デール・カーネギーの著書『人を動かす』を、『自分を動かす』にひっくり返す

002間違いを認めさせようとしない


いくら口論をして相手に間違いを認めさせようとしても、徒労に終わる。


相手は自尊心を傷つけられるから、意固地になって自分の間違いを認めようとしない。


相手の間違いを指摘すれば、自分は自尊心を満たすことができて気分がいいだろう。


優越感にひたることもできる。


しかし、それは大きな犠牲をともなう。


なぜなら、相手は面目を失い、気分を害してしまうからだ。




間違っているから直せとたくさん言ってきた。私が正しいからって。


その時の私は、優越感に浸りたかったというよりは、優越感の位置にいないと立っていられないほど自信がなかったからだ。


だからそんな位置に立っても、相手が謝っても、気分は全然良くなかった。


自分なら間違いを指摘されて、認めろと言われ、こっちが正しいんだと正論を突きつけられたとしたら、二度とやりたくないし関わりたくもない。


そんなことを人にする自分は、他人以上に自分にミスを許さなかった。


自分に課すルールは、もれなく他人にも発動するから。


だから緩めるべきは他人へのジャッジよりも先に、自分へのジャッジとルール。


自分の話を聞いてあげる。

間違うことをそこまで恐れるのはなんで?

何が怖いの?

間違っても責める人はもう私しかいないから大丈夫だよ。

他人は幻。

自分のことを許していこう。

間違う自分も、怖がる自分も、ジャッジする自分も、嫌われる自分も、人間だから。