東北福祉大学 芹沢銈介美術工芸館(宮城県仙台市)で開催中の『芹沢銈介の釈迦十大弟子尊像展』を観てきました。
この展覧会では、型紙用下絵や肉筆下絵から晩年の作品「釈迦十大弟子尊像」の制作に迫ると共に、色紙絵など様々な作品が紹介されています。
「釈迦十大弟子尊像」肉筆下絵は、下絵ならではの躍動感にあふれていました。頒布を目的とした縮小版では、墨染の額装と彩色の軸装で随分印象が変わるなぁ…と。
そのほか、ぽってりした唇が愛らしい「微笑観音」、シンプルな言葉と絵だからこそ心に響く「こころうた かるた絵」が良かったです。
「こころうた かるた絵」で、特に気に入ったものがこちら。
「いま 見よ いつ 見るも」
「いろそめつ 心そめつ」
「ゆきなん 行くえ 知らでも」
「うめ 香りみつ 雪ふるも」
「ふゆなくバ 春なきに」
「きょう 空(そら) 晴れぬ」
会期は、4月3日までとなっています。