イラスト&ショートストーリー製作工場 -21ページ目

「宮沢賢治を語る河川敷の石」

私は多摩川河川敷の土手にあるものです

ゴロゴロした大小の石が

あたり一面に散らばっています。



時折、散歩に訪れた人間たちの歩きを煩わせますが

悪気はないので許して下さい

ただ、そこにあるだけなのですから。



そもそも、ここは本来、川底にあるべきで

数十年前から人間が川を堰き止めてしまい

こんな具合になってしまっているのです。



山から削り落とされた時は握り拳ほどの体格でしたが

今では親指ほどになってしまいました

時の移り変わりというものでしょうか

いいえ、それを悲しんでいるわけではないのです

むしろ逆なのです。



ここに落ち着いて六十年ほど

もうここで過ごすのにも飽き飽きしました

一年が二年、そして三年と退屈な日々なのです。



かといって雑草ごときにこの場を譲りたくもない

つまらない意地です。



時々、気まぐれな人間たちが小石を手に取り

川に投げ入れるという遊びに興じていますが

私もつくづく、川の中に投げてくれないかと思うのです。



できることならば川の流れに身をまかせて

海にたどり着き、時の移ろいと共に砂と化したいものです。






わかっていただけますかね

待つだけという辛さというものを。

「人生訓めいたもの」

年を取って、失っていくものは



体力、夢、親とか友だち、汗や素直さ



髪の毛とか時間、それと恋。




逆に、得たもの



忍耐、欲、少しばかりのお金と経験



それに伴う嘘。




どちらでもないものたち



妻と子供、これはどうなるかはわからない





世の中、実にバランスが取れている。

「ダヤン風に、ななを描いてみたら」

池田あきこさんの著書

「ダヤンのパステル教室」


本の中で教えられた方法で

なな(トイプー)を描いてみました。




ダヤンは猫ですが・・・犬もありかな

なんて、思いません?


なんだか、物語を始めたくなりました。