緊急憤激 東電は日本から出て行ってください
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事故で引責辞任した東電社長の退職金 2億円
事故で電気代を上げる権利があると言った東電役員
4万ベクレルを超えるのに掃除に来ない東電と九電力
「定時降下物とは何ですか?」と聞く東電記者会見
日本人は「悪かった」と謝らなければ許されない社会に住んでいます。
交通事故や産業の事故とあまりに違うのに、記者(新聞、テレビ)が低姿勢!!
(平成24年1月6日 午後7時)
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ええと、あの、私はですね、まあ実はセシウムが非常に大量に漏れまして、もちろん新聞とかテレビで大騒ぎしなきゃなんない量ですね。というのは、三月のひたちなか市の平均が400メガベクレル、1平方キロメートル辺りですが。それの半分以上ですからね、今の時期に。もうそりゃあ五月ごろからほとんどゼロで、十一月、十二月ごろにはですね、ほとんどゼロか5ぐらいなんですよ。
それで皆さんこんなこと言ってんですね。降ったセシウムはもうこびりついて除染しても取れない、なんて言ってるんですよ。だからそんなセシウムが風で吹き飛ぶはずはないし…っていうふうに思ってですね、今一生懸命調べながら、東電の記者会見を久しぶりに聞いたんですよ。誰かがセシウムの事を聞いてくれないか、と。
そしたらねえ、それ聞いてて腹立っちゃいましたね。だってね、少し古いことですけども、事故で引責辞任した東電社長の退職金、2億円ですよ。まあ、こん時も僕、はらわたが煮えくり返っちゃったんですよね。だって、皆さんお母さんもね、旅費はかかるし、お子さん連れて。で、行く先には金がかかるし、夫婦は分かれて住まなきゃなんないし。もう色んなことがあったわけですよ。みんなお金出して。それでも2億円もらうっていうんですからね。
それからまあ東電役員、もっとすごかったですよ。事故が起こったから、電気代を上げる必要がある、その権利は東電にあるんだって言うんですよ。権利がある。いや、冗談じゃないですよね。例えば、食品で事故を起こした所がですよ、牛乳がなんか事故を起こした、と。「オレんとこは牛乳で事故を起こして、損益がなくなっちゃうから、牛乳を値上げする権利があるんだ」なんて言ったらどうなります? 一体。ねえ。
それから4万ベクレルを超える土壌っていうのは、東電が掃除してこなきゃいけないんだけど、全然来ない。九電力(九州電力)もほかの電力も知らん顔ですよ。そう思って腹立てていたら、今日の記者会見聞いたらですね、ある記者が一応聞いてくれました。「セシウムが非常に増えているんですが、いかがなされましたか?」と。
東電の記者会見の担当者、なんて言ったと思います?
「定時降下物とはなんですか?」って聞いたんです。記者がね「定時降下物が増えてるんです」って言ったんです。定時降下物っていうのは東電の代わりにですよ、文科省が三月からずっと、全部、「定時降下物」という名前を使って、空から降ってくるやつを表示してるんですよ。
これにはあぜんとしましたね。これはね、計画的に言ってるんですよ。「定時降下物ってなんですか? 私と関係ありませんよ」と。 「原発から外に漏れたやつは全然私と関係ありませんよ」と、こういう態度です。これ終始してるんですね。それで「多いんです」って言ったら「理由はわかりますか?」って言ったら、「福島の状態は普通の状態ですから、風で吹き飛んだんじゃないですか」って言うんです。「後は知りませんよ」って言うんですよ。
いやねえ、普通だったら風で吹き飛んだやつは東電が漏らしたやつじゃないですか。いや、「原因をすぐ追究します」だとか「ご心配だからこうです」とか言わなきゃいけないですよ。いや、この辺についてね、ある読者の方が文部科学省に問い合わせたらね、こうなんですよ。
「事故でも故障でもなく、平常通りですよ」って言うんですよ。いや、平常通りで252メガベクレルの…飛ぶんですか、と。降ってくるんですか、って感じです。まあ、どうにもならんですねえ。
私まあ、とてももうねえ、はらわた煮えくり返って今度音声にしたんですよ。もう文章で書いてたらね、もう腹が立って腹が立って困るもんですからね。久しぶりに少し感情的になりましてね。人間は感情的になることも必要ですよね。あんまり冷静だけじゃあ世の中良くなりませんよ。
だってエジプトだってね、リビアだって、まあ、ソ連ですら…ロシアですら、ネットがきっかけになって、社会でずうずうしい連中はとにかく退(の)けようってやってるわけですよ。まあどうしたんですかね、日本は。日本はですね、日本ってのは、「悪かった」と謝らなければ許されない社会なんですよ。これ、いいんですよね。悪いんじゃないんですよ決して。悪くても権利を主張するなんて社会は愚劣なんですよ。レベルが低いわけですよ。
だから日本では悪いことは悪い、と。いいことはいい、っていうふうにちゃんと区別をつけてたんですよ。事故を起こした東電は悪いんですよ。自分の漏らしたやつを知りませんよ、とか、「ああ、それは私たちの原発は今普通の状態ですから、風でも吹いたんじゃないですか」って、冗談じゃないですよね。
こういうことはもう、日本自体をダメにしますから。もう東電はね、日本から出てって下さい。もうね、困りますよ、こういう人たちがいると。もうね、変なね、アメリカみたいになっちゃって、アメリカがそうですけどね、アメリカでもいいし他の国でもいいけど…なってしまってですね、もうギスギスした、とってもねぇ、あの、住みにくいところになりますわ。
交通事故でもそうですよ。それはね、悪質な交通事故もありますけど、多くの交通事故は誤ってうっかりやっちゃうんですよ。それでもね、事故起こしてケガさせたらね、もう平謝りに謝って、そんな時にね「私に正当性がある」
とか「私は権利がある」とかね、「そんなこと知りませんよ」なんて言ったらはじき飛ばされますよ。
産業の事故でもそうですね。思い出せば雪印乳業の事故で、ええと、雪印がちょっと牛乳を使い回した、と。ね、かなり食中毒も出た、と。それで大騒ぎした、と。新聞記者なんかものすごく厳しく追及した。あまりの厳しい追及に、社長がエレベーターに乗った時に「私も寝てないんだ」って、こう言ったんです。で、「何言ってんの?」ってなったんですよ。だって「あなたね、食中毒こんなに出して、自分が寝てないのって(寝てないって言うなんて)社長なの?」って、こういう態度だったんです。
ところがね、今度記者会見聞いてみましたら、みんな東電に敬語使ってるんですよ。ね。まあ、日本人ってこんなになったんですかねえ。相手が強いと見ればぺこぺこする、と。で、私ね、実はね、最近ちょっとそう思ってんのはですね、実はあの、事故が起こってから突然、被曝しても大丈夫だとかね、私が一年1ミリシーベルトって法律ですよ、って言うとね、「法律を言うなんていうのは、武田はいけないんだ」っつったりなんかしてね、なんでこんなに、なんか非難するのかなぁと思ってました。私、非難されてもいいんですけどね…非難するのかなぁと思ったらね、ただね、虎の威を借る狐なんですね。強いものに巻かれようってんで、東電とか政府…まあ自治体もほんとひどいんですよ。
あの小学校かなんかがね、那須とかどっか旅行に行くっつったら、それをね、問い合わせた父兄に向かってね、自治体はこう言ったんですよね。「政府が言ってるからいいじゃないか」と。「あなたね、いつも''地方自治''って言ってないの?」と。 「住民を守るって言ってないんですか」と。
ねぇ。まあだけど、ほんとにね、東電のように悪いことを認めない日本人、虎の威を借る日本人、ダメですよ。日本人はね、昔から判官贔屓(はんがんびいき)って言ってですね、弱いものに味方をするのが日本人だったんですよ。正直に謝り、弱いものに味方するのが日本人だったんですよ。それが江戸っ子なんですよ。江戸っ子ばかりじゃなくても。
なんですかね、今の。まあ主に東京に住んでいる人ですけど。なんとかしてほしい、と。もうね、こういうことで日本に住みたくなくなっちゃうんですよ、私もね。まあ、ちょっとカッときましたので、ちょっと音声を入れてみました。