【シルクロードS・回顧】
京都競馬場でシルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)が行われ、先手を取った田中健騎手騎乗の2番人気アンバルブライベン(牝6、栗東・福島信晴厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、後方追走から脚を伸ばした3番人気サドンストーム(牡6、栗東・西浦勝一厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分7秒9(良)。
さらに1/2馬身差の3着に12番人気セイコーライコウ(牡8、美浦・鈴木康弘厩舎)が入った。なお、1番人気エイシンブルズアイ(牡4、栗東・野中賢二厩舎)は9着に終わった。
前半 33.9-45.1-56.2 後半 45.1-34.0
ほぼ5分のスタートで揃った綺麗なスタートから、押して押して③アンバルブライベンがハナ、外から⑧ニザエモンも楽な感じで競るもののハナ主張するアンブルブライベンが取りに行く、これを見て控える2番手ニザエモン。
先に触れていくと⑬ホウライアキコは外枠もあったかもしれないが、ちょっと思うように流れに乗れなくて直線はもう前走のように走る気なくしてて伸びなかった。距離短縮でちょっと期待してみたのだが輝きは取り戻せなかった。。。
さてレースの方はアンブルブライベンが平均ペースで引っ張り、4コーナー先頭で抜け出していく、直線に入って左ムチをかるく入れるともうひと伸び、さらにムチを飛ばし2番手集団をさらに突き放して逃げ込み態勢、2番手集団の差は詰まらない!
さらには控えた組みが大外から飛んでくるもセフティーリードでゴールイン!手応えも抜群で2番手以下を封じ込めた逃げ切り勝ち。
その大外から追い込んだのは直線、内の後方で包まれていた②サドンストームだったが、直線から外に出して伸びてきての2着、かなりの苦しい位置取りからの剛脚でこれも強い内容を見せた。勝馬と同様に充実して絶好調でレースしたということか。
3着は8歳馬⑮セイコーライコウ、後方から追い込みに賭ける競馬でこれは馬群を縫うように内から捌いて抜け出して最後はサドンと接戦に持ち込んだがハナ差破れた。この馬も昨夏に活躍した馬でまだ数使ってないので年齢よりも動けた。
勝ったアンバルブライベンもどうやらG1に向かうようですが鍵はやはりまずはハナを奪えるかということでしょう。とにかく今日の内容ならチャンスはありそうですし楽しみな参戦になりそう。
もちろんサドンストームもあの末脚は中京で生きる剛脚、他では出てこれれば⑦ベスゲテシェンクも最後は大外からディープ産駒らしいキレを見せたので充分やれそうに感じた。
1着△③アンバルブライベン (2番人気)
2着…②サドンストーム (3番人気)
3着△⑮セイコーライコウ (12番人気)
単440円
馬連 1620円
馬単 2980円
3連複 21400円
3連単 80310円
【根岸S・回顧】
東京競馬場で根岸S(4歳上・GIII・ダ1400m)が行われ、中団でレースを進めた三浦皇成騎手騎乗の1番人気エアハリファ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が、直線に入って馬群の間から抜け出し、後方からの追い上げを見せた2番人気ワイドバッハ(牡6、栗東・庄野靖志厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分23秒4(重)。
さらに1/2馬身差の3着に15番人気アドマイヤロイヤル(牡8、栗東・橋田満厩舎)が入った。なお、ダート初挑戦で注目された3番人気ロゴタイプ(牡5、美浦・田中剛厩舎)は8着に終わった。
前半35.3-47.6-59.5 後半 48.1-35.8
まずゲートですが⑤ポアゾンブラックはつまづきましたかね?下がって後ろからになりました。
初ダートの皐月賞馬①ロゴタイプは砂を被るのを避けて押して押して前のポジションを取りにいく。
⑯サトノプリンシパルは大外からハナには行かず控えて、それを内から⑩グレープブランデーが交わしてハナ、連れて②キクノストームも2番手に、このあたりの先行争いは淡々と流れる。
こんなながれのなか人気⑥エアハリファは中段の後ろあたりで追走、もう一頭の人気馬⑬ワイドバッハは最後方から追い込みに賭ける。
そのままの流れで4コーナーから直線で、⑩グレープブランデー逃げる中、外から④サトノタイガーと御神本騎手が手応え良さそうに並んでくるのでおっ!と思ったのも束の間、そこからが追っても伸びない!
「外の馬が見えてから余力がなくなった」と騎手のコメントありましたがまさにその通りのレースでした。
気持ちの問題なのでしょうか?よくわからない敗因となりました。。。
前の馬が激しく追うなか、中段外目から先に抜け出そうとする東京得意な⑭アドマイヤロイヤル、それの内から追う人気の⑥エアハリファと並んでびっしりと併せ馬の状態で伸びてきた。
この2頭が並んで先頭に変わり、今度は盛り返す⑥エアハリファの底力で離しに掛かった。
差が開いたところに大外から剛脚をみせる⑬ワイドバッハだったが、アドマイヤロイヤルを交わすのが精一杯、このあたりは自分から動けない弱みだが、かなりの剛脚で差を詰めた。
一方、勝ったエアハリファは文句なしの底力で最後は抜け出した。結局はこちらも好調な力のある馬が上位争いで3着には古豪が踏ん張るという結果になった。
本番は昨年の優勝馬コパノリッキーはじめさらなる強豪との対戦になるが、上位2頭がそこでどれだけやれるかダート王への道は開けてきた。
最後にロゴタイプだが、ダート初戦としては出して行って、前で一旦は先頭に抜け出そうとした。
展開も結果的に中断から後ろの決着で厳しいレースになったものの、踏ん張りは見せた、今後の路線はわからないがダートで使ってくるなら見限れない内容だった。
あとは⑦ゴールスキー、さすがにこのベストの舞台ではまだまだやれると思わせる最後の伸びでした。
1着〇⑥エアハリファ (1番人気)
2着△⑬ワイドバッハ (2番人気)
3着…⑭アドマイヤロイヤル (15番人気)
単⑥340円
馬連 710円
馬単 1450円
3連複 13290円
3連単 48330円
来週はきさらぎ賞、こちらは少頭数の模様、東京ではマイラー激突、東京新聞杯です。
では、今週もありがとうございました。(T_T)