ローフード天国!。
...だったら良いのになぁ。
私の住んでいるミシガン州は、位置としてはクリスチャンロードと呼ばれるアメリカの真ん中を縦に走る線の上の方に位置する、湖に囲まれたカナダとは橋を隔てるだけのお隣に位置する、ミトンの形をした州。
1年のうち、半年くらいは冬、の雪国で、4月の終わり頃~5月に春が来ると一気に夏に突入して、暑い日々が続き、8月の終わり頃には日が沈むと冷え込んできて9月になると葉っぱが色づき秋がやってきて早いと10月の中頃から雪がちらつき始め、冬がやってくる。そんな感じ。
車社会で、公共機関が発達していないので冬でなくても運動不足になりがちで、冬になると雪が積もったり、道が凍ったりで危ないので、ますます運動不足になるのでアメリカの中でもトップを行く肥満率を誇る州。
州の上半分は森で、湖に囲まれていて、下半分は住宅街でいわゆる郊外、という雰囲気。
ドミノピザや、ケロッグ社が生まれた州でもあり、一方で、マクロの製品で有名なエデンフーズが生まれたアナーバーというプログレッシブな大学の街もある。
デトロイトはその昔、車の工場がひしめく以前はアメリカのパリ、とも言われた素敵な西洋建築のビルが建ち並び、路面電車も走っていて、道はレンガで、もしデトロイトがお金持ちで街を復興できたらどんなに素敵だろう。と思う。
今では車の工場はもっと安くて土地のある他の州や国に引っ越してしまって優雅だった街はまずは工場に押しのけられ、そして彼らが去ってからは失業者のあふれる廃墟のような街になってしまった。
工場で働く労働者達の中でジャズが育ち、ファンクが生まれて暴挙が起きてパンクが生まれてテクノが生まれてアートシーンが育って...労働者と失業者の街、タフなデトロイトと、その昔ピッピー学生が溢れた先進的な学生街のアナーバーを持つ、文化としては面白い物が育っている土地。
では、ローフードは?
というと、結構長い歴史があって、raw food faily のビクトリア ボーテンコさんファミリーがローフードを始めるにあたって滞在したリトリートセンターが70年代からあり、
http://www.creativehealthinstitute.com/index.html
その後、80年代にはもう一つ、ここもやはりアン ウィグモアさんのもとで勉強した人が作った
http://www.Natures-Haven.com/
もあって、ローフードを教えている人達も地域ごとにいたりして、結構歴史があるのに何故かずっとレストランが出来なくて、表に出てこなかった感じ。
私がジュースバーで働いていたヘルフフードストアでは、ローを実践している人、取り入れている人もいて、じわじわ来ている感じのあった2008年、その頃住んでいた家から15分位で行ける隣町に、red pepper deliというちょっと変わった名前の小さなレストランが出来た。
お店が開く少し前に、レストランのオーナーのキャロラインさんがジュースバーに立ち寄った事があって、「働きたいです。」と言ったら「あなたは仕事もちゃんとあるのだし、私の店は出来たばかりでこれからどうなるのか分からないから...」と気弱な事を言われて、どうした物か...と思ったけれど、週一日、ジュースバーのお休みの日に働き始めて、ローフードも、ベジタリアンでえない子ばっかりの働くレストランを見て、「私が力になれる事があるはず!」と意を決してフルタイムで働き始めて(ヘルスフードの皆には馬鹿な事はやめなさい!と止められまくった...苦笑。)、それから、オーガニック素材で新鮮な物しか提供できない、一から全部作らなければならないローフードレストランの苦労、気苦労、長い労働時間、色々...何も知らない、思いつきで始めたようなオーナーさんと二人で、手探りでこの小さなレストランを潰したくなくて、ミシガンでたった一つのローフードレストランに訪れる人達に素敵な美味しい一時を味わって貰いたくて必死に働き始めて、シェフへの道が始まりました。
red pepper deliのある街は小さくてかわいい素敵なダウンタウンがあるのだけれど、、隣町なのに行った事もない、特に用事のない街な上に交通の便が悪く、先ず、皆に知られるのにもの凄く時間がかかったし、ローフードも田舎のミシガンではニューヨークや西海岸程には浸透していなくて、人口が少なくて、本当に大変!でした。私は経営者ではないけれど、毎日、色々相談されて、信頼されていたし、一番知識があって、情熱があって、器用だったのが私だったのでオーナーさんがやる事意外は私が色々やっていて、新しい事を始める苦労。を沢山味わいました。
これがもし、アナーバーだったら、もっと人通りも多くて、新しい物が好きで、菜食者も沢山住んでいて、きっともっと楽だったに違いない。と思うけれど、アナーバーまでは車で40分くらいかかるので、通える範囲の近くにお店ができた事は本当に奇跡とてでも言える出来事でした。
(務めていたヘルスフードストアも、なんでこんな所にあるのだろう。って位、何にも無い街にひょっこりあって、でもそれも、同じ街のはずれで車で15分くらいの所だったので、働く事が出来た。これも奇跡的。その頃私は車を共同利用していたので、遠くには通えなかったのです。)
ローフードとミシガン州。その2に続く...。
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