人間の進歩と未来(1)・・・プロローグ (7/2)
1990年頃、日本ではバブルがはじけ、世界的にも天安門事件、東ドイツの崩壊など大きな事件が続き、世界は未来の不安に怯えました。
その結果、銀行倒産、自殺の急増、架空の環境問題、年金崩壊などが出現し、日本社会は不安の余り、あらぬ方向に進んで行きました。本来なら明るい夢を持って張り切って過ごすはずの若い人も、識者とNHKが作り出した「もうダメだ」の大合唱に惑わされて、この20年を無意味に過ごしてきたように思えます。
人間は進歩するのか?科学の発展は何をもたらすのか? 人間の理性と感性を使って未来を見てみたいと思います。
・・・・・・・・・
今の日本でも「明るくやろう」と国民が決意して、誠意のある政治家を選ぶことができたら、すぐ「豊かで楽しい生活」を送ることができます。あれほど、不景気、復興、原発、年金などと悩んでいたことがウソのように無くなります。
それは日本を覆っているこれらの問題は「人間によって架空に作り上げられたもの」だからです。日本の現在の供給力(日本人が欲しいと思う物やサービスを生み出す力)は、日本人が欲しいと思うものより2割程度大きいのです。
これを過剰供給力と言いますが、住宅は130万戸は供給できるのに90万戸、自動車、家電製品などの大型消費財の供給力も充分ですし、日用品からタクシー、飲食、ゴルフに至るまで「楽しもうと思ったらいくらでもどうぞ」という状態です.
それにひとたび日本人が「人生を楽しもう!」と決意をすれば会社はそれに応じて増産しますから、本当の意味での供給力はさらに上がり、銀行は国債などを買わなくても企業が増産に必要なおかけを借りに来ますから、銀行預金の利子は増え、企業の所得税は高くなって赤字国債は減り、すべては順調に回ります.
・・・・・・・・・
「そんなのウソだ」と思う人が多いのは間違いありませんが、供給力があり、技術力が高く、勤勉な国民で、国際収支が大きな黒字、さらに加えてその国の通貨が強ければ、「やりたいことは何でもできる」という状態なのです.
それではなぜ、不景気に苦しみ、将来に不安を持っているのでしょうか? それは国の指導的立場にある政府、官僚、学者、メディア、文化人などが自分たちだけの利益(利権)を追求して、日本国民をあらぬ幻想の中に追い込んだからです.
まず、1)二つの不安を取り除くこと、2)人間の活動についての正しい認識を取り戻すこと、3)科学を中心として未来はどうなるのかについての正しい認識、です。このシリーズでは、まず現代の日本を覆う二つの不安の内容を説明し、それが幻想であることを示します.そして、日本人の活動がどのようなものかその本質を明らかにし、もし私たちが夢のある豊かな社会に住みたいなら何をしなければならないのかを考えます.
(平成24年7月2日)
--------ここから音声内容--------
えーと、1990年…今から20年位前ですね、日本ではバブルがはじけまして、世界的にも天安門事件あり、東ドイツの崩壊、それに伴う色々なですね、ベルリンの壁の崩壊も含め、大きな事件が起こりですね、世界は非常に不安に怯えたわけです。日本でもこれは深刻に受け止められてですね、銀行の倒産、自殺の急増…自殺は1997年に急増ですが、架空の環境問題が取りざたされ、年金が更に崩壊するというようなことがありですね、日本は不安の余りに、あらぬ方向に進んで行きます。
本来ならば、若く明るい夢を持って張り切って過ごしているはずの若い人もですね、日本の識者と言われる人たちとか、NHKが作り出した「もうダメだ」という大合唱に惑わされまして、この20年を随分無意味に過ごしてきたように思います。しかし、これはほんとの姿でしょうか? 人間は進歩をするのか? 科学の発展は何をもたらしてくるのか? これをですね、このブログでは、人間の理性と感性を使ってですね、慎重に見てみたいと、こういうふうに思います。
今もですね、実は日本人が「明るくやろう」と決意をしたらですね、そして政治家が誠意があれば、すぐにでも日本は「豊かで楽しい生活」を送ることができると考えられます。あれほど不景気だとか、復興だとか、原発、年金などに悩んでいたことがまさにウソのようになるというこが確実であります。私はいい加減なことを言っているわけでなくて、このような日本を覆ってる問題はですね、「日本人…まぁそれも一部の日本人によって架空に作り上げられたもの」であるからですね。
日本の現在の供給力…まぁ「供給力」というのはちょっと難しい言葉なんですが、「日本人が欲しいと思う物やサービスを生み出す力」ですね…はですね、日本人が現在欲しいと思うものより2割程度…20%大きいわけですね。これ「過剰供給力」と言うわけですね。例えばだいたい日本人はですね、私の見るところ、住宅は1年に130万戸位欲しいと思ってると思うんですが、現在90万戸位しか作っておりません。自動車、家電製品などの大型消費財も供給能力充分であります。まぁそういうもの以外にも日用品ですね、シャンプーだとか食料なんかもそうですが。タクシー、もう溢れております。飲食店も溢れております。ゴルフ場も其処ら此処らにあります。
したがって、こういうものを使って「楽しもうと思ったら、いくらでもどうぞ使ってください」という状態ですね。ま、しかし、これを使ってないのはなぜか?っつったら、日本人が「人生を楽しもう!」と決意をしてないからですね。もし決意をすれば、会社は供給力充分ですから、それに応じて生産力を増します。そうしますと更に、おそらく20%位供給力が上がるでしょうね。
銀行は国債を買わずにですね、企業が増産に必要なおカネ、もういっくらでも今余ってますから、銀行がカネを貸します。そうすると銀行の利子は高くなり、企業の所得税は多くなって赤字国債は減り、すべては順調に回りますよね。なんでこんなことやらないの?と言うとですね、国民が勘違いしてるからですね。供給力があって、技術力が高くて、勤勉な国民で、国際収支が黒字で、通貨が強ければ、「やりたいことは何でもできる」ってことなんですよ。日本はやりたいこと何でもできるんです。
朝起きたら美味しいご飯を食べ、仕事もし、楽しみもし、夜は一杯やり、日曜日はゴルフをしに行って、いい車を買い、楽しくテレビを観て、将来に明るい希望を持ってやるってことはできるんですよ、毎日。毎日できるのになぜ、不景気に苦しみ、将来に不安を持っているのか? これはですね、実はこの国の指導的立場にある政府、官僚、学者、メディア、文化人などがですね、自分たちだけの利益(利権)を追求して、日本国民を幻想の中に追い込んでるからですね。「簡単にやろうと思ったらできるのに、やらない」ってことなんですね。
それはどういうトリックなのか?というとですね、「不安がある」わけですね。ま、2つか3つ不安があるわけです。それから、「人間の活動についてどうも間違った認識をしている」ということですね。それから勿論、「科学技術に対しても間違ってる」ってことです。で、このシリーズではですね、現在の日本を覆う不安の内容を説明して、幻想であることを確かめ、更には人間というものの活動っていうのはどのようなものかということも、慎重に考えてみたいと思います。
まぁいずれにしても、「既にできるのに、やらない」ということについてはですね、本当に可哀そうですね。
私はまぁ、それなりにその内容を理解して、活動をしてますけども、多くの日本人の人が「我慢しなきゃなんない」 「もう将来はないんだ」というですね、非常に暗い、創造されたっていうか、わざと作られた幻想の中で、もがき苦しんでる、と。それが地震も繋がったし、それから原発の爆発にもなった。更に消費税を増税して、迷路に迷い込もうとしています。
私たちの日本は私たちのものですから、正しく理解をし、私たちが実際何をしたいのか?ということもハッキリさせたいと思います。
(文字起こし by haru)