日本の女性の寿命はすぐ100才を超えそう!(5/27)
めでたいことがあります。それは日本の女性の平均年齢がまもなく100才になる可能性があり、それはあと31年後。つまり2043年と計算されます。
日本女性は強いですね! このグラフでわかるように戦争が終わってしばらくした1958年に女性の平均年齢は68才でした。その頃、先進国の女性の平均寿命は74才ぐらいでしたから、日本の女性は6年ほど早く亡くなっていたのです。まだ家電製品が行き渡らず、女性は毎日、家事、育児に追われて生活していた時代です。
急速な経済成長と三種の神器などの家電製品の普及、女性の解放、大家族から小家族と女性の人生が変わり、2008年には実に86才になりました。この間、50年間で平均寿命が約20才も伸びたのですから、1年で0.4才も先になったということです。
今、日本以外の先進国の女性の平均寿命は82才ぐらいですから、逆に日本女性は4年も長生きということになったのです。スポーツならまさに「ごぼう抜き」と言っても良いでしょう。50年前は先進国の中では寿命が短かったのに、すべての先進国を抜いて一位になったのですから。
これも「日本だけ」に入れても良いかも知れません。みんなが健康に注意し、家族の健康に気をつけた結果ですが、まさに「日本人全体が一家」ということでこれも日本らしいと言えます。
ところで、今後の日本の女性の寿命はどこまで延びるのでしょうか。それを予想できる一つのグラフがあります。それは男女がガンで死ぬ数を示した次の図です。
男性がガンで死ぬ比率が女性に比べてとても高いことは良く知られていますが、その差はますます広がる傾向にあり、このままでは女性はガンで死ぬ人がいなくなるのではないかと思われるほどです。
ガンというのは病気と言えば病気ですが、人間はいつかこの世を去らなければならないので、その時の時限装置みたいなものです。ところが日本の女性がガンで死ななくなったらどうなるでしょうか? その他の感染症などもほとんど治療できるようになり、女性にはお酒やタバコなどの体に衝撃のあるものも控えるだけの精神力がありますから、ついに「死ななくなった女性」が登場するかも知れません。
それにして女性は恵まれていて、男女はこんなに不平等なのですね。
(平成24年5月27日)
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えー、日本の女性が凄いっていうのは、もうこれ、勿論分かっておりましてですね、ここで言うまでも無い事ですけども、改めてですね、平均寿命の延びというのを、この前ある必要があって整理をいたしましたらですね、日本の女性っていうのは凄いんですよ。
この50年間にですね、もの凄い勢いで平均寿命が延びまして、えー、そして、今から50年前、日本の女性の平均寿命、68(才)でですね、それで先進国の女性はその時74(才)だった訳ですが、6才程日本の女性の方が先進国よりか早く死ぬ、と。もうこれ、あのー、もう全然あれですよ。1958年っていいますとね、戦争が終わって13年経ちますから、もうほとんど戦争の影響無い頃なんですけども、まだ家庭電化製品が行き届かなかったり、女性は毎日家事育児に追われてましたから、やっぱり寿命が短かったんですよね。
ところがその後、まあ高度成長があり、三種の神器などの家庭電化製品が普及する、女性が解放される、大家族から小家族になって、まあ、女性の人生が変わるという様な事があって、実に50年後の2008年には日本の女性の平均寿命は86才になりましてですね、この50年間で実に20才も延びた訳です。20才ですからねえ。
えー、勿論そうこうしている内に、他の国はあんまり延びませんから、ごぼう抜きですね、スポーツで言えば、全部抜いちゃった訳ですよ。だって先進国でビリだったのが先進国でトップになっちゃった訳ですからね、ダントツのトップですからね。これはやっぱり、あの、日本人の特性なんですね。今、『日本だけ』というシリーズをやってますけども、これも『日本だけ』に入れても良いんじゃないかと思うぐらいですね。
えー、つまり日本人は皆で注意を始めると、どんどん皆が健康に注意して、まああの、ご家族の健康も注意する。まあ勿論、家族の中に娘さんとかおられる訳で、おばあさんとか。まあ全体が健康になるという事ですね。日本人全員が家族っていう感じですね。
えーそれじゃあ今後どうなるのか、医療も随分進歩しましてね、まあ最近お医者さんの悪口を、私、随分言ったりしてるんですけど、まあお医者さんも偉いんですよ。えーもうサラリーマンだったら5時になったら帰る、役所の窓口だったら5時になったらパチャっと閉められたりするんですが、えー、今の役所はそうでも無いかも知れませんが、ちょっと前の役所はですね。
だけどお医者さんは偉いですよ、ええ。あの、自分の(目の)前に出血してる患者さんがいてね、『今、5時ですから』って帰ったら怒られちゃいますからね。それから、『あと2時間ぐらい、この人もつかなあ』と思ったらね、やっぱり臨終まで付き合わないと。やっぱり途中で引き揚げるっていう訳にも行きませんしね。そういう点ではお医者さんの頑張りっていうのは、それは勿論敬意を表してるんですが。
えー、この図はですね、えっと癌で死ぬ男性と女性のをまとめた、ガンセンターか何か、公的な所ですけどね。どんどん、どんどん広がって行ってるんですよ。で、このまま行きますとね、変な話ですけど女性は癌で死ぬ人、居なくなるんじゃないかと思うんですね。で、癌っていうのは病気と言えば病気なんですけども、人間はいつかこの世を去らなきゃいけないんで、その時のまあ、役割を果たす訳ですね。
えー、癌が無くなると人間は何で死ななきゃいけないかって言うと、感染症、まあ肺炎とか、そういう感染症とかですね、まあそういうもの。あとはお酒とかタバコの飲み過ぎとか、そういうヤツなんですけども、女性は割りあいとお酒・タバコを控えますからね。そうするとね、癌で死ななくなるとですね、日本の女性はついに死ななくなるんじゃないかっていう気もするんですよ。
えーっとまあ、要するに私はこれは明るい話でやってるんです。つまりですね、えーっと、まだまだ行けそうだなあっていう感じなんですよね。この癌の減り方を見ますとね。女性、これだけ(癌が)減ってますから。これ、ちょっと(グラフの)軸がですね、ちょっと中途半端な軸なんで、それだけ間違えないようにして欲しいんですが、何れにしてもですね、相当な勢いで減ってるんですよ。
男性はここ最近減りだしたんですけども、女性はもうずっと前から減り続けてるんですね。ですから、あの、このままですね、人間の、日本の女性は世界一をずっと続けるでしょうね、この分だと。つまり平均寿命だけを見ますとこれから他の国が出てくるかも知れませんが、この癌のですね、あの日本の女性が非常に癌になりにくくなったっていう事を見ますとね、やっぱり癌のアレ(原因)っていうのは悪い食べ物だったり、生活習慣だったりしますからね。そういうのが少しずつ、少しずつ良くなって、それをちゃんと守ってる女性が少なくなったんでしょうね、癌が。
そういう事で、そうしますと本当に自分の天寿って言いますかね、運命で決められたものでこの世を去るということで、大変に結構ですよね。いつかはこの世を去らなければならないんですが、その時に天寿を全うできると。まあこれは、日本の女性がもしかすると世界で初めて、そういう人たちになるんではないか、という事でですね、この前ちょっと整理をしまして、ああこんな風になってるんだなあ、という風に思いましたので、ちょっと軽い話題ですけども、今日はこれをお話しました。
(文字起こし by まあ)