「777」

ラスベガスで荷作りをしていた時の話…

ホテルの部屋から何気なく、本当に何気なく窓から下を覗き込んだ。

パトカーの屋根の数字。

「777」

「ラスベガスだし、何か縁起が良いな…カジノで勝つよ!ってサインかな?」

と、直ぐに荷作りへと戻り、帰国するまでその事は忘れていた。

帰国してから少しして思い出し、直ぐに数字の持つ意味を調べてみた。

そこには…

「777…天使があなたに拍手を送っています。おめでとうございます。あなたは波に乗っています。
あなたの願いが叶いつつある事を知って下さい。
これはかなり肯定的なしるしで、さらなる奇跡が起こる事を予期していいのです。 」

これには本当に驚いた!

シャスタで奇跡が起こった事を見事に予言していた!

当たっている!

…さて。

シャスタ シティへ鉄馬と共に入って行ったK君。

端から端まで見渡せる位に小さい街だったので鉄馬を降りて歩いて散策する事にした。

しかし徒歩だと非常に移動が遅い(笑)

進んでいないのではないか?

と言う錯覚に襲われる。

人馬一体。

まさにこれが自分を表している。

自分は余り二本足では移動しない。

自分は鉄馬が居て初めて一人前だ。

射手座。

馬大好き。

鉄馬大好き。

前世をみてもらった事がある。

とにかくずっと馬と共に生きてきたらしい。

一つ前の前世の方も馬に乗っていた方だ。

あの西 竹一さんと交流があった方だと言う。

バロン西さん。

あの御方も馬と凄く心が通っていた方だ。

凄くかっこいい方だ。

話しを戻そう。

牛の様な歩みで(笑)シャスタの街を散策し始めた。

まずは…

不思議な物を売っている店に入った。

ん?東洋人らしき女性が店番をしているぞ?

「May i speak japanese?」

と、聞いてみた。

なんだ、同じ人種かぁ!とお互いに笑った。

今も交流は続いている。

そこで色々な情報を貰ったので、何となくシャスタがどういう所なのかイメージが湧いてきた。

愛のエナジーがとてつもないらしい。

お勧めの場所は、まずシャスタ山の雪解け水が出てくる泉へ行けと言う。

そこの水は本当に美味しいと言う。

ランチ ボックスを持って行ってまったりするのもお勧めよ、とも言われた。

よし!

まずは泉へ行こう!!

鉄馬に颯爽と跨り泉へと向かった!

つづくHarley Davidson 北米大陸一人旅  シャスタ&セドナ編
モーテルのベッド。

外はもう明るい。

時刻は6時前。

カーテンを開けてみる。

建築現場へ行くのだろうか、荷台に脚立等の道具を載せたトラックが通り過ぎた。

自分も早速着替え、鉄馬に荷物を積み始めた。

5号線を走るだけとなった今、少しでも早くシャスタへ行きたかった。

モーテルで食事は取らずにガソリンだけ満タンにして5号線へと向かった。

辺りは完全に陽が昇っている。

昼間には暑くなるのだろう。

フリーウェイに入ると一気に加速した。

あと4時間もすればシャスタへ着くだろう。

シャスタ山。

早くこの目で見てみたい。

快調にフリーウェイを飛ばしていたが、やはり腹が減った(笑)

目に入ってきたEXITを降りる。

「SUBWAY」

早朝からやってる店はここ位しかないらしい。

ファストフードは食べないのだが仕方ない。

アメリカでは必ずレストランに入る。

そしてSUBWAY。

中に入ると、えっ?と思う位に可愛い女の子が一人。

「hi!!」

笑顔もとっても可愛い!

他に客はいない。

飲み物とサンドウィッチをオーダーした。

サンドウィッチを包みながら、自分に話しかけてくる。

「何処から来たの?」

「その格好は…バイクで来たのね?かっこいいわ!」

「アメリカは好きなの?」

「日本てどんな所?」

沢山質問された。

その他にも色々と話した。

凄く目が澄んでいる娘だ。

純粋な娘だと感じた。

笑顔も本当に素敵な娘だ。

モテるだろうなぁ…と思った。

手元を見ると何やら包んでいる。

端っこが欠けて商品に出来ないクッキーを包んでいた。

SUBWAYではクッキーも売っていた。

なんと!!

その包みを僕にくれた。

大きいクッキーが4~5枚は入っている!

びっくりしている自分に、にこやかに「話してくれたお礼よ('-^*)/」

と、言ってくれた。

素直に嬉しかった・°・(ノД`)・°・

優しい娘だなぁ…

本当に素敵な娘さんに出会えた。

大事に大事にクッキーを鉄馬へしまい込み、

温かい波動がたっぷり詰まったサンドウィッチをほうばった。

アメリカではこういう素敵な思いを何回も何回も何回もしている。

全て大事に心にしまってある。

幸せだなぁ~!

腹も心もパンパンに満たされ再び5号線へと戻った。

暫く走るとシャスタの文字が沢山出てくる様になった。

いよいよか!!

湖も沢山出てくる様になった!

木が沢山ある!

風景と雰囲気が徐々に変わってきている!

何か今までと違う。

そんな事を感じ取っていた。

鉄馬に乗っていると微妙な空気の変化がわかる。

カーブも坂も多くなってきた。

その合間にちらほらと山が見えている。

最初はわからなかった。

ん?

もしや…あれがシャスタ山?

ぐんぐんスピードを上げていく。

車を何台も抜かす…

間違い無い。

あれがシャスタ山だったのだ…

シャスタ シティへと向かう看板に従いフリーウェイを降りる…

街が出てきた。

ラスベガスからおよそ14時間…

ここが人生の重要な分岐点となるとはこの時は想像だにしなかった。

鉄馬と自分はゆっくりとシャスタ シティへと入って行った。

つづくHarley Davidson 北米大陸一人旅  シャスタ&セドナ編-画像-0012.jpg
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さて。

砂漠の街から死の谷へ、そして緑溢れる国立公園、幾つかの小さな可愛らしい街を抜けて、

シャスタへと順調に走っていた。

鉄馬も快調だ。

そして5号線へ。

サクラメントに近付くにつれて車が多くなってくる。

フリーウェイ沿いの街も大きい。

シャスタとはどんな所だろう?

出発前、父にシャスタの事を聞いた。

「シャスタは行った事ある?」

「昔、自分のセスナの上から見た事はあるよ。陸上から行った事はないなぁ…」

「セ、セスナから??」

「そうだよ(笑)それより、5号線は景色がつまらないぞ。お勧めの道はなぁ…」

と言う会話を思い出していた。

…5号線はモーテルやガソリンには絶対に困らない道だ。

フリーウェイ沿いに沢山のモーテルやファストフード店の看板が出てくる。

何処に泊まろうか迷う位だ。

今回は5号線を使うのは最小限に留めておいた。

確かに景色がつまらない(笑)

しかし、ただの移動には便利だ。

ここをひたすら走るとシャスタへと着くのかぁ…

と、思いは再びシャスタへと…

ファストフード店の看板、モーテルの看板…

一体幾つ通り過ぎたであろうか。

辺りは夕暮れから夜になろうとしている。

そろそろ宿を探すか。

「williams」

夜のフリーウェイを楽しんでいた自分の目に入ってきた看板。

今晩はこの街に泊まろう。

辺りはすっかり夜となっている。

フリーウェイを降りて街を端から端へと流してみた。

やはり小さい街であった。

あっと言う間に端まで来てしまった。

何軒かのバー、スーパーマーケットもある。

スーパーマーケット内を徒歩で軽く流してみたが、自分の食べたい物が無かったので飲み物だけ買って、

再び夜の街へと戻った。

すると、メインストリートの一角に軽食を扱う店を見つけた。

店の前に鉄馬を停め中に入る。

手入れが行き届いている、清潔そうな店だ。

中でも食べられるが、持ち帰る事にした。

目の前でオーダーの物を一生懸命に作ってくれている若者。

それを手早く紙の袋に入れて渡してくれる。

紙の袋。

いかにもアメリカ的な感じがして凄く好きだ。

一生懸命作ってくれた若者にお礼を言って店を出た。

夜のカリフォルニア。

目立たない小さな街。

今日も思う存分鉄馬と共に走った。

まだ走りたい。

しかし。

今日はここで一旦休む事にしよう。

鉄馬に跨る。

街灯の少ないこの街。

ひときわ明るいモーテルのサイン。

何軒か廻り値段交渉だ。

エンジンに火を入れる。

静かなメインストリートに鉄馬の鼓動が響く。

ゆっくりと鉄馬を走らせる。

まずはあのモーテルに入ってみよう…

つづく…Harley Davidson 北米大陸一人旅  シャスタ&セドナ編-画像-0010.jpg