アインシュタイン
『すべてに質問を!』 Question Everything アルバート・アインシュタイン彼にとって質問とは、知識を得るための手段ではなくて、思考を自由にするための行為だった。子供の頃から常識や権威をそのまま信じることに強い違和感を持ち、先生に言われることにも『なぜ?』が止まらなかった。彼は後にも『大切なのは、問いをやめないこと』と言った。そして哲学的にも『質問すること』そのものを”謙虚さ”と”自由”の証だと考えていた。人間の理解には限界があるからこそ、世界に対して常にオープンでいようーーーそれが彼の信念だった。知識を得るための質問は『正解を当てに行く』方向。例えば、これの答えは何?どうして空は青いの?みたいにゴールを知るために問う。でも彼がしていた質問は『本当に空は青いと決まっているのか?』のように、前提を解体していくための問い。世界を『正しく説明するため』じゃなく、『もっと広く感じるため』に問いを立てていた。自分の考えは絶対ではない。世界にはまだ知らない側面がある。その謙虚さ。解釈を広げる質問をすると、人は与えられた前提から抜け出して、自分の思考で世界を見直そうとする。その自由さ。自分の理解は不完全だと認めることが、思考を自由にさせる出発点。『限界を作らずに広げようとする』だと、自分の理解を万能なものとして捉える。それは世界を自分の中に取り込もうとする行為になる。アインシュタインがやっていたのは逆で『自分の理解がどんなに広くなっても、世界はもっと広い』という前提を持つ。だからこそ、永遠に世界の方に開かれていられる。どこまでいっても『私はすべてを知ってはいない』という謙虚な態度でいたからこそ、彼の世界は広がった。