「これぐらいの金額なら確定申告しなくていいよ」
って、英語講師1年目の時に
言われたことがあります。
当時は生徒数が4人。
毎月のお月謝は1人4,000円だったので、
1ヶ月でのお月謝収入は16,000円。
それでも、
レッスンをするのに必要なCDを買ったり
教材を決めるために、実際の教材を取り寄せたり
生徒さんたちと楽しめる英語絵本を買ったり
英語講師用の勉強会に参加したり
ご褒美用のシールを買ったり
毎月のお月謝をいただいて、
その中から、レッスンに必要なものを買うと、
所得って、ほんと、数千円だったのです。
2006年4月に英語講師をスタートして、
最初の7年ぐらいはずっとそんな感じ。
当時は「白色申告」を教えてもらって、
申告する予定だったのですが、
その時に、言われたのが、冒頭の言葉。
「これぐらいの金額なら確定申告しなくていいよ」
でした。
他にも、知人たちからも
「税金を納めるほどじゃないなら、申告しなくてもいいんじゃない？」
「この程度の収入だったら、税金払わなくていいんだから、する必要はないよ。」
って言われたことも。
もしかしたら、
「そっかー」
と、申告せずに活動することも
できたのかも、知れません。
ただ、当時の私は、
「自分で仕事をしています。」
と、胸を張って言える私でいたいな。
そんな風に思っていたので、
所得が数千円であっても、
個人事業主として、確定申告を始めました。
所得というのは、
収入ー必要経費
という、引き算で出た、
手元に余ったお金のこと。
収入、所得の違い、
必要経費になるもの、ならないもの。
金額が大きいとか小さいとか、
関係なく、確定申告という世界に
踏み込んだからこそ、
学んだことはたくさんあります。
確定申告を始めて、18回目。
16回目まで、白色申告でずっとやってきて、
17回目から青色申告に変更。
18回目はe-tax。
途中で、夫の扶養を抜けることになり、
今回も計算したら、
やはり扶養には入れません。
扶養に入れるかどうか、
いつ抜けるのかなども、
確定申告をしていたからこそ、
学べたことのような気がします。
子供達も、保育園に通うことが
できたしね。
振り返ると、最初は小さな規模でも、
徐々に収入が多くなっていったので、
小さな金額の時からやってて
慌てずに済んだなーと、思います。
個人事業主として、
自分がどんな仕事人でありたいか、
これを考えることで、
やるべきことも見つかるし、
そこから学びにつながる世界もあると、
感じています。
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