日本だけ(6) ヨーロッパとアメリカの暴虐 (5/30)
今から考えるとたった100年ほど前、ヨーロッパ人やアメリカ人はそれは酷かったのです。本当に「人格のある人間」とは思えないようなことをしていたことも良く頭に入れておかないと、現在の国際関係も理解できないところがあります。私はなぜ多くの日本人が白人を尊敬し、コンプレックスを持っているのか?彼らの方が人格が低いのにと思うことも多いのです。
(平成24年5月30日)
--------ここから音声内容--------
私はこの図が・・・世界地図がですね、まぁ学生と一緒に作ったわけなんですが、非常にですね、好きで、ずーっと使っております。この地図の赤く塗ったところがですね、「世界を植民地にした国」であります、少し大きめに書いてありますね。ほんとはイギリスとポルトガルとスペインとオランダぐらい書けばいいんですけど、一応フランスとドイツも書いております。
えーまぁ、フランスもですね、まぁ植民地ある程度持っております。ドイツを書くかどうか迷ったんですが、ま、一応ドイツも書いてます。それから灰色に塗った国がですね、これが植民地もしくは領土になった国ですね。ほんとはカナダなんかも塗った方が良いのかもしれませんが、まぁあの、塗るの止めときました。それからシベリアとかアラスカですね、これもまぁ準植民地みたいなもんですね。ま、獲られたっていうような感じですからね、少なくとも元々住んでた人は追いやられた、と。緑が独立してた国で、エチオピア、シャム・・・今のタイですね、それから日本なんですね。
いや、世界のこの地図見ると面白いですね。とにかく植民地にした国はほんとちょっとで、独立してた国はほとんど少なくて、そいでほとんどの国が植民地になったって、まぁこういう時代が19世紀、20世紀の初めまであったんですよね。今なんか、「国の権利は固有である」とか何か言ってんですけども、そんなのはほんとに最近のことなんですね。
で、ところでエチオピアが何で独立したかって、これは風土病がありましてね、もうあのヨーロッパの人が入ってくるとコロッと死んじゃうもんですから、もうあんなとこ入りたくないって言うんで、独立してたわけですね。そいからシャム、タイですけども、これはあの西からイギリスが来て、東はフランスだったもんですから、タイの王様がですね、外交術巧みに何とかバランスを取って、独立のような形をしとりました。しかし結構中身はですね、まぁ干渉されたり何なりしてたわけですけども、緩衝地帯(中立地帯)として残ってたと。
えー、有色人種・・・これだけ多くの有色人種がいる中で、「日本だけ」が唯一世界で独立をしました、軍事で独立しました。これはですね、日露戦争、日清戦争に勝ち、日本が領土を拡(ひろ)げたからですね。今はですね、その時に朝鮮獲ったり、台湾獲ったりしましたからね、ま、色々悪い事もしましたし、深く日本人も反省してるんですが。しかしですね、それはちょっとやり過ぎでもあるんですよ、ええ。やり過ぎっていうのは、反省する方がやり過ぎって言うかですね。
もしも日本が反省しなきゃなんなかったら、イギリスなんていうのはですね、国連に入れませんよ、そりゃ。あのスペイン、ポルトガル、イギリスね、アメリカもそうですよ、ええ。そりゃあもう日本がね、ちょっとそこら辺獲ったったって、かわいいもんなんですよ。だからまぁそれはね、悪いことは悪いんですが、殺人した人とね、パン一個盗んだ人を同じく扱うのもちょっといかんのですよね。「悪いことは悪いことだ!」って言ったってですね、やっぱりものには程度問題もありますから、それを考えないけません。
私はですね、アジアの諸国、特にまぁ日本、朝鮮、中国とか・・・まぁ色んなところがですね、お互いにいがみ合うっていうのは無意味ですよね。この地図を見れば判りますよ。敵はね、赤いとこなんですから、ええ。まぁアメリカもそうですね、これちょっと時期がずれれば今度アメリカも赤くなるんですよ。アラスカを獲り、ハワイを獲り、フィリピンを獲り、ま、現在、日本を獲り、さらに朝鮮戦争をやり、ベトナム戦争をやったわけですからね。で、今、アフガニスタンに行き、イラクに行ってるわけですから。そういう意味ではまぁアメリカも赤く塗るべきなんですけども。ちょっと時期が・・・まぁ19世紀から20世紀の初めだけを考えてますので、ま、アメリカは赤く塗ってないんですけども、そういうことですね。
で、「日本だけ」が何故、植民地にならなかったのか?これが難しいですね。もちろんあの、日清戦争、日露戦争に勝ったからですけど、何故勝ったのか?他の国は全部負けたんですよね、負けたというか戦争をするまでもなく獲られた、と言った方が良いんです。
戦った人は例えばマヤ文明、これはスペインに全滅させられましたね。それからユカタン半島の方のマヤ文明。そいからペルーのとこにあったインカ帝国、これも全滅しましたね。だからここはまぁ、戦って全滅してしまったというような国もあります、そういう国がいっぱい多い。
そいからここは、あの中国を植民地の色にしてますが、これにはすぐこの前反論がありました。いや、まぁだけど、もう中国の清っていう国は、ほんとに形があってないようなもんでしたので、一応思い切ってここも塗ってみたわけですね。ま、そんなような感じでしたね。
ですからまぁ、日本が独立したっていうのはほんとに奇跡に近かったわけです。植民地っていうのは酷くてですね、例えば、まぁインドをイギリスが植民地にする、そいで立派な人が出てくると、両手首を切って活動を出来なくするっていうようなことが行われますね。植民地の活動を抑えて抑えて・・・だから、みんな100年から200年遅れちゃうんですね。
日本はそん時に遅れなかったので、第二次世界大戦に負けましたけども、その後、また発達をしてですね、白人の国と一緒に今、経済的にも発展してますけどね。これはやっぱり、我々のおじいちゃん、曾おじいちゃんがですね、日清戦争、日露戦争、更に太平洋戦争で死んでくれたからでもあるんですね。もしもここで死んでくれないで戦わずして、敗走(戦いに敗れて逃げ走ること)したら、やっぱり日本は必ず植民地になってたでしょう。
北海道はロシアに獲られですね、その他のところはイギリス、フランス、アメリカぐらいで分割されて、植民地になってたと思います。ま、その点ではですね、軍事で支配するときは、軍事で頑張んないとダメなんですね。平和になってから「軍隊要らない」つってもそれはそうなんですけれども、しかし世界はそんなに甘い世界ではなかったということが示してますね。
イギリスははるばるオーストラリアまで行って、占領します。そしてオーストラリアに囚人とか多くの人を移民させますね。そうするとオーストラリア人にはアボリジニっていう原住民がいます。原住民ったら失礼なんですけども、国民がいますね。その国民の男を遊び半分に岩から突き落として、死ぬのを楽しんだんですね。女性は全部、子供をはらませて合いの子を作りますね・・・合いの子っていけないのかな、今。ええと混血児を作りますね。まぁ、そういうような世界でありました。ええまぁ、ほんとに悲惨な有色人種の植民地政策であったわけですね。
えー、例えばポルトガルが占領した東ティモールはですね、ポルトガルと現地の女性との間の混血の人がですね、支配をする。その時のその男に、父親であるポルトガルの男性が剣を与えるんですね。その剣は、自分たちが白人との血が中間であるということを利用して、自分の国民をですね、弾圧するということをしたわけですね。それに対してノーベル賞を与えたのが、ノルウェーのノーベル賞委員会であります。
ま、世界の支配っていうのがですね、力の支配っていうのがどういう風になってるかと、まぁいうことをよく分かる例であります。
(文字起こし by danielle)