札幌競馬場で行われたキーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)は、中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の12番人気⑧エポワス(セ9、美浦・藤沢和雄厩舎)が、直線で馬群の間を抜けて各馬を差し切り、好位から脚を伸ばした2番人気⑪ソルヴェイグ(牝4、栗東・鮫島一歩厩舎)にクビ差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分9秒0(良)。
さらに1/2馬身差の3着に5番人気⑥ナックビーナス(牝4、美浦・杉浦宏昭厩舎)が入った。
なお、1番人気モンドキャンノ(牡3、栗東・安田隆行厩舎)は6着、3番人気シュウジ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)は13着に終わった。
1着△⑧エポワス (12番人気)
2着◎⑪ソルヴェイグ (2番人気)
3着…⑥ナックビーナス (5番人気)
馬連 4570円
馬単 13640円
3連複 15390円
3連単 114130円
キーンランドCはなんと、ルメール騎手騎乗の9歳セン馬洋芝巧者の⑧エポワス、それにしてもこの重賞メンバーで突き抜けるとは老いてなお盛んなところをみせてくれました。どんだけ~。。。
それでも2走前は函館SS2着で前走は人気を裏切るも1番人気に支持されてただけに12番人気はかなりの低評価に落ち込んでたということですが、洋芝が強い馬は怖いというところをみせつけられる勝利でした。
レースは逃げた⑥ナックビーナスに外目から2番人気の⑪ソルヴェイグが2番手、4コーナーでは前を視界に入れながら⑪ソルヴェイグが進出する構え、対する⑧エポワスは最後方から3~4コーナー進出開始、思い切って馬群の真ん中からの追い込みの構えで直線へ。
⑥ナックビーナスがしぶとく逃げ粘るところ、外目から⑪ソルヴェイグが差を詰めて並んで2頭の追い比べ、ゴール前、その真ん中から間を割ってきたのが⑧エポワスでした。
出来はもちろん良かったものの高齢馬でルメール騎手も「3~4着くらいと思ってた」ということでしたが、見事に突きぬけて、この馬9歳にして初の重賞制覇?なんですね。
そして2着は確保してくれた⑪ソルヴェイグ、こちらは休養明けでしたが今回は仕上げも万全でしたが⑥ナックビーナスとの争いの間隙を最後突かれた感も、あったかなぁ。
ただ、外目からスッと2番手先行して立ち回り最後かわされてもう一度伸びているので次につながる内容だったかなと感じました。
3着の⑥ナックビーナスはまた横山典騎手の逃げ、それにしても最後までしぶとい粘りをみせて見せ場たっぷりでした。ちょっと太いかもという情報どおりプラス体重(+10kg)ではあったのですが流れを読んだ好騎乗もあり踏ん張りました。元々重賞実績もありますしこれも叩いて秋へというところですね。
それにしても、モンドキャンノ、シュウジと思った以上に動けてませんでしたが、シュウジは今期なかなか調子が出ないのと58kgも堪えてるのかな?
モンドキャンノもまだわからない面も多いし今回は休養明け初戦、次走に注目したいところですね。