12月、せんだいメディアテーク(宮城県仙台市)で開催された、『昭和館・しょうけい館・平和祈念展示資料館 合同巡回展』を観てきました。
『巡回特別企画展 くらしにみる昭和の時代 宮城展』(昭和館)
『戦傷病者の労苦を伝える宮城展』(しょうけい館 (戦傷病者史料館) )
『平和祈念展 in 仙台 シベリア抑留 終わらなかった戦争』(平和祈念展示資料館)
中でも『平和祈念展』は、辺見じゅんさん著「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を読んだばかりでしたので、継ぎはぎだらけの衣服や、帰国時に持ち帰った黒パン(食べられずに亡くなった戦友を想って)、セメント紙に小さく書かれた名簿など、観ていて胸が痛みました。
一方で、僅かながらもホッとしたのが、劇団の団旗や押し花。映画『ラーゲリより愛を込めて』の山本さんの言葉「生きるためには希望が必要なんです」を、しみじみと思いました。