自民党時代が懐かしい・・・ (3/28)
最近の日本は暗い。この暗さは不景気とかそういうものではなく、ソ連時代の共産主義や憲兵に監視されているようなナチス時代の暗さに似ている。なにしろ、今まではまともだった「被曝は怖い」と普通のお母さんが言うと、子供の健康を心配しているお母さんが周囲から叩かれたr意地悪されたりする。一方で、被曝させた東電をみんなで守る時代になった。
私もいろいろな方から多くのメールをいただいているけれど、ほとんど「秘密にしてください」、「私が言ったことが判ると大変なことになりますから」という心配が書いてある。いつの間に、日本は監視社会になったのだろう?
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でも、ある地方に行ったときに、「まるで恐怖政治だから、早く民主党政権が終わりになって欲しいですね。」と言ったら、長く自民党を支持していた土建屋さんが「ええ、でもあの自民党に戻るのも・・・」と言われる。
わけを聞いてみると、利権政治というのも大変なようだ。なにしろ自分のところに仕事を割り振ってもらうには、選挙に協力し、パーティーに度々、顔を出しときめ細かくやらないと仕事が来なかったという。「行くのも怖い、戻るのも怖いですか」と二人でため息をついた。
自民党時代、怪しげなことが多くあった。なにかいつも裏で工作している感じはあったが、それでも「政策に反対したらしょっ引かれる」という感じはなかった。お金中心の世界だったが、それでも明るいところやおっちょこちょいでもあり、なにか抜けている感じがした。明るい日本だった。
でも、普天間問題、海上保安庁と中国との間の漁船問題等から、現政府が強圧的になり、官僚が威圧的になり、裁判所がすっかり国側について、なにをされるか判らないという不安に国民はおびえている。
現政府には日教組の人、市民団体の人など「市民とともに」とか「言論の自由」などを重んじて来た人が多いのに、なんでこんなに強圧的なのだろう?
現在の日本の状態が民主党政権の手に負えないのだろう。なにしろ、「減税する」と言って選挙をやった政党が「増税は絶対に必要」と言うのだから、まったく信頼性はない。これまで10ヶのウソをついたが、今度だけは正直だと言って、またウソをつくというのが続いている。
もともと、公約をすべて廃棄し、さらに逆に進んでいるのに選挙をしない。本来なら早く選挙をしなければならないけれど、自民党もほぼ同じだから、選挙は無意味なのだ。
原発を再開したいという人は、せめて「これまで原発の電気は欲しい、核廃棄物は子供たちに任せる」という図々しい政策は止めて、再開に関して同時に廃棄物の問題もケリをつけるぐらいの信念を持って欲しい。それでなければ責任ある大人とは言えないだろう
(平成24年3月28日)
--------ここから音声内容--------
えー、この前ある地方に行ってですね、いやぁあの、今の民主党政権暗くて、何かこう、その、戦争前の日本とか、ナチス時代とか、共産主義のソ連の時代みたいに、何か言うと身の危険を感じるんですよね。言論の自由の日本に居ながら、そんなこと、感じがするんですね。
私、でもこう例えば瓦礫の問題もですね、私が言っている瓦礫の問題っていうのは、何か特定の個人を批判したりしてるわけじゃないし、特定の業者を言ったりなんかしてなくて、国の政策について、ま、割合ときちっと、えー、論陣を張ってる(=論理を組み立て議論を展開する)つもりなんですが、罵倒されるんですよ。
あの、別にあの、意見の違う人いて良いわけですからこれ、民主主義ですからね。それからこの、瓦礫のその、移設に心配してですね、いろんなところでお母さん方が、我が子の健康が心配だ、と。これぐらい言っても構わないですよ。我が子の健康が心配だとお母さんが言ったらね、ヒステリーだとか何とかって罵倒されるってこれ、ちょっとおかしいですよね。
だけど現実にはあるんですよ。具体的なこと言いませんが、私のブログに色々情報寄せていただきます、多くの人が。それに基づいて私ブログ作ってるわけですが。えーもう、「絶対私が言ったと言わないでください」とか、「絶対、こういう会合で言ったと言わないでください」っていうのはもう、いっぱい来るんですね。ま、ほんとにね、こう脅されるって言うんですよね。こういうふうに脅されたっていう実例もいっぱいあるんですよ。どうなっちゃったんですかね?
でまぁ、私がそう思って、あの、私がある地方に行ったときに、「いやぁ、もうこんな暗いの嫌だから、自民党政権のときが懐かしいですよねぇ」って言ったら、土建屋のその人がですね、「ええ確かにそうだけど、あん時も大変でした」と。「なんかパーティには行かなきゃなんないし、細々(こまごま)としたことやんなきゃいけないし、選挙の手伝いをしなきゃもう、仕事が来ないし、あれも大変でしたね」って言うんですよね。二人でまぁ、苦笑いしてしまいました。
まぁだけども自民党時代はですね、やっぱりちょっとお金の利権に走ったり、えーまぁ田中角栄さん的なね、体質なんかもあったりしましたが。ただ明るかったですよね。何かとにかく、自民党政治の悪口なんか言ったって、もうカラッとしてましたね。自民党の方も「まぁ、そんなもんですよ」つってですね、まぁあの、何もそんな身の危険を感じるなんてことは、絶対無かったんですけど。
いやぁ、民主党になってから、あの普天間基地の問題だとか、それから漁船とね、海上保安庁の船の衝突事件なんかあって、後から何か強圧的ですね。ま、原発の事故が起こるともっとそうなりましたね。どうしてなのかな?と思いますよ。だって菅首相も結構、左翼寄りの人ですしね。それからこの…ええと日教組なんか出た、ま、自由な教育なんかをですね…主張してた方も政権にいますしね。
えー、どちらかというと今まで、ええと、発言の自由とかですね、言論の自由とかデモとか、そういうのみんな認めるっていう方の人が今の政権ですよね。それなのに政権に入っちゃったら今度、「あなた、何いうの!」とかですね、もう何か、僕なんかでも身の危険を感じるってなぐらいですからね。暗い日本になりましたね、ほんとに。
えー、まぁそれからもう一つは、そういうのに便乗したやっぱり、メディアとか、それから有識者、まぁ御用学者と言われる人たち…これまだ頑張ってるんですよね。えー、とにかく政府だって「減税する」つって、それがもう主力の政治だったのに、これが今「増税が絶対に必要!」つって他の人…抵抗する人たちを説得したりしてるんですよ。まぁとにかく公約でね、10個ぐらいウソついたわけですが。「今度が正直だ」つってもう、ほんとにどのぐらい信じられるか判りませんね。
それから私最近ちょっと言ってるんですけど、やっぱりね、この問題、原発の問題なんかでもですね、それから他の年金問題とかみんなそうですけど。やっぱり原発をやるなら、つまり原発の電気を貰うなら、核廃棄物も引き受ける、と言うぐらいじゃないとですね、大人じゃないんじゃないか?
つまり、まぁこれは自民党政権もそうでしたね、えー、「原発の電気は貰いたいけども、核廃棄物は子供に任せる」っていうようなことではいけない。やっぱりこれちょっと、全体的に変えなきゃいけませんが、そうすっと自民党もダメだし、民主党もダメだし・・・。えー、ちょっと軽い話題になってしまいましたが、何かよく分からない時代になりましたね。
(文字起こし by danielle)