日本の子供は大変(1)・・・すべて子供がやってくれる??(3/26)
【かつての日本】 「わしが追い腹を詰めるから、後を頼む」(武士の覚悟)、「命を捨てても田畑(でんぱた)を守る」(百姓の覚悟)と、日本の親は子供第一でその人生を送ってきた。子供もその親の心が判って親を大切にする良い国だった。
【今の大人】 「原発の電気は欲しいけれど、廃棄物は子供がやってくれ」(日本人全員の親)、「大人は1年1ミリだが、子供は1年20ミリ(1年に胸のレントゲン400回)でよい」(校長先生)、「電気が欲しいから原発を動かす。爆発したら土地は100年はダメだけれど、それは子供が被害をこうむるだけだ」(経済界)、「コストが安ければ子供の就職先など考えずに、外国に工場を造る」(産業界の親)、「税金は使いたくないから国債を発行し、それは子供が支払ってくれ」(貯金家)、「どんなに若い人が減っても65歳からまともな年金をもらいたいから、子供は支払え」(年寄り)、「研究して出世したいから学生は企業からの委託研究をタダでやれ」(大学教授)・・・・・・
どうしてしまったのだろうか??
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かつての日本のお年寄りは、死に場所を選び、寿命を削っても子供のために仕事(田畑)を残した。でも、そのような潔い大人は絶滅し、子供を出汁にして生きる人ばかりになった。私たちはそれに気がつかなければならない。
そのもっともひどいのは「原発の電気はもらいたいが、廃棄物は子供がやれ」というのだろう。日本の原発が本格的になってから30年ほどになるが、まだ原発の廃棄物をしまうところがない。大人は「廃棄物は危険だ」といって原発の敷地に山積みにしている。
でも、原発をやれば廃棄物がたまるのは当然で、それは大人もよくわかっている。でも「俺はイヤだ。子供がやれ」ということを続けている。経団連もそうだ。「日本経済のために原発を動かせ。でも廃棄物は子供の時代にやってくれ」というスタンスで、原発再開を訴えるばかりで、廃棄物の最終処分場を提案する気配はない。
経団連の人は「お母さんはヒステリーだ経済が判っていない」と言っているが、それほど偉いならアパート経営ぐらい判っているだろう。つまり、アパートを経営する場合、家賃を取ればトイレも使うことになる。つまり{家賃=原発の電気}だけをとって、借りた人に{トイレ=原発の廃棄物}はダメだと言っているわけの判らない家主のようだ。
原発トータルに対して責任を持てないような人は発言を控えてもらいたい。また、私たちも私たちの生活は自分が額に汗しただけで満足し、毎日、ご飯とお味噌汁とめざしが食べられればそれで満足し、後は子供のため、日本のために働くかつての日本人に帰りたいと思う。
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少しやんちゃでも、ゴミなどをそこら辺に捨てても、元気で夢を持った子供を育てないと、日本はかなり難しくなると思います。かつてアラブから日本に来たタンカーは今、途中で中国へ曲がっているのです。中国の親は一所懸命、子供の時代に日本より豊かな国になろうとしているのに、日本の親は自分のことだけを考えているように見えるのです.
(平成24年3月26日)
--------ここから音声内容--------
えーと今朝方ですね、あの、陸前高田市の瓦礫の問題を書いてましてね、いやもう…ほんとに子供かわいそうだな、と。えー、ほんとに小さな蛍光塗料(トリチウムという放射性物質塗料)のついたキーホルダーをちょっと持ってたくらいで、すぐ書類送検になってですね、市長さんはもう大量の瓦礫を…クリアランスレベルの瓦礫を扱ってですね、それで大丈夫って言うんですから。…と思ってやってたら、もうだんだんだんだん…色々思ってきてですね。
かつての日本は、「俺が…わしが追い腹を詰めるから後を頼む」と言って、えー、おじいさんは突撃したんですよ。これが武士の覚悟ですね。お百姓さんは命を捨てても田畑を守る、と言ってですね、頑張ってきました。いずれも日本の親は子供第一、そしてその人生を送ってきたわけです。子供の方も、えー、そういう親の心を理解してですね、そして親を大切にするという良い国であったわけですね。
私も小さいころ、ほんとに色んなあのー親というか…親ももちろんそうですし、えー、付近の大人からいろいろ保護していただいて今あります。ほんとに恩は深いですね。それに対して今の大人、原発の電気はほしいけど、廃棄物は貯蔵しちゃやだ、と。子供がやってくれっていうわけでしょう? ひどいもんですねぇ。大人は一年1ミリだけど、子供は一年20ミリ、一年20ミリったら胸のレントゲン400回ですからねぇ。これでいいと言う校長先生がいる。
電気がほしいから原発を動かすけど、爆発したら土地は100年だめだ、と。だけどそれは子供が被害受けるだけだからいいやって、今経済界はそう言ってますよ、ええ。えーコストが安ければ子供の就職先など考えず外国に工場を作る…えー産業界の親ですね。えー昔、命をかけても田畑を守るという、そういう日本人どこ行ったんですかねぇ。
税金は使いたくないから国債を発行し、それは子供が払ってくれっていうわけでしょ? もちろんお金はなくなりませんから、国債でも何でもいいんですけど、支払い元は子供になりますからね。どんなに若い人が減っても65才からまともな年金をもらいたい、子供は苦しんで支払え、と。ま、こういうわけですね。私は日本のお年寄りはこんなに(音声不明瞭)…ないってテレビで言ったら非常にバッシングされました。「あなたは年寄りの生活をどう思うんだ」…いや、そりゃそうだけど、それは違いますねぇ。
このごろ大学教授の収賄も問題になってますけど、研究の成果をあげて出世したいから、学生は企業からの委託研究をタダでやれ、と…これほんと多くやられているんですよね。学生が企業からの委託研究をタダでやって、それを研究発表して出世する教授っていうのは、もうほとんど全部と言っていいぐらいになりましたね。どうしてしまったんでしょうか。えーかつての日本のお年寄りは死に場所を選び、寿命を削っても子供のために仕事を残しました。しかしそのような潔い大人っていうのは絶滅したんのでしょうか。子供をダシにして生きるばかりの人のように私は思うんですね。
ま、やっぱりこん中で、最近のもので一番ひどいのは、原発の電気はもらいたいけど、廃棄物は子供がやれ、というやつですね。なにしろ程度問題ありますよ。日本の原発が本格的にやり始めてから30年にもなるんですから。まだ原発の電気だけ使ってんですよ。で、「原発の電気使うから、安いからいいじゃないか」 「じゃ、廃棄物は?」 「ヤダ…危険だから」 「じゃあどうすんの?」 「いや…原発の敷地に今積みになってて、いや…子供たちがやってくれよ」と。 「俺その間に死ぬから」って…これが今の大人ですからね。原発をやれば廃棄物たまるのは当然なわけですよね。
経団連がですね、やっぱり社会の指導者であれば、ちょっと言い方変えてほしいですね。えー、「日本経済のために原発動かせ」と。「だけど廃棄物は相変わらず子供の時代に片付けてくれ」っていうスタンスですよね。経団連はこの際原発再開を訴えるなら、廃棄物の最終処分場を経済界で決めて下さい。えー、経団連の人は「お母さんはヒステリーだから経済をわかっていない」と…いや、そんなことえばって(威張って)言うんだったらですね、アパート経営ぐらいわかってるんでしょうね。アパート経営っていうのは、家賃を取ってトイレを使うなってのはダメなんですよ。家賃…つまり原発の電気だけはもらう、と。しかし借りた人にトイレ…原発の廃棄物はダメだと言ったら、誰もアパートに入らないですよね。
つまり原発というもの…原子力発電所トータル、つまり電気も起こるけども運転上の危険もある、地震も心配だ、廃棄物も処理しなきゃいけない。東京がもし原発がほしいなら東京に廃棄物貯蔵(施設)を作って下さい。そうしたら自分たちが何を言ってんのかわかると思いますね。まー私はですね、この根本にはですね、えー自分で額に汗しただけで満足し、毎日一応ご飯と味噌汁とめざしを食べられればそれでいい、と。後は子供のため、日本のために働くというですね、かつての誠実な日本人に返りたいと思います。
えー、そして子供はですね、少しやんちゃでも、ま、ゴミなどあまり片付けずにそこら辺に捨ててもですね、元気で夢を持った子供を育てないと非常に難しいと思いますね。今、みんなが子供をいじめ、さらに、えー、日本の発展に今まで寄与してきた石油とか石炭がですね、途中で中国の方に行ってるわけですね。中国の親は一生懸命子供の時代に日本より中国が豊かな国になるように頑張ってるのに、日本の大人はほんとうにそういう期的なことを考えているんでしょうか。ちょっと私心配になりまして、えーと、ま、今日二つブログを書くに至りました。