【有馬記念・回顧】
中山競馬場で有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)が行われ、3番手でレースを進めた戸崎圭太騎手騎乗の4番人気ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂正厩舎)が、直線で前を捕らえて抜け出し優勝した。
勝ちタイムは2分35秒3(良)。
3/4馬身差の2着は内で馬群を割って来た9番人気トゥザワールド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)と中団追走から差を詰めた1番人気ゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)の際どい争いとなったが、トゥザワールドがわずかに先着。ハナ差でゴールドシップが3着となった。なお、3番人気ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)はゴールドシップとクビ差の4着、2番人気エピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)はさらにハナ差の5着だった。
今年も競馬ファンの夢乗せて、ドリームレースグランプリ有馬記念が行われました。
まぁ結果的に予想は外れたのですが、各馬の駆け引き、そして大激戦のゴール前、また歴史に熱いドラマが刻まれました。
Sペース
前半 1100m1.09.8 後半 47.0-34.6
注目のスタートは多少⑧メイショウマンボが立ち遅れ気味も、今日は⑭ゴールドシップも好スタート!
もちろん予想通り押して押して②ヴィルシーナの逃げ、ただペースはそれ程速くならず、外から⑬エピファネイアも抑えきれずに2番手に上がってくる。
内でぴったりラチ沿いを走る女王④ジェンティルドンナがその後ろ、そのほかにも⑤ラキシスも掛かり気味でまぁそれぞれに折り合いには苦労する流れで、その集団にトゥザワールド、トーセンラーあたりもいる。人気のゴールドシップは好スタートで最初5番手あたりまで行ったのに抑えてポジションが後ろのほうへ・・・レース後の岩田騎手もポジションを取りに行けばよかったのに下げてしまったのが悔やまれるというコメントも出てたようにスロー見込みなのになぜに下げるの?っていう感じでした。
あと世界のジャスタウェイは後方2番手で脚を貯める。
そしてレースが動いたのは800のハロン棒をすぎたあたりからスローペースと見てかゴールドシップと岩田騎手が仕掛ける、手綱をしごいて一気に捲くりに出たがそれを見て600m標識から各馬も追撃態勢だ。
4コーナーではやくもヴィルシーナは壊滅し代わってエピファネイアが先頭に立ち直線コースに入ってくる。
それをマークするようにジェンティルドンナも上がってきた!これにつづきラキシスにゴールドシップも来ている。
先頭のエピファネイアが押し切りを狙うところ、外からジェンティルドンナが出てきた!交わした!先頭だ!
そして外からはゴールドシップが差を詰めてきた、さらには内からビュイック騎手のトゥザワールド3歳馬!大外はジャスタウェイとゴール前激戦だが押し切ったのはジェンティルドンナ!
ジェンティルドンナGⅠ 7勝目でラストラン、花道ををグランプリ制覇で飾った!
2着は最後に内を突っ込んできた、今年も外国人ジョッキービュイックのトゥザワールド!これは人気薄。
そして3着にはスローに泣いたゴールドシップだった。
まず鍵はやはり展開、スローペースで前に有利な流れ、その点勝ったジェンティルドンナは内枠を引き3番手あたりで折り合い内ラチで脚をしっかり貯めた。
エピファネイアはやはり行きたがって、今日は壁を作れずに折り合いに苦労した、それでも最後はゴール前まで頑張っていたのだが最後に力尽きた。
本命にに推したゴールドシップは好スタートで今日は前でレースを進めると思ったら下げていった、これはどういう考えだかわからないが、結局スローのなかはやめに大外から捲るという競馬になりさすがにスタミナのあるゴールドシップでも最後は脚色が鈍る、それでもよく3着に粘ったのだからこの馬のコース相性と底力だろう。
トゥザワールドも中山は脚質的にも合うようだ、距離も微妙なところだったが展開を味方に好位でうまく脚を温存し最後に突っ込んできた。
最後に大外からものすごい末脚で追い込んだジャスタウェイだが、これも後方からよくあそこまで差を詰めてきた。最速の33.4で前々の馬が残る中、展開と枠順に泣かされた。
他では重賞連勝で挑んできた⑦ラストインパクトも33.7の末脚で最後見せ場あった。
今日のレースは展開的に苦しかったが内容的には胸を張れる結果でしょう。
来季も楽しみですね。
そして勝った戸崎騎手はリーディングトップに初のG1制覇で飾る、そしてジェンティルドンナ感動のラストランという結果でした。
1着…④ジェンティルドンナ (4番人気)
2着…⑥トゥザワールド (9番人気)
3着◎⑭ゴールドシップ (1番人気)
単④870円
馬連 12350円
馬単 21190円
3連複 15250円
3連単 109590円
2014年の中央競馬も終わりました。
予想もうちょっと当たるといいのですが来年はプラスになるといいけどね。
来年は1月4日金杯からです。
それではよいお年を★