若者山田Ｋさん 飲み込みと働きっぷりが非常に良いと評判のお兄ちゃん 餌運びに柵作り、色々こなします。
小丸地区のリーダー 渡部典一さん
肉畜でなく、これからは役畜として牛を生かすことを主張。農地保全で町の復興に結びつけたい。
いつも黙々と行動。写真は電気柵の支柱に碍子（絶縁体）を取り付けている最中の様子。１００頭近い牛たちの世話をしています。以前から電気牧柵で放牧していたので、プロ並み。
みなしご救援隊中谷さんを追いかけたTBSひるおび！さんがここに取材に来た時も、碍子取り付けをしました。ほぼ完成。
それを見に来た牛たち。
「何してるの～？」
渡部さんと語り合ってます。一頭一頭に名前を付け、可愛がっています。
山田栄さん 小丸地区のもう一つの山、「向山のべー」のリーダー。
たまに乳牛のぬいぐるみにのる。（耐重量８０キロ）写真は単管パイプの支柱を刺しているところ。不言実行タイプ。渡部さんに「栄あんにゃ（兄者）」と慕われています。３０頭を生かす。
電気牧柵用の電線を引っ張って張り巡らすところ。
小丸地区 山田晴男さん
電気柵の高張力線という針金を回しながら伸ばしているところ。ユニック、大型トラック、何でも運転できる頼れるお兄ちゃん
小丸地区 最若年 渡部徳之さん
おじさんたちの教えを受けつつ、柵づくり、餌付け、種まきと、頑張っています！
高瀬地区 原田良一さん 将来バイオ等の非食用の作物を育てる農業ができるよう、牛の必要性を説いてきた。最も早く柵作りを始め、現在農地保全の成果が顕著にでている。一頭一頭瞬時に見分け、可愛がっている。
元々こんな枯れ草が原田さんの水田一体を覆っていました。
しかし、こんな固そうで枯れたくさも牛たちは綺麗に食べてくれました。
きれいさっぱり。
地面
やがて青草がうっすら
雨が降るときれいな柔らかい臭が生えてきます。牛の餌になります。
食べれば食べる毎に、緑になっていきます。
見事に綺麗になりました。
これからは根っこも根深くなりません。
浪江農家たちとおたすけ隊で命の楽園に電気柵を張るところ。
休憩。
夫婦二人三脚で電柵直下のラインだけ草刈り。（最初は、草に触れて漏電させないため。後は牛たちが食べてくれるので草が電線に触れる高さまでは育たない））
原田さんの奥さま 元気な元気な牛の絵を看板に書きました。
牛は暑さに弱いので、黒いシートをかけました。夏涼しく過ごせるように。
背中や首のかゆいところをカキカキするために付けられた三脚。原田さんの愛が篭もっています。
子牛たちものんびり、のどか。「命の楽園」
浪江町和牛改良友の会の取り組みをどうぞ応援してください！
※一般社団法人ふるさとと心を守る友の会（おたすけ隊法人）HP
http://friends-humane.com/activities/namie/
で、農家たちと活動をご紹介しておりますので是非ご覧下さい！