当たり前なのですが、土地の契約って実印が必要なのですよね。でも、日常の生活において実印ってあまり使わなくないですか?
旦那さんにに実印登録しても問題ないようなはんこを持っているか尋ねたら、中学校の卒業の時にもらったハンコくらいしか持っていないと言われました、、、。
ああ、確かに婚姻届もそのハンコでしたね。ていうか、婚姻届ってそんなハンコでも問題ないんだね、、、。そういえば私の友人は離婚届書くためにハンコが見当たらずダイソーで買っていたっけ、、、。
とにかく土地を買うって決定してから契約まではあまり時間の猶予がないので急いでハンコを作って役所に行って実印登録をしなくてはいけません。急いで注文です。我が家は色々不安はあるものの、背に腹はかえられないので時間がないからネットで注文！
実印とはいえネットで注文するのに象牙や天然石などの高級素材使ってどうする、、？ そして通常手彫りで作られるような柔らかな素材だといつか落として割って不吉な感じになってしまいかねないという思いから決定したのがチタン製のハンコ。素材が丈夫なので工業用レーザーで彫るようで、一度版下を作ってもらい確認して他人と被らないよう微調整してもらい、それを彫ってもらうのです。
ただこの固いチタンのハンコ、、、丈夫でいいのですが唯一の難点が。
固すぎて非常に押しづらいのです。
ゴムや柔らかい象牙のハンコだと素材の柔らかさでポンと奇麗に押せるのですが、チタンハンコは朱肉をつけて押した段階で全体にしかも垂直に力を入れないと均一に押せないのです。
全体に力を入れるにしても、ちょっと油断すると二重押しになったりも。
契約書においてカスレ、二重押しの印鑑は厳禁、、、！
１つ押すのにかなりの緊張感と気合いが必要になるのです。
土地の契約、住宅ローンの申し込みは想像を絶するくらいの大量の書類にハンコを押す事になります。サインも最初は覚えていなかった住所をソラで暗記するほど書かされます。それこそ何時間も、、、。こんなことにこんなに何故体力が必要なの？？と疑問に思いますが、もう仕方ないんです。一生にそう何度もある事じゃないので。
とにかく、家を買うために実印が必要な人は柔らかい素材で作ると契約の時楽だと思います。
そして素材や手彫りに拘りたい人は早め早めに作って印鑑登録しておいたほうがよいです。いざ契約！って時苦労します。
あ、チタンが悪いって言ってるわけじゃないんですよ？ 固いし、丈夫だし、印字もシャープで美しいし。ただ何回も押す時は覚悟してください。
、、、って言っておりますが、実際判を押したのは我が家は旦那さんだけなんですけどね！
我が家は旦那さん単独の名義で建てるので。
建築会社の方にも最近は単独ではなく夫婦で共同名義にする方が多いから、そのほうがいいと勧められたんですよね。理由の一つは万が一離婚する時に財産の分与で揉める事が少ないから、、と言われました。え、そんな殺伐とした理由なの？
なんかもう、大雑把な私はそんな考えを巡らせるのも面倒なので「いや、主人の単独名義でよろしく！」と爽やかに宣言してやりました。
おかげで、契約や打ち合わせ等全てにおいて私たち夫婦は必ず二人で出席していたのですが、この土地の契約や住宅ローンの申し込みの時、私は完全に置物のように鎮座して、時折眠りについておりました。誰にもバレないように、、、。
だがある時、眠くて口数も少なく気配を消しかけたら、旦那さんにバレて他の人たちは着席しているのに、一人「通路に立っていなさい！」と通達された。心で泣きながらそれだけは勘弁してくださいと謝ったね。
契約する人も立ち会いの人も、結構長丁場で体力使うから、前の晩はしっかり休んでから望みましょう。