ローフードとアメリカ。 | Hello Kitchen ~ organic raw living vegan food & eco life

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アメリカ一人暮らし*菜食*ローフードカフェ*

去年の終わり頃から、2011年は日本に旅行する!と心に決めて、計画を立てるために友人のkちゃんとメールでお話を始めて暫く経つ。
その会話の中で、kちゃんがローって何を食べて良いのか良く分からない。お豆腐やお味噌は良いの?ご飯は?と聞かれて、ローフードは別名リビングフードで、調理された物でも、その後、発酵させて、熱処理を加えないで生きた状態で食べたり、野菜や果物も、出来るだけ丸ごと、旬の物を、出来れば近くでとれた物を新鮮なうちにいただく。中には、野菜を軽く、短時間蒸したり、茹でたりして素材の味や栄養を壊さないように調理したものを取り入れる人もいるし、生のお肉やお魚等の動物性の物を取り入れる人もいるよ。甘味料はデーツとか、自然のままの甘味料を使うけれど、メープルシロップとか、ミシガンは産地だし、栄養も一杯だから取り入れているよ。あとは、穀物、お豆、種、ナッツ類はお水に浸して仮死状態から目覚めさせて、柔らかく、消化をしやすくして食べたり、発芽させて一番元気な状態でいただくよ。という感じで伝えてみると、なんだそうかー。日本には昔から沢山のリビングフードがあるよね。と分かってくれた感じ。

今でも何パーセントローですか?と聞いて来る人がいるように、厳密に言い出すと細かい事も出てくるけれど、新鮮な、生き生きとした素材を無理無く生かした食事。医食同源、でも、難しくない、心と体が素直に美味しく喜ぶ食事。ロー100%とか、カロリーとか、体重とか、数字じゃなくて実感として気持ちのよい、心地の良い食生活。

アメリカでは特に去年あたりから、暫くローフードを実践した沢山の人が、本当に自分の体にあった食事。というのを求めて、100%ロー神話、見たいのは無くなっている感じ。みんな、それぞれに、リラックスして、それぞれの食生活を探し出している。
勿論、ローの食事が一番合っている人もいるし、そうでない人もいる。菜食で通す人もいるし、そうでない人もいる。
遺伝子組み換えや添加物、環境ストレス等でアレルギーも多い今、本当に人によって食べ物は様々。
私はシェフという職業になる前からずっと色々な人にご飯を作ってきて、どうやったら皆が同じ食卓で、同じ物を楽しく、安心して食べられるのか。を考えてご飯を作ってきて、辿り着いたのがローだった。という所があって、色々なイベントで発酵した食べ物や飲み物、ローのスィーツやスナックを皆に食べてもらって食との喜びの出会いの場を作ってそれぞれの反応を見たり、その後の変化を知ったり、そういうのを通して、ローって素敵。を実感してきた。
勿論、ココナツアレルギー、ナッツアレルギー、等等、気をつけなくては行けない事も多いし、全ての人が食べられる、とは限らない。
それはいつでも私の課題で、毎日がお勉強と、挑戦の繰り返し。

ローフードと出会って、それをどれだけ続けるかとか、気に入るかとか色々だと思うけれど、例えば1週間でも、1ヶ月でも、1年でも続けた人は、その後の生活に何らかの良い変化があった人は多いと思う。
新鮮な食べ物、オーガニックの食材を取り入れる喜び、シャンプーや石けんを本当のナチュラルな物に変える、味覚の変化(塩辛いとか甘いとかが分かるようになる)、ファーマーズマーケットに行って、作り手との距離が近くなる、健康って状態を知る...。
ローフードの力は、出会ったその後の生活に与える革命。別に何パーセントローだとか関係ない。どれだけ長くやっているかとかでもない。
ローフードシェフになって、カフェやレストランで働くというお仕事は、難しい情報に振り回されず、目で見て、触れて、食べてみて、喜びを体験してみる。そういう機会を与える事、お手伝いが出来たら嬉しい。そして勿論、こんなに美味しくて奇麗な物に出会ってもらいたい、食べたい。って気持ちが一つになった場所...。

アメリカは、他の土地からやってきた人達が、原住民の人達から土地と寄り添った生き方を教わらずに、まるで反発したような生活をして、缶詰や袋に入った既に加工済みの食べ物みたいな物を、電子レンジで温めたりして、炭酸飲料と、ポテトチップスなんかのスナックと、(変な色の)チーズと一緒に食べる、とかマクドナルドとか、ドライブスルーで注文して、車の中で運転しながら食べる、とか。そんなめちゃくちゃなのがアメリカの食生活。
石けんも、洗剤も、シャンプーとかローション、化粧品も薬品だらけ。
それが、ローフードという、新鮮でクリーンな食生活に出会うと、革命が起きる。
元々住んでいた土地から遠くは慣れて暮らすというのは、それだけで体に大きなストレス、負担がかかる。それをずっと薬品の劇的な刺激で誤摩化してきたのが、病気として現れて、限界に近くなって、ローフードが脚光を浴びた。
アメリカに引っ越さなかったら、どうなっていたか?それは、今では分からない。ローを取り入れていたかも知れないし、シェフになったかも知れない。
精進料理と和菓子が大好きだから、そっちの道にもっと傾倒していたかも知れない。
いずれにしても、ローフードは、一番美しくて美味しいアメリカ料理。
だから、私は此所にいる。
日本に行って、美味しくて奇麗な日本の食材のローフードに出会うのがとても楽しみ。
私の作る料理は、アメリカのミシガンの人が喜ぶご飯なので、日本で同じように作っても、美味しいかどうか分からない。
もし時間が許すなら、日本でその土地に合ったローフードを作ってみたい!とも思う。
いつか、そんな機会が訪れたら良いな。

とりとめも無く書いてしまった今日の日記だけれど、もし読んでくれた人がいらしたら、心からありがとうございます。

雪の降る、ミシガンより愛を込めて。


*おまけ* 
沢山いるローグルー等と呼ばれるメディアに出て、ローフードを率先して広めている人達の中では、david wolfがやっぱりダントツ人気だと思うけれど、私はこの人がなんだか好き。
http://www.danielvitalis.com/
私はビーガンだし、スーパーフード、サプリメント(この人は主に自然水、ハーブとか、身の回りで穫れる物が多い)も殆ど自分の食事には取り入れないし、入れ墨もピアスもしようとは思わないし、マッチョな人は好みではないのに、何故かこの人は奇麗。と思える。不思議。


アメリカ、日本、国境を越えて素敵や楽しいを共有/交換できたらいいな。
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