【マイラーズC・回顧】
京都競馬場で行われたマイラーズC(4歳上・GII・芝1600m)は、中団後方でレースを進めた松山弘平騎手騎乗の3番人気クルーガー(牡4、栗東・高野友和厩舎)が、直線で最内を突いて先頭に立ち、最後は中団のインから脚を伸ばしてきた5番人気ダノンシャーク(牡8、栗東・大久保龍志厩舎)をクビ差退け優勝した。
勝ちタイムは1分32秒6(良)。
さらに1/2馬身差の3着に11番人気クラレント(牡7、栗東・橋口慎介厩舎)が入った。
1着○②クルーガー (3番人気)
2着…①ダノンシャーク (5番人気)
3着…④クラレント (11番人気)
4着◎⑦フィエロ (1番人気)
3連複 50390円
3連単 281010円
勝ったのは4歳馬②クルーガーでした。
そして人気のフィエロは馬券圏外の4着。。。
レースは逃げ馬不在のスローペース、アルマワイオリ、クラレント、サンライズメジャーと譲りながら先頭に入れ替わり立つ展開で15頭が凝縮されるように団子状態のスロー、しかしフィエロは後方3番手追走。
団子のまま4コーナーでフィエロは馬ごみを避けるように大外、しかしこの展開で外では厳しいように思ったが・・・というか京都外回りなら思い切ってでも内を突いて欲しかったけど。。。
次はまたミルコに戻って安田記念、どこまで巻き返してくるかですね。
直線は、ダノンメジャーを内からかわして④クラレントが先頭に出てきた。
このクラレントを挟むように、直後からこれらも内でジッと脚を溜めてきた内から②クルーガー、外から①ダノンシャークが襲い掛かる。
しかし内から②クルーガー、①ダノンシャーク追いすがるもわずかに抜け出た②クルーガーが優勝!
2着はこのレース唯一のG1馬、外の①ダノンシャークでした。
真ん中で頑張った3着は、④クラレントが粘り波乱。
ダノンメジャーも踏ん張ったものの大外枠が最後に響いたか最後は脚色鈍り6着でした。
京都の開幕週でこのスローペース、上がり34.7で後方の馬には厳しい流れで結果的には内枠から終始経済コースを走ってきた馬が上位に入った。
フィエロも2年前ならともかく、この馬場、展開を考えると大外から力で差し切れるほど甘くはないかなという感想でした。
それにしても、②クルーガーは前走大外枠でゲートで不利もあり負けたがきっちり巻き返した形、安田記念でどうかは別として期待馬が気性面で成長して力をつけてきた。
そして①ダノンシャークは8歳馬でも内目から今日はスムーズに競馬ができて僅差の2着、これがG1馬の貫禄なのか。
④クラレントも復調してきてるとは言われていたが成績的にも年齢的にも買いづらかったけど、こういう馬なんだよねー。。。
【フローラS・回顧】
東京競馬場で行われたフローラS(3歳・牝・GII・芝2000m)は、中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の3番人気チェッキーノ(牝3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、直線で外から各馬を交わして抜け出し、最後は同じく中団から伸びた2番人気パールコード(牝3、栗東・中内田充正厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分59秒7(良)。
さらに1/2馬身差の3着に13番人気アウェイク(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)が入った。
1着△⑱チェッキーノ (3番人気)
2着◎⑪パールコード (2番人気)
3着○⑥アウェイク (13番人気)
3連複 53680円
3連単 228510円
いよいよ、優駿牝馬オークスへ向けての出走権争い、トライアルレースフローラステークスですが、今年も混戦ムードで人気も割れ加減。
桜花賞のトライアルアネモネSを勝って権利を手にしたものの疲労のため取り消したコディーノの妹⑱チェッキーノでしたが痛恨の大外枠と厳しい試練でしたが中団の外からグングン脚を伸ばしてラスト200mで先頭に立っても最後まで脚色は鈍らず1着でオークスの切符を手にしました。
最後は抜け出して余裕のある勝ちっぷりでオークスへ名乗りを上げる圧勝でした。良血馬ですが体質の弱さを指摘されていたのですが予想以上の勝ちっぷりでオークスも万全で出走してこれれば桜花賞組との対戦も楽しみですね。
そして、今日はマイナス14kgでめっちゃ不安だったのですが本命の⑪パールコードでしたが6番手から追走、その後ろ内には⑥アウェイクもつづいての追走、その外に⑱チェッキーノでした。
直線は横に広がっての追い比べで、外目から⑱チェッキーノと並んで内⑪パールコード、そして⑱チェッキーノが差を広げて行くのですが、⑪パールコードもこの馬なりに伸びて2番手に上がってくる。
最後、内から抜け出してきたフロンテアクイーンを振り切り2着でした。
そしてその振り切られたフロンテアクイーンが粘りこみを図るところ、その外から懸命に脚を伸ばしてきた赤い帽子は⑥アウェイクだ、最後フロンテアクイーンに迫って並んでゴールイン。
わずかにかわしたように見えましたがテレビでは微妙なところ、まぁ毎年フローラSとか青葉賞のトライアルはゴール前接戦になりがちですよね。
そして、写真判定が解けて3着は⑥アウェイク、ギリギリのところでこの馬までがオークスへの出走権を手にしました。
まぁフロンテアクイーンも1勝馬ですがクイーンC2着ですので2勝馬勢よりは出走可能ですからわかりませんね。
そして、今日は出遅れてしまったゲッカコウ、後方からでしたが最後はそれなりに脚を伸ばしてきてたし内目でスタートを決めればオークスでも食い込んでくる可能性はありそうですね。
あとは人気のビッシュでしたが最後方から直線は鋭い末脚で差を詰めてきましたが5着、いい脚はありますからオークス出走は厳しいかもしれないですが注目するものはありますね。
そんなわけで、フローラS3連複的中でなんとか盛りかえせたかなと。
来週は大一番、春の天皇賞、土曜日には日本ダービーに向けて重要な一戦、ダービートライアル青葉賞です。
いやー今年もいよいよワクワクするダービーが近づいてきています。
来週も楽しみです。
とことで!!!