伯父が癌だった
何週間かまえに
偶然ショッピングセンターの駐車場で見かけた
この何十年で初めて
偶然に見かけた
仕事の電話中みたいだったから
話しかけなかった
そのあと
その伯父が末期癌で
年内に亡くなるかも…というニュースを受けた
うう~ん
その後
入院してから
奥さんが離婚したいと申し出て
彼らは離婚した
うう~ん
実は
それについては
なぜだか薄々と気づいていた
あの二人
離婚するな
そうおもったら
やはり
これは第六感とでもいうものか?
だから
今日、母からそれを聞いても驚かなかった
伯父は
もう、それについては不愉快だから
話題にするなと
周りのみんなに言っているそうだ
まあ、そうだろう
伯母は
ちょっと変わった人だった
伯父は心底純粋で
「いい人」
どっちが悪いとかはない
この状況で
離婚するなんて!!と母は怒っていたけど
私は
この状況だからこそ
整理できてよかったんじゃないかと思う
母は昔
宅建の免許持ってたことで
彼の不動産会社を手伝っていたことがある
(伯父が宅建取るまでの間ね)
私は保育園行ってるくらいの子供のとき
たまに伯父さんの事務所に行っていた
お昼になると
出前のいい匂いのラーメン
(やかんにスープを入れてくるのが印象的だった)
色とりどりのガムが入ったアイスクリームなんかを
その事務所で食べていた記憶がある
伯父さんの吸うタバコのにおいがしていたが
とてもリラックスして
楽しく過ごしていた
母はもともと
不動産が好きである
母は昔 いつも一人のとき
ひっそりと
広告の裏に
どこでもない、特定でない家の間取りを書いていて
私が「何、それ?」と聞くと
恥ずかしそうに「何でもない」と隠してしまうことが
何回かあった
私はそのときから
ああ、母は本当はこういうことがしたいのかな?と思ってきた
伯父がこんな状況で
離婚になり
不動産事務所を
維持しているのは事務の従業員さん
伯父は母に
その事務所を引き継いでほしいと
はっきりとは言わないけど
そんな感じらしい
私はそれを聞いて
「いいじゃん。おかあさん、すきでしょ?その仕事」と言った
そしたら
「うん…そうだけどねえ…今の仕事もあるし…」
と
言っていた
不動産の仕事
本当はしたいんだろうなあ
いまさらだけどなあ
でもきっと
好きな仕事って
いつできるのか
どんなタイミングでどんなふうにめぐってくるか
わからんものだ
そう思った
実際母が
どんな選択をするか
わからんけど
とにかく
人生はいつどうなるか
わからんものだね
めぐりめぐり
どうなるかなあ?