二酸化炭素(CO2)だして温暖化するのはとても大切 (4/21)
最近、ようやく地球の気温は長期的には「上がっている」のではなく、「下がっている」という科学的事実が報道されるようになってきました。また500年周期、11年周期の太陽活動もそろそろ下降期に入りつつあることも知られてきました。
多くの日本人(世界でも日本人だけ)が「CO2で急激に温暖化して大変だ」と錯覚していますので、この記事はあるいは唐突かも知れませんが、常に「正しいこと」に接していないと思わぬ被害を受けますので、先入観をとりあえずちょっと横において読んでください。
まずは岩上さんのユーチューブを見ていただけると若干、楽しい気分になります。
http://www.youtube.com/watch?v=rMniMcY2la8
【温暖化騒動の幻】
1988年にアメリカ農業の補助金獲得を狙って始まった「気候変動騒動」は、その後、ヨーロッパに飛び火して「地球温暖化騒動」になり、先進国が発展途上国の発展をいかに押さえるか、ロンドン市場の排出権取引でどのぐらい儲けるかに発展していきました。
最初は「農作物に被害を与える気候変動」で、それをネタに補助金を農業に回そうというアメリカ一カ国の政治問題でした。それが少しずつ拡大していったのが「地球温暖化問題」でした。
もちろん、このような動きは政治的、金銭的な動きであり、気候や環境とは関係がありませんし、私も長くこのインチキ話についてテレビなどで発信し、書籍をだしてきました。いくら何でもこのような非科学的なことが大手をふるうような社会は正常ではありません。
火種になったアメリカはその後、農業が好調になったので地球温暖化問題から脱離、ヨーロッパは排出権取引などで儲けて、今は徐々に手を引いています。その点で、この科学的ではない話にだまされたのは日本人(主として庶民)でした。
なにしろ、地球の気温は現在の温暖期が来て以来、一貫して低下しており、それはこのグラフに示すように南極の観測でハッキリと示されています。
つまり、ネアンデルタール人が絶滅した前のイリノイ氷期から現代の温暖期が来たのですが、それがそろそろ気温が下がり始め、あと数1000年でまた氷期が訪れる傾向がでてきたのです。そうなると、日本列島は夏でも厚い氷に閉ざされますから、日本という国自体がなくなってしまいます。
数1000年後の日本の風景を一応、この写真で推定してみます。一面、氷に覆われて人間はもとより小さな地下生物以外はほとんど日本にはすめません。原発の事故で「1年1ミリを1年5ミリまであげられるのは10万年に1回の事故に限る」という基準が原子量安全委員会の指導にありますが、10万年という時間はこのような状態を含んでいるのです。
CO2は温暖化ガスですから、CO2をだすと温暖化しますが、100年ぐらいの単位では効果がなく、1000年ぐらい経つと海の水も少し温度が上がって、温暖化させることができます。ここで頭を切り換えて「温暖化は悪」からとりあえず「温暖化は良いこと」と思って読んでください。
つまり100年ぐらいですと、せっかくCO2を増やしても海の水温があまり上がらないから、温暖化の効果が上がらないのですが、1000年ぐらいですと少し上がってくるからです。
今のペース、つまり100年で100PPMぐらいのCO2が増えるのがちょうど良いので、積極的に石油は石炭を使うのが望ましいとおもいます。そしてもし、CO2をだして上の写真のような氷期が来るのを少しでも遅らすことができれば、本当に良いと思います。
でも、最近の研究では、2007年頃から太陽が17世紀に起こったマンウンダー極小期と同じような不活発な状態になったようでもあり、CO2をだすのを急がなければならないでしょう。まして「低炭素社会」、「CO2排出削減」などの活動は環境を破壊する何物でもないと言われるようになるでしょう。
(平成24年4月21日)
--------ここから音声内容--------
二酸化炭素を出してどうか、という問題について最近ようやくですね、どうも地球の気温は長期的に見ると、「上がってる」んじゃなくて「下がってるんだ」っていうようなことが報道されるようになりました。これはもうずいぶん当たり前のことで、地球物理学ちょっと勉強した人ならですね、当たり前で、どうしてこんなのが長い間ごまかせたのかな? と思うぐらいなんですね。ただ、急激な温暖化が問題かどうかということは若干の議論を伴うんですが、ま、長期的にはとにかく寒くなってきてるわけですから、暖かくしなきゃいけないのはそれは当たり前のことであります。
えー人間はですね、寒くなるとバタバタ死ぬんですよね。暖かくなればそれなりに何とかやれるという、ま、これが今までの歴史で。寒い時はローマ帝国が滅びたり、戦国時代になったりって悲惨なことが起こり、暖かくなると割合と平和な時代が来るんですね。これがまぁ、人間は生物ですからそうなるわけなんです。
ところで、「温暖化」っていうのは一体何だったのか?と言いますとですね、えー、1988年にアメリカの農業が補助金を獲りたくなったわけですよ、非常に調子が悪くて。そいで「気象が変動してるんだ」ということを言い出したわけですね、これ1988年なんですが。それをヨーロッパが引き取りまして、「地球温暖化」つまり「気候変動」から「温暖化」になります。
で、これによって、ま、先進国が発展途上国の発展をどう抑えるかということと、ヨーロッパはロンドンが金融に向いてましたからね、それであのリーマン・ショックでイギリスは酷い目に遭うんですけど。ま、この頃から金融主体の国にしようとしてましたから、排出権取引で儲けたいと思ったわけですね。
で、つまりこの「地球温暖化問題」っていうのはですね、あの「農作物に被害を与える気象変動」という題目で、補助金を貰おうとしたアメリカ上院の動きなんですね。ですから政治的、金銭的なものであって、環境とはほとんど関係が無いわけです。しかしなかなかですね、このインチキがあの、なかなか認められないっていうかですね、世界中はとにかく温暖化対策やってないのに日本だけやってるという、ま、こういった社会っていうのはちょっと異常ですよね。
で、火種となったアメリカですね、これはまぁ1988年に打ち上げたものの、その後1990年代から皮肉にもですね、農業好調になりまして悪くなくなったんですね。ですからまぁ、アメリカは手を引いちゃう、と。ま、ヨーロッパもそのうち「排出権で儲けたからいいや」ってことなってですね、ま、世界的にほとんど興味が無くなってきたっていうのが、ま、最近のことであります。
えー、ま、何しろですね、いずれにしてもあの、地球は現在の温暖期っていうのが来てですね、ここにグラフ示しましたけども、一貫して温度は少しずつ少しずつ下がってて、これはあの14万年前の前の温暖期も同じことなんですね。つまり、ネアンデルタール人が絶滅したイリノイ氷期っていうのが終わって、ま、現代の温暖期が来たわけですが、これも1万5千年ぐらい経ちますとですね、非常に寒くなるまであと数千年なんですね。えー数千年経つと日本どうなるかっていうと、その写真も一応ここに示しときました。
ええと大体、氷がですね、どのくらいか分かりませんが3メートルから5メートルぐらい日本全体にはりつめて夏も融けませんので、ま、日本列島には一人も住んでないと思います。このことがですね、数千年後に起こるんですよ。起こるにもかかわらず、例えば今度の原発事故でですね、1年5ミリに上げ得るというのは10万年に一回の事故に限るっていうのがまぁ、原子力安全委員会の事故の前の指導なんですね。
10万年に一回ってことは、日本列島が全部、氷に閉ざされてるってだけなんですよ。ただ、原子力安全委員会の人そんなこと勉強してませんからね。あの今の状態がずっと10万年も続くと思ってんですよ。そんなことありませんからね。ちょっと歴史を知ってりゃもう、地球物理学知ってりゃあですね、ま、そんふうになるわけです。
ええとCO2も出しとく必要があるわけです。CO2を出しますと温暖化するわけですが、100年ぐらいではですね、あまり効果ないんですよ、海に吸収されてしまいますから。大体千年ぐらい経つと若干、効果が出てくる…ということなんで、まぁ数千年から1万年ぐらいの間には頑張れるかもしれないな、ということですね。
ここで頭を切り換えなきゃなんないのは、多くの人はですね、「温暖化を悪いことだ」と教えられてるんですが、ま、もしできれば、あのご自分でですね、これまでの生物が生まれてからの地球の気温の変化というのを見るとですね、今ものすごく寒いことが分かります。ま、恐竜時代なんかに比べれば、ものすごく寒いわけですね。だから何とかこれを上げなきゃいけないわけですね。
それは何故下がってきたかっていうと、ま、CO2があった方が暖かくなるわけですね。ただこれ1億年とか、まぁ2千万年、3千万年ということなんですよ。その我々が言ってるようなその100年とかそんなことじゃ変わんないんですけどね。
だから私がうっかりですね、ま、「CO2増やすと温暖化しますから」なんかつったら、「先生、温暖化するじゃないですか!」って言うから、「そうなんです、そうなんです」と、「100年ぐらいは関係ないんですよ」と。ま、千年でギリギリ、ま、1万年ぐらいだと何となく効果が出てくる、と。ま、1億年ぐらいになるとはっきり効果が出てくる、そういうもんですからね。だから我々が生きてるとか、そんなの関係ないわけですね。だけど、今のうちから石油・石炭をどんどん燃やしてですね、CO2を出しといた方が良いことは間違いないんですよ、それは間違いないんですね。
特にあの、もし最近の報道が言ってるようにですね、マウンダー極小期っていうかですね、太陽活動が弱ってるときですね、それを同じようなことが起こり始めたのだとしたらですね、これはやっぱりCO2を少し急がないと、かなり寒さで大変でしょうね。私はそう思います。
で、あのちょっと思い出しましてね、岩上安身さんがですね、ネットの放送をやっとりましてですね、大変にこのフラットな良い報道をされてるんですけども。そのうちの一つで私とですね、対談したものがありまして、それのアドレスを貼っときましたので、ブログのですね。ご興味のある方はちょっと聞いていただくと、私もま、リラックスして話しておりますし、えー、なぜ自然エネルギーがダメかとか、なぜ温暖化が大切かっていうのをですね、やや楽しく知ることができるかもしれません。ま、それもですね、ここに示しときましたので、ちょっとご覧いただいたらと思います。
(文字起こし by danielle)