【秋華賞・回顧】
京都競馬場で秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)が行われ、中団でレースを進めた浜中俊騎手騎乗の1番人気ミッキークイーン(牝3、栗東・池江泰寿厩舎)が、3~4コーナーではやや窮屈なところにいたものの、直線で問題なく進路を取って各馬を差し切り、最後は後方から追い上げてきた5番人気クイーンズリング(牝3、栗東・吉村圭司厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分56秒9(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に8番人気マキシマムドパリ(牝3、栗東・松元茂樹厩舎)が入った。
なお、2番人気タッチングスピーチ(牝3、栗東・石坂正厩舎)は6着、3番人気レッツゴードンキ(牝3、栗東・梅田智之厩舎)は17着に終わった。
1着▲⑱ミッキークイーン (1番人気)
2着△⑨クイーンズリング (5番人気)
3着△⑥マキシムドパリ (8番人気)
終わってみれば、⑱ミッキークイーンは強かった。キレも根性もすごかったです。
そしてレッツゴードンキは結局、春から変わってなかったのとやはりこの距離は気性的にも長いですね。
もう、折り合いがついてなくて直線はもう岩田騎手も追うことなく馬群に沈んでいき17着と・・・。
まず、問題のゲートですが⑱ミッキークイーン今日は多少ヨレ気味ながらもちゃんと出ましたね。
そして手綱を動かして今日はポジションを取りに行き、もう浜中騎手も積極的に行って内の方をチラチラ見てあいたらすかさず内に入れて短い1コーナーまでにうまいこと乗りましたから、これは大きなカギでしたね。
そして対するレッツゴードンキは今日は行かなかった、なんかこれは最初から作戦だったような騎乗にも見えましたが、中団あたりからもうすごく引っかかってて前の方に徐々に行ってましたね。
岩田騎手のレース後のコメントも「返し馬から掛かってレースでは折り合いつけられなかった、距離も長い」とあったように結果的には気性は相変わらずでレースもなんか中途半端な感じになってしまったのかなという印象。。。
もうこれはガッカリしました、まぁたとえ前に行ってても潰れてたとは思いますが・・・。
そしてハナは結局、前走は行けなかったノットフォーマルがホワイトエレガンスを交わしてハナ、行き脚付きすぎてか離して逃げて前半57.4秒の速い流れを作り出してました。
4コーナーは短い直線を意識して後方の馬も早めにスパートの形でタッチングスピーチあたりも捲り気味に仕掛けてきて、中団馬群の中で⑱ミッキークイーンも手綱動かして実況もあって一瞬、反応悪いのかと思って見てたのですが、直線に入ってからは加速してきてラスト200m、4番手を外から差し込んできてあとはグイグイと伸びて先頭に立ち押し切ってみせた。
たしかに直線の入り口で一瞬、下がるような感じにも見えましたが最後は貫禄の末脚という感じで突き抜けて見事にオークスにつづいて牝馬2冠達成。
2着には大外から追い込んできた⑨クイーンズリング、この馬は前走は前目で内を突いていまひとつで、今回はじっくり構えて外に回しての追い込み策、最後は猛追してきましたが2着までという結果。
ただ、内回りコースを考えるとよく追い込んできたという感じでしたが、この馬は外を抜けてきたほうが末脚が生きるようでしたね。
そして3着は好位から、逃げたノットフォーマル、ホワイトエレガンスを捕まえて粘りこんだ⑥マキシムドパリが食い込んだ。
この馬も、前走500万特別でしたが春と違いアッサリと勝ちきったあたり成長が感じられましたし速い流れを前々で踏ん張れたのは好内容でしたね。
今日はヒモは良かったんだけど、本命を間違えた時点で大失敗でした。
そういえば、アンカツさんも本命レッツゴードンキと発表してたけど、一見不利と思われた大外のミッキークイーンを見てこっちのほうが良かったかも・・・とテレビで言ってましたし今日も本命変えたそうに見えましたもんね(笑)
そしてあのアンカツさんの予想って土曜日の夜に発表されるのに枠順決定前につけてられるようなこと言ってましたね。
その中で大外枠のミッキークイーンを見て読み通り、中団あたりの馬群に入れて競馬ができたというのはやはり元一流騎手のアンカツ先生ですよね。
そんなわけで、来週はクラシック三冠レースの最終章、淀の2マイル逃避行!こちらも主役不在の混戦ムード菊花賞です。
さらに土曜日には府中のマイルでマイルCSの前哨戦!富士ステークスです。
とことで。。。