時事寸評 中国の日本批判をどのように受け止めるか? (7/6)
中国は激しい日本批判を続けています。中国は独立国ですから、日本を非難してもかまいませんが、その場合は日本も中国に友好的な関係を持てないと考えられます。しかし世界的にも立派な北京空港を日本の援助(ODA)でやっているように、片方では中国は日本の支援を受け入れています。
日本の伝統的な道徳では、相手を非難したら相手との関係はうまくいかないので、非難するような相手なら付き合わない、付き合うなら失礼なことは言わないというのが「日本の道徳」です。
しかし、中国では毎日のようにかつて日本軍が中国でしたとされる(本当はしていませんが)悪行をテレビで全国に向けて宣伝していますし、南京事件のように史実と違うことを公的に主張しています。日本人ならこれを「友好」とは呼ばないでしょう。
このように日本文化とはかなり違う中国と、
1)国交を開いておいた方がよいか?
2)貿易をする方がよいか?
3)友好関係を維持できるか?
を考えなければなりません。
先日、シアターテレビジョンで中国や経済、軍事に詳しい方と討論をした結果、おおよそ次のような結論に達しました。
1) 中国とは疎遠にしておいた方がよい、
2)貿易も縮小した方が良い、
3)中国の文化を理解しておいた方が良い。
また、「中国」という呼び名で呼べるところは、かつての中原で、満州(中国東北部)、モンゴル(内モンゴルを含む)、新疆ウィグル、チベット、さらにその少し内側は「中国」と呼ぶべきかは難しい、という結論に達しました。
だから「中国は大きい」といっても多くの国をまとめた連邦国家のようなもので、日本人が頭に描く国家とは相当ちがいます。日本人が中国と付き合うためには中国とその文化を正確に把握し、過去の経験も活かさなければなりません。つまり、
1) 中国人は日本人のように「お人好し」ではない、
2)それは中国が「日本のような国」ではなく、国民は国に守られてこなかったのだから仕方が無い、
3)むしろ日本人が恵まれすぎていてお人好しになた、
4)だから中国人は日本人から見ると「ウソをつく」と感じたり、「だます」、「利害関係が無くなると知らん顔」と思うけれど、違う文化だから仕方が無い、
5)中国には「恩」という概念はないし、そんなことを言っていたら生きていけない時代が続いていた、
6)中国の「国」は「北京」などの「都市」であり、城壁で囲まれている。それに対して日本は国全体が一つの「国」であり、日本人は城壁に囲まれた土地に住んだこともなく、戦に負けたら奴隷になることもなかった、
7)南京で日本人が30万人殺害されたという事実はない。「無い」ことでもそれが自分に有利なら「ある」というのは中国文化だから、日本流に「ある」と解釈してはいけない、
8)日本流に考えれば、「中国の富裕層」というのは人口の1%で、中国の富の40%を持っているといわれるので、それは「格差が広すぎる」ので、富裕層を相手にしたビジネスに期待しない方がよい。
この中でももっとも大切なのは、「中国4000年の歴史」とか「中国の人口は14万人」などというのは「中国流の表現」であって、日本流なら「中国1800年の歴史」であり、「中国の人口は約2億人」などである。
中国流の南京事件を日本流に解釈することは、今後の両国にとって良いことではないと考えられる。「友好関係を築く」というのはあくまで相手が友好を望んでいるときなので、無理して友好関係を作らず、少し離れておいた方がよい。
(平成24年7月6日)
--------ここから音声内容--------
今日は録音し始めまして少し長くなるかもしれませんが、そうしたらまぁ今日は二つに分けてみようかなと思っております。ええと今日はですね、昨日中国のことについてですね、シアターテレビジョンで放送しまして、それの所で私も色々話をしたんですが、そこで言われた色んな方のものをですね、私流にまとめてみました。大変に有意義なディスカッションだったもんですから、ちょっとここでまとめてみたいと思います。
現在中国はですね、非常に激しい日本批判を続けているわけですね。例えば中国のテレビで見ますとですね、毎日のように日本の昔の残虐行為というものをですね…これはまぁ実際にはないことなんですが、それを流す、と。これはもう信じられませんね。日本のテレビがですね、今だに蒙古の襲来の時にですね、日本人の手に穴をあけて吊るしたことがあるんですが、そういうようなことを毎日放送するっていうことですから、これはもう相当なものなんですね。
しかしまぁ中国は独立国ですから、若干の文句は言ってもいいんですが、日本を非難するってこと自体を止めることはできませんが、しかしその場合はですね、中国と友好的な関係を結べるかということを考えなきゃいけないですね。しかし一方では日本はですね、中国に現在でも多額のODA…援助金を出しておりまして、例えば北京空港などは世界で有数の立派な空港なんですが、日本のカネでできております。
これはなぜかっていうと、中国にお金を渡しますとキックバックといってですね、その一割とか二割が政治家とか外務官僚に来るということを昔から言われておりまして、こういったものは検察なんかがですね、調べに入らないと噂自体もわからないというようなもんなんですが、そういうこともあって中国への援助が続いてると言われております。これをハッキリしないといけませんですね。日本は民主主義なんですから。そういう噂がしょっちゅう立ってるってこと自体が不健全ですから、そうではないということであれば、そうではないという、どういう理由で日本よりかすでにGDP大きくなった中国になぜ援助しなければいけないのかということをハッキリしないといけないと思います。
ところで中国との問題が難しいのはですね、中国の道徳と日本の道徳が違うんですよ。中国はですね、相手を非難しながら相手と付き合うっていうことができるんですけども、日本の場合は相手を非難したら相手と関係がうまくいかないので、付き合うなら失礼なことを言わないっていうのが日本の道徳なんですね。ですがこれはですね、日本の道徳と中国の道徳は違うわけですから、別にこれ違うことを今更ですね、日本の道徳を中国流に直せってこともできませんし、中国の道徳を日本流に直せっていうこともできないわけですから、これは仕方がないと思うしかないわけですね。
例えば南京事件なんかがありますが、これはもうもちろん史実と違うわけですね。南京事件については、このブログでも書きましたが、戦闘中のことでありまして、中国がですね軍服を着ない兵隊ってのを初めて作ったんですね。軍服を…なんで華やかな軍服を軍人が着てるかっていいますと、戦争における殺し合いは軍人同士だけと限っておりましたので、敵がですね、軍人は誰かを見分ける必要がありまして、それで軍服を着てたわけです。特に派手なものを着てましたね。だいたい赤とか緑とかそういった色の軍服を着てたわけですね。
で、お互いに軍服同士で殺し合うっていうのが普通だったんですが、実は中国はかなり頭を使いまして、便衣兵(べんいへい)というですね、平服…普通の服を着た兵隊を作ったんですよ。そうすっとですね、日本軍は誰に対して発砲していいかわかんなくなっちゃったんですね。どういうことしたかっていうと、一括に捕虜にして聞くんですよ。「お前は便衣兵か」とかって。で、「そうだ」って言うとドーンと撃つ、と。撃たざるを得ないんですね。何も言わなかったらドーンと撃つとかってしないと自分が撃たれちゃうわけですね。戦争っていうのは銃を持ってますから、こっちが撃たなきゃ向こうが撃ちますんでね。戦場にいる人っていうのがかなり危険なんですね。
そういうことをやったので、だいたい5000人ぐらいは中国人が死んだんではないかと思われます。しかし30万人虐殺したとかそういう話はまったくないわけですね。これは名古屋の河村市長も言っておられるように、南京を日本が占領した後、日本軍はほんとに歓迎されてプレゼントをもらったりですね、日本に帰る時に送別会をやったりしてくれてるんですね。いっくら中国人でもですね、残虐行為を行った日本軍にそんなことしませんから、史実としてはかなりハッキリしてるんですが、中国は今でも南京にですね、日本人の虐殺記念館っていうのを作って毎日のように宣伝してるわけですね。
まあこれはこれでいいわけです。昨日の放送ではこれに憤慨しておられましたが、私はもちろん若干心ん中で憤慨はしてますが、むしろですね、日本はですね、中国と国交を開いておいた方がいいのか、もしくは貿易をする方がよいのか、友好関係を維持できるのかっていうのを考えた方がいいんじゃないかと思うんですね。
で、昨日ではだいたいこうなりましたね。中国とはどうも疎遠にしといた方がいいんじゃないか、あんまり親しくならない方がいいんじゃないか。貿易も縮小した方がいいんじゃないか。それからもう一つは中国の文化を一応理解しといた方がいいんじゃないか。それはそうですね。
それからもう一つは、これは私も言ったんですが、中国という呼び名で呼べる所はですね、日本が考えてる所と違うんですね。いわゆる満州…中国東北部と最近言っておりますが、これはですねもちろん中国ではないんです、ええ。逆に中国を占領した場所ですね。それからモンゴルはみなさん知ってる通りチンギスハーンのモンゴルですから、内モンゴルを含みますが、これもですね中国を占領した国であって外国ですね。
それから新疆ウイグル、ここはもちろん外国です。それからチベット、これも外国ですね。それから若干の内側にですね、あいまいな所があります。従ってですね、我々が「中国」と呼んでいる所はですね、昔中原(ちゅうげん)と呼んだ所で、そこは非常に狭いんですよ。だからここにちょっと地図を書いておきましたが、外側の国っていうのはですね、実は中国じゃないんですね。それから中国は広いっていうけど、そんなに広くないんですよ。中国は日本の二倍ぐらいの国っていう感じですね。ですから「中国は広いんだ、中国は広いんだ」って言いますとね、なんとなく「中国は広くてどうしてもその国と付き合わなきゃいけないんだ」とか言いますけども、そんなことはないんですね。
中国の地方の人に素直に聞いてみれば、満州の国は満州で独立したいって言うでしょうし、もちろんモンゴル、新疆ウイグル、チベットもそう言うでしょうね。これは別にそう言ったから中国に反してるってことないんですよ。だって占領された所は独立したいって思うのは当然ですからね。今中国が言ってることはそういうことですからね。日本に一時期8年ぐらい占領されてた、と。それがもうイヤだイヤだとこう言ってるわけですから、誰でもイヤだと思いますからね。それから今チベットなんて長い間占領されてるわけですから、イヤだと思うのは当然で、中国自身がそう言っとりますからね、それはそれでいいんじゃないかとそういうふうに思います。
そこでですね、中国は大きいといってもですね、まあ言えば多くの国をまとめた連邦国家みたいなもので、日本人が日本のことを日本と思うのとはかなり違うんですね。で、中国っていうのはですね、日本と相当違う…まぁ大陸国であるとかいうことで、非常に違うわけですね。日本人はなんといっても周りに海がありまして、その中で日本人だけがですね住んでおりました。日本人はボヤリっとしててもですね、日本人以外が攻めてくるってことがまずないんですね。元寇の時に来ましたけど、その元寇が来る前にはまず使節団が来て「お前ん所攻めるぞ」って言ってきて、それでそのうち鎌倉幕府が用意をして、防塁(ぼうるい…防御構築物、城の一形態)を作ってそれでようやく博多に攻めてくるって、まぁこんなわけですから。
ところが中国人はそんなに甘くないんですね。寝てるうちに馬賊がやって来る、と。一家皆殺しになって連れていかれちゃう、と。もうこういう状態ですから、もちろん中国人には中国人の生活がある、と…こう考えてですね、そりゃあもういいわけですね。これは中国人を非難するんでもなんでもない。今までの歴史がですね、それぞれの民族を作ってきたということですから当然であります。
今日は第二回にもなりましたが、そうすると中国っていうのはどんなふうに日本と違うのか、ということをやっぱり理解しとく必要がある。相手とお付き合いする時は相手をよく理解しとく必要がありますね。まず中国人は日本人のようにお人よしではありません。これはお人よしがいい人かっていうのは難しいんですね。日本人はお人よしで「いやあ、もうどうぞどうぞ」っていう感じなんですが、これは日本が恵まれてたからなんですよ。周りが海ですし温帯ですしね。ほとんど何も考えずに暮らせる。
殿様が戦に負けても自分は奴隷にならないという不思議な国だったんですね。日本だけなんですよ、お殿様が切腹するっていうのは。普通はお殿様が先に逃げるんですよね。それで残った市民が奴隷として連れて行かれるってのが戦争なんですけど。世界中の戦争なんてどこでもそうなんです。だけど日本だけはお殿様が切腹なさって、我々は普通に生活してるっていう、特殊な国だったわけですね。
これは、あの、放送では私がですね、ある大学の中にあるコンビニエンスストアの売り場にいるおばさんの話をしましたが、ほんとに日本人ってのは家族がいっぱいだということなんですね。家族のような国、と。で、それは中国がですね、当然守られてこなかったわけですから、そりゃ当然だと思いますね。お人よしの人はもうかつていなくなっちゃったんじゃないかと思うんですね。
で、そうなりますとね、日本人から見ると中国人はウソをつくと感じたり、騙すと感じたり、よく私ね、「いやあ利害関係のある時はずいぶん親切だったのに、もうそれが切れるとまったく知らない顔なんだよ」とかですね、「学生が困ってるからずいぶんカネを渡して学業を応援したんだけど、卒業したらぜんぜん連絡も来ないんだ」っつって憤慨している日本人がいるんですけど、まぁその…「恩」という名前も字も特に中国にはありませんしね。ですからそれは恩を感じるの「恩」っていうのがあるのは、日本ぐらいなんですよ。英語にも「恩」ていう単語がありませんもんね、もともと。だから恩を感じるっていうのはないんです、契約ってのは各国全部ありますけど。「恩」というのはないんですよね。ですから日本人が勝手に恩を着せてもですね、そりゃあまぁ他国はそれはそんなにも重要視しないか、ないか、どっちかなんですね。
で、もう一つは、これ宮脇先生(宮脇淳子…モンゴル史家 / 学術博士)がさかんに言っておられましたが、中国ってのは「国」はないんですよ。北京とかいう都市が国なんですよ。で、これねぇほんとに違うんですね。この前中国のご夫婦にお会いしましたらね、もちろんそれぞれ言葉が通じないんですよ。で、何を言ってるかったら北京語で一応話してますって言うわけです。だから中国の方の、ちょっと離れたとこで結婚をされた方はですね、外国人と結婚したと思ってるんですよ。いやこれまたずいぶん違うんですね、ええ。
日本人はもちろん城壁に囲まれた都市でもない、先ほど言いましたように戦に負けたら奴隷になることもないわけですね。で、そういうことから考えましてね、南京で日本人が中国人300万人殺害したってのはウソなんですよ。これウソっつったら変なんですけどね、「ない」んですね。中国人の場合「ない」ことも自分に有利な「ある」とするんです。この「ある」っていうのはですね、中国人はそれほど悪びれないんですよ。「いや、私が有利なためにこういうことあるって言ってます」ってだけなんですよ。これはねぇしょうがないんですよ、これ。これはもっともっと…なんて言うんですかね、文化の違いってのはこういうことなんですね。
私がよく言いますけども、フランスでもそうですね。フランスのホテルにはスリッパがないんですが、私なんかは日本人ですから汚い外を歩いてきて、たまにはトイレに入って、ほいで部屋に入って来ますね。じゅうたんの上を歩いて、さぁ風呂でも入ろうかと思って風呂に入ります。それから出てですね、ベッドに行こうと思うと、さっき歩いた…汚い足で歩いた上をですね、素足で歩かないといけない…これ歩けないんですよ、日本人は。私フランス人に聞いたら、フランス人あっさりしてましてね、「武田さん、なんで足の裏についたばい菌が膝まで上がってくるんですか」って言われたんです。「平気じゃないですか」って言われたんですね。
このようにですね、文化っていうのはこういうもんなんですよ。ぜんぜん違うんですね。ですから中国人は起こってないことでも、南京で30万人が殺害されたって言うんですよ。日本人はそれが起こったかどうかが心配になっちゃうんですね。例えば「中国4000年の歴史」と言いますけど、中国には4000年の歴史ありません。中国はだいたい200年単位ですから。全部歴史入れ変わっちゃうんですね。しいて言えば中国1800年の歴史とは言えないことはないんです。つまり漢が終わった後の征服王朝1800年っていうのはあるんですけどね。
それから中国人の人口は14億人、これ違うんですね。占領地を全部入れてですから。日本で言えばですね、太平洋戦争の時に中国もインドネシアもどこも全部取りましたから、それ全部入れてるようなもんなんですね。これ中国流の言い方なんですよ。白髪三千丈…自分の髪の毛は三千丈(約9km)にもなったというわけですねぇ。そんなに長く伸びるはずないんですけども、これ中国の言い方なんですよ。で、この中国の言い方は中国の言い方で理解しとかないとダメなんですね。あのよく中国の戦争ではですね、「関羽と劉邦の戦いにそれぞれ30万人ずつ…」なんつぅのは、実際は300人ずつだったりするんですね。これ別にそんなのは文化として言ってるわけですから、しょうがないわけですね。
で、例えば南京事件も日本流に解釈すんではなくて、中国流に解釈することがいいということですね。で、友好関係を築くべきかということについては、昨日のディスカッションでは、やっぱり中国とは友好関係築かない方がいいだろう、と。それはですね、中国がこれほど日本に敵意を持ってる場合は、やっぱりこの…敵意がある程度収まらないといけないわけですね。
これは韓国も同様ですね。韓国で歴史的に中国に支配されてなかったのは、日本が韓国を支配する1910年までの間に、たった35年って言われてるわけですね。あと全部中国の属国だったわけです。日本の属国だったのはわずか1910年から1945年の35年間なんですね。ですからまぁ問題にするなら中国の方なんですが、中国を問題にせずに日本を問題にしてるんですね。これは日本人がお人よしなんですよ。
私番組ではね「まあこれでいいんじゃないですか」と。日本人ってのはもう力が有り余ってて、韓国も非常に日本人よくしましたしね。学校全部建てましたし。台湾も全部建てましたしね。だいたい台湾にある国立大学…台北大学の方が、日本にある国立大学よりかカネを注いだという…まぁ常識ではちょっと考えられないことを日本人やったわけですね。日本人は親切ですから、どっかの国をもし占領してもですね、その国を一生懸命育てたり教育したりしなきゃいけないというふうにですね、まぁ思うわけですね。まぁ親切心あふれちゃうんですけど。
だけどそういう日本人の親切心あふれたものはすごくいいので、これが中国なんかと付き合うとですね、やっぱり日本人も辛(から)くなります。日本人は日本の国内で住んでればですね、みんな家族でウソつかないでやってけるわけですよ。今度の民主党みたいのが出てこないわけですね。原発の爆発事故もなかったかもしれませんよ。ほんとに日本人として誠意持ってやってれば、まぁ家族ですからね…全員が家族ですから。だけどもまぁ外国の変なものが入ってくると、やっぱり日本のいい所が失われるっていう可能性が高いですね。
その意味で、そこでの結論は、「中国のことを理解する」、まずこれはいいですね。それから「中国は日本と違うんだ」、これもいいですね。「中国が日本をこれほど敵視してる時には、友好関係は作らない方が妥当だろう」、これもいいですね。それから「日本は非常にいいとこなんで、日本だけでやっていってもできるんだ」と。だから産業界も無理して中国に作らない方がいいですね。
私はですね、現在中国に産業界が工場作ってんの大反対なんですよ。なぜかって言いますと、これは中国が憎いっちゅうんじゃなくて、日本の中で日本人の若者が就職するとこがないのに、中国の若者のために工場を作らない方がいい。それはどうしてかったら、別にそれは中国人を敵視すんじゃない、まず日本人…自分の家族を救ってからだ、と…いうのが私の考えで、その意味からも産業界も自制してもらいたいと思います。
※白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)…中国の詩人・李白の五言絶句「秋浦歌」第十五首の冒頭の一句。通常、「積もる愁いに伸びた白髪の長さは、三千丈(約9キロメートル)もあるかのように思われる」と解釈されている。