【神戸新聞杯・回顧】
阪神競馬場で神戸新聞杯(3歳・牡牝・GII・芝2400m)が行われ、先手を取ったC.ルメール騎手騎乗の3番人気リアファル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が、そのまま先頭を譲らずゴールまで駆け抜け、中団追走から脚を伸ばした1番人気リアルスティール(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。
勝ちタイムは2分26秒7(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着に7番人気トーセンバジル(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が入った。なお、2番人気マッサビエル(牡3、美浦・小笠倫弘厩舎)は13着に終わった。
1着…⑥リアファル (3番人気)
2着◎⑤リアルスティール (1番人気)
3着…⑨トーセンバジル (7番人気)
人気を集めた⑤リアルスティールは2着!勝ったのは芝に替わって勝ち上がってきた⑥リアファル、そして鞍上は先週のローズSにつづいてルメール騎手でした。
とにかく、スローペースは予想されていましたが、ハナを切った⑥リアファルが楽に行って絶妙なペースで逃げ切り勝ち。
そして人気の⑤リアルスティールはやや行きたがってるようにも見えたのですが、そのぶん折り合いを注意して馬なりのポジションだったようにも見えました。
もうちょっと前からかと思いましたが、それと内に入れたかったみたいでしたが内から張られ外をまわる形になったとこのあたりポジション争いもスタート後厳しい面もありましたしね。
まぁあとはそのあたり、次を見据えた乗り方もあったのかなとは思いましたが、そして上り馬でも人気を集めてたマッサビエルもスローで我慢できずか早めに中団まで押し上げてきてました。
結局、マッサビエルはいいとこなしでしたが、こちらもペースが向かなかったのと叩いて良くなる馬だということも戸崎騎手のコメントでありました。
そして直線は、楽に逃げた⑥リアファル、2番手追走のティルナノーグも直線に入ったら急に気の悪さをだしてと武豊騎手のコメントもあったようにむつかしいとこがまだあるようですね。
なんか首を振るような仕草みせてましたね。
そして⑥リアファルは直線グイッと出て逃げ切り態勢、後ろからは⑤リアルスティールもやや窮屈な中から外に持ち出して追い出したが、⑥リアファルとの差は詰まらない、それでも2着に上がってきて伸びてきたのは能力の高さということでしょう。
最後に後方待機から直線馬群を割って伸びてきた⑨トーセンバジル、完全に直線勝負で権利どりに徹した騎乗と言ってもいいでしょう、四位騎手きっちりと3着で菊への切符は確保。
まぁ、春もいいところのあった馬でしたし、期待されてた馬、今日はスローの中最後方から直線に賭けて最後の1冠への挑戦権は譲れないというとこですね。
そして菊花賞へのトライアルも終わりましたが、リアルスティール絶対という感じはなかったですね。
もちろん、次につながる内容は見せたと思いますが、折り合いや距離への対応、相手関係もまだわからないとこありそうですね。
【オールカマー・回顧】
中山競馬場でオールカマー(3歳上・GII・芝2200m)が行われ、中団でレースを進めた池添謙一騎手騎乗の3番人気ショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野友和厩舎)が、直線で外から脚を伸ばして、5番手追走から最内を突いて一旦先頭に立った1番人気ヌーヴォレコルト(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)を捕らえ、これに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒9(良)。
ヌーヴォレコルトから2馬身差の3着は、7番人気ミトラ(セ7、美浦・萩原清厩舎)と2番人気ロゴタイプ(牡5、美浦・田中剛厩舎)の際どい争いとなったが、ミトラに軍配が上がった。
1着◎③ショウナンパンドラ (3番人気)
2着○④ヌーヴォレコルト (1番人気)
3着△⑨ミトラ (7番人気)
オールカマーは、⑤ショウナンパンドラの鬼脚!
いやぁ、へたに展開予想書いたら、ゲートで⑤ショウナンパンドラ、タイミングが合わずに立ち上がり気味のスタート、逆に④ヌーヴォレコルトは好スタートで、すっかり思ってた位置取りと逆の位置になってしまいすでに焦るオレ。。。
先行馬は揃ってましたが、スーッとマイネルミラノが行き、メイショウカドマツが2番手、このあたり隊列がすんなりと決まって流れていきました。
このあたり④ヌーヴォレコルトが内ラチの5番手あたりで中山記念のような位置取りがなんとも不気味、ショウナンパンドラは中団の後ろあたりのラチピッタリを追走している。
ロゴタイプは3番手、これもスッと好位確保。
そして4コーナーから直線コース、一瞬内が狭くなってヌーヴォ抜け出せるかと思ったが、なんのためらいもなく岩田騎手得意のインをこじ開けての抜け出し、やはり押し切るのかと思った瞬間、大外から一気の伸び脚、4コーナー外に持ち出しての豪脚を使ってきた③ショウナンパンドラと池添謙一騎手!
完璧な騎乗の岩田⑤ヌーヴォに、③ショウナンパンドラが交わして先頭突き抜けた。
やはり、宝塚記念3着は伊達ではなかった、もちろん中山のような力のいる馬場もいいのだと思うし力もつけている。
3着争いは微妙、ロゴタイプが粘り人気上位の決着かと思われたが、最後中団から差を詰めた⑨ミトラがハナ差交わして3着、ロゴタイプは4着に終わった。
このあたり、ロゴタイプは距離も気持ち長いのかもしれない。
そんなわけで、今日は低配当でしたがなんとかオールカマーのほう的中できたので来週から開幕の秋のG1シリーズ第一弾のスプリンターズSも楽しめそうです。
土曜日にはダートの重賞シリアスステークスです。
それでは、また来週(#^.^#)プププ。。。

