
この展覧会では、山下清の作品、代表作《長岡の花火》を始めとする貼り絵のほか、油絵や水彩画、ペン画、陶磁器の絵付けなど、約130点が紹介されています。
特に、愛らしい《かたつむり》(ペン画)、懸崖(けんがい)の《菊》2作品(貼り絵)、一瞬を閉じ込めた《長岡の花火》(貼り絵)、清らかさを感じる《ぼけ》(油絵)が良かったなぁ…と。ヨーロッパの風景を描いた貼り絵や、ほのぼのした雰囲気のペン画も素敵でした。
山下清さんというと、テレビドラマ「裸の大将」の印象が強かったのですが、実際は…
・放浪中、夏は浴衣、冬は着物を着ることが多かった
・旅先で絵を描くことはほとんどなく、学園や実家に帰ってから記憶を元に制作していた
…ということで。驚きました。
会場入口では、山下さんが来仙した際のニュースが公開されていました(58年前)。大変な盛り上がりだったようです。
会期は、11月5日までとなっています。