6月某日、やっと土地の契約になりました。
売り主さんと担当の不動産会社の方と直接お会いして契約を交わしました。通常すぐに本契約し引き渡しになるようなのですが、売り主さんの条件が1つだけあって、年末に新築予定のマンションに引っ越しをするので、それまで本契約を待って欲しいとの事。我々はそんなに急ぐわけでもないので快諾。手付金をお支払いして、本契約は年末にするという事になりました。
そして土地の契約に関して不思議な光景を目の当たりにすることに!
この手付金なのですが、買い主から売り主さんに現金を直接手渡しでと言われたのです。百数十万の端数ありな金額を口座振替を利用せず、直接売り主さんに手渡しですよ?!
そんな金額のお金を持ち歩くのが嫌なので、なんとか口座振替にならないか頼んだのですが、昔からの風習で手渡しでお願いしますとのこと。なんじゃそりゃ。
更にそんな大きな金額のお金を用意するには平日の真っ昼間に銀行窓口に行って下ろさなくてはいけないというハードル。急にそんな事言われても共働き夫婦には無理難題。
仕方ないので、何日かにわけてATMで限度額まで下ろして、なんとか手渡し分の金額を用意しました。
そして手付金を売り主さんにお渡しした後に行われるのが当然現金の確認です。
私たちは想像していました。お金をセットするとバラバラバラッと数えてくれるドラマとかでよく見かけるマシンの登場を。それが何と売り主さんが一人で手で数えなくてはいけないというのです! それも昔からの風習だとの事、、。
無言のまま売り主さんが一人で延々と現金を数える姿をその場の全員が見守るという構図は何の罰ゲームかと。百万超えると数えるのって相当時間かかるんですね。もちろん途中で解らなくなって数え直しという姿もありました。
非常に申し訳ない気持ちでいっぱいになるのですが、それもすべて昔からの風習とやらのせい。
ちなみにこれ、土地の本契約の時にも金額の一部を手渡ししなくてはいけないらしく、同じような光景がもう一度見られます。本契約の時はローンを組んだ銀行で現金を渡したのですが、あのお金をバラバラバラっと数えてくれるマシンの登場はありませんでした。売り主さんは学習したらしく、お金を数えるための指につけるゴムキャップを用意されてきていました。
そんなこんなで土地の契約は着々とすすみ、具体的に家の事をかんがえる時期に入ってきました。通常土地は契約後、すぐに引き渡されるのでその直後から施工をはじめるべく家の設計に時間がとれないようなのですが、我が家は半年の猶予が生まれたために通常より家の間取りや設計にたくさんの時間を費やすこができるようになったのは幸いです。
