
この展覧会は、初代仙台藩主、伊達政宗の生誕450年を記念して企画されたもの。博物館所蔵の資料を始め、国内各地の関連文化財230件が紹介されています。
「白地赤日の丸旗」「勝色旗」「白地黒釣鐘旗」を背に、伊達政宗、伊達成実、片倉小十郎重綱、それぞれの「黒漆五枚胴具足」が並ぶ様子は、非常に迫力がありました。3人の具足が仙台市博物館に揃うのは、実に30年振りとのことです。
そのほか、特に印象的だったのが以下の2件です。
「伝伊達政宗書状」政宗公が5歳の時に書いたと伝えられる手紙。「陽徳院(愛姫)の硯箱に大切に納められていたものだという」との解説に、しみじみしました。
「伊達政宗書状」小姓である只野作十郎(勝吉)に宛てた、長い手紙。政宗公の反省の気持ちと、作十郎への愛情が伝わってくるようです。
展示数が多く、すべての解説を読んでいたら4時間近くかかってしまいました…。
会期は、11月27日までとなっています。
