【ソロモンの偽証・前篇/事件・後篇/裁判】3.5/5.0
一昨日、昨日と、宮部みゆき著の映画2部作『ソロモンの偽証』の前篇、後篇をDVD鑑賞しました。
【前篇/事件】
解説
人気作家・宮部みゆきのベストセラーを実写化した、ミステリー2部作の前編。ある中学校で起きた不可解な生徒死亡事件と、その真相を暴こうする女子生徒が開く学校内裁判の行方を追い掛ける。監督を務めるのは、『孤高のメス』などの成島出。『超高速!参勤交代』などの佐々木蔵之介、『小さいおうち』などの夏川結衣、『八日目の蝉』などの永作博美といった実力派が結集、大規模オーディションを敢行して舞台となる中学校クラスの生徒役33人を選出。事件を機に浮かび上がる、人間が抱える闇の深さに息をのむ。
あらすじ
クリスマスの朝、雪に覆われた中学校の校庭で柏木卓也という14歳の生徒が転落死してしまう。彼の死によって校内にただならぬ緊張感が漂う中、転落死の現場を目にしたという者からの告発状が放たれたことによってマスコミの報道もヒートアップ。さらに、何者かの手による殺人計画の存在がささやかれ、実際に犠牲者が続出してしまう。事件を食い止めようともせず、生徒たちをも守ろうとしない教師たちを見限り、一人の女子生徒が立ち上がる。彼女は学校内裁判を開廷し、真実を暴き出そうとするが……。
【後篇・裁判】
解説
宮部みゆきのミステリー巨編を映画化した『ソロモンの偽証』の後編。男子生徒の転落死により動揺が広がる中学校内で、生徒たちが自主的に行う校内裁判の様子を臨場感たっぷりに映し出す。前編同様成島出監督がメガホンを取り、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華といった実力派キャストが集結。オーディションによって選出された生徒役たちも続投する。裁判によって明らかになる、ショッキングな真相に言葉を失う。
あらすじ
被告人大出俊次(清水尋也)の出廷拒否により校内裁判の開廷が危ぶまれる中、神原和彦(板垣瑞生)は大出の出廷に全力を尽くす。同様に藤野涼子(藤野涼子)も浅井松子(富田望生)の死後、沈黙を続ける三宅樹理(石井杏奈)に証人として校内裁判に出廷するよう呼び掛ける。涼子は柏木卓也(望月歩)が亡くなった晩、卓也の自宅に公衆電話から4回の電話があったと知り……。
中学校を舞台にとあるクラスの男子生徒の深夜の転落死からさまざまな情報が乱れて謎に包まれていく、やがて校内裁判で真実を暴こうと生徒たちが動き出すというものだが、現実に考えると中学生がこのような事件の裁判がここまできちんと行われるというのはむつかしいし、その前に被害者家族の気持ちとか考えても障害はあるはずだし不可能だと思います。
ただ、映画としてはとても興味ぶかい内容でした。
中学や高校時代を経験してるとかならずあるといってもいいいぢめ問題、自分がターゲットになるのを恐れとめられない暗黙の掟、被害者の誰にも相談できず耐えるしかない気持ち、そしていい加減な母親、暴力親父、先生、なんかそういった現代の問題をさらけださせたような事件のことを描いた映画でした。
ひとつひとつ解き明かしていくわかりやすい展開で裁判が進んでいき見やすい映画でした。
ヤホーでjは後半に比べて前半のほうが高評価でしたが、確かに後半のオチはもうある程度見えてた感じするし、まぁでも個人的にはとてもいい作品だと思いました。
あとは、この作品でデビューしたオーディションで選ばれた藤野涼子(役名でデビューということらしいです)この子初めての作品とは思えないはっきりとしたセリフのいいまわし、演技、目力感じました。
まえだまえだのお兄ちゃん、太ったなぁ、どっかで見たことあるとは思ったけど名前見るまで気づかなかったよ。
そんなわけで、他にも豪華役者陣も出演、前篇、後篇、つづけて観るのがおすすめです。