【キーンランドC・回顧】
札幌競馬場でキーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)が行われ、道中は最後方で進め、3~4コーナーで一気に先団まで取りついていった四位洋文騎手騎乗の8番人気ウキヨノカゼ(牝5、美浦・菊沢隆徳厩舎)が、直線で抜け出し、後方追走から脚を伸ばした9番人気トーホウアマポーラ(牝6、栗東・高橋亮厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒6(良)。
トーホウアマポーラから1/2馬身差の3着は、2番人気レッドオーヴァル(牝5、栗東・安田隆行厩舎)、1番人気ティーハーフ(牡5、栗東・西浦勝一厩舎)、4番人気オメガヴェンデッタ(セ4、栗東・安田隆行厩舎)の際どい争いとなったが、ティーハーフに軍配が上がった。
1着…⑬ウキヨノカゼ (8番人気)
2着…⑯トーホウアマポーラ (9番人気)
3着▲⑩ティーハーフ (1番人気)
札幌競馬場で行われたキーンランドCは、逃げ馬不在の流れ、好スタートからエポワスはハナ、控えて前に数頭行かしたがこれが最後の直線で壁になりほとんど追えない状態で負けた。
脚は十分残ってただけに悔やまれる内容だったが、けして力負けではなかったと思う。
札幌の小回りコースはその位置取りが命取りになることもたびたび、それをうまく利用して生かし切ったのが勝った⑬ウキヨノカゼ、ゲートはダッシュつかず後方から、3コーナー手前から一気のスパートで4コーナー外に出させないようにガードして先頭まで捲る作戦、人気のティーハーフ、レッドオーヴァルあたりは完全にこれで踏み遅れる、そのままの勢いで抜け出して押し切る競馬で快勝。
それにしても直線向いてオメガヴェンデッダに食い下がられたもののもうひと伸び、復活!
先週につづいて四位騎手の手綱が冴えわたった重賞連勝だった。
2~3着争いは熾烈だったが大外から差を詰めた⑯トーホウアマポーラが伸びた、内で遅れた⑩ティーハーフはなんとか3着に残ったものの4コーナーちょっと強引なプレーになりペイシャオブローあたり不利も・・・。
そしてさすがにレッドオーヴァルもオメガヴェンデッタも3着争いには加わってきてましたね。
【新潟2歳S・回顧】
新潟競馬場で新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)が行われ、最後方でレースを進めた田辺裕信騎手騎乗の1番人気ロードクエスト(牡2、美浦・小島茂之厩舎)が、直線に入って内から楽々と抜け出し、最後は鞍上が後ろを振り返って流す余裕まで見せて、好位から脚を伸ばした12番人気ウインファビラス(牝2、美浦・畠山吉宏厩舎)に4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。
ウインファビラスから2馬身差の3着は、8番人気マコトルーメン(牡2、美浦・水野貴広厩舎)と5番人気ペルソナリテ(牝2、美浦・相沢郁厩舎)の際どい争いとなったが、マコトルーメンに軍配が上がった。
1着◎②ロードクレスト (1番人気)
2着…⑬ウインファビュラス (12番人気)
3着▲⑦マコトルーメン (8番人気)
新潟2歳チャンピョンは1番人気の②ロードクエストでした。
かなり気性が激しいということ言ってたのですが中継ではパドックも返し馬もなかったので見てませんが、前走のモタモタっとしたゲートも含めてまずの注目はスタート。
やはり今回もゲートはモタついたスタートでしたが内枠というのは良かったか、ゆっくりと最後方から追走する様子でそのまま直線まで最後方で新潟の直線は外に持ち出す馬もいてバラけるので最短の内のほうを突いて責める構え、驚いたのは直線の半ばまで手綱動かず持ったままで上がってくる。
そして大外から⑬ウインファビュラスが鞭をとばして追い込んでくるとようやく手綱を動かす②ロードクエスト軽く仕掛けると伸びる!
ラストは持ったままの楽勝で突き放し4馬身差の圧勝。これは強い!
2着はウインファビュラス、新潟2歳Sはこういった人気薄がよく突っ込んでくるが今年もやはり来た。。。
3着はきわどい争いになったが先に抜け出していた⑦マコトルーメン、惜しい4着は少兵400kgのペルソナリテ。
②ロードクエストは強かったが気性、ゲート、と課題も多い、今日のメンバーでは格の違いをみせるレース内容だったが、今後強い相手と競馬場が変わってどこまでやれるかも課題。
まぁ観てるファンは非常に楽しみな個性派登場ということですけどね。
そんなわけで、夏競馬も来週でフィナーレ、土曜日は札幌2歳S、日曜日は小倉2歳S、新潟記念です。
3本立ての重賞、当てなきゃいけんいけんぞよー