管理会社の責任 | 賃貸物件の法律トラブルに悩む大家さんのための法律相談事務所ブログ

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賃貸物件(アパート・マンション等)の経営のさまざまな法律トラブルを解消。東京の銀座第一法律事務所の弁護士が書いているブログです。ハロー大家さん♪

ハロー大家さん!


今日は、私の本を読んだという大家さんから電話で相談がありました。


無料の電話相談はしていないのですが、ちょっと興味のある話だったので、話をしてしまいました。




相談の内容は、家賃の滞納事件なのですが、相手は入居者ではありません。


相手は、管理会社です。


家賃の滞納があったので、大家さんが、入居者と連帯保証人に請求するように管理会社に依頼しました。


ところが、管理会社から、連帯保証人には請求できないという返事が来ました。


理由は?


実は、管理会社が、連帯保証人の署名・捺印をもらっていなかったのです。




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当然大家さんは怒ります。


この場合、大家さんは、管理会社に、滞納家賃分の損害賠償請求ができるのでしょうか。


なかなか難しい問題です。



まず、管理会社と大家さんの契約内容が問題です。


連帯保証人を必ずつけるということが、契約内容になっていなければなりません。




次に、損害があるかです。


連帯保証人がいても、連帯保証人にお金がなく、回収できない場合もあります。


つまり、仮に連帯保証人が署名・捺印していても、その人にお金がなければ、どうせ取れないのです。


となると、署名・捺印を取り忘れたことと回収できないこととは無関係では、となります。



この2つのハードルをクリアできれば、管理会社に滞納家賃分の損害賠償請求ができる可能性があります。


いずれにしても、難しい事件になります。