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小学高学年の頃のお話です。

学校で授業中に、50cm程の光る物体が現れたのです。

教室には40人程の生徒がいました。皆はいつも通り授業を受けていて、誰もみえていないのか?気にしていませんでした。

光る物体が人の姿に変身。

お坊様です。


テレビで「西遊記」というドラマをやっていた頃でしたので、三蔵法師みたいやなぁと思ったのです笑

三蔵法師ってホンマにおったんやろか?
なんてことを考えていました。


Wikipediaより

三蔵法師(さんぞうほうし、繁体字三藏法師簡体字三藏法师拼音Sānzāng fǎshī)とは、仏教の経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に精通した僧侶(法師)のこと。また転じて訳経僧を指していうようになった。単に「三蔵」と呼ぶこともある。

日本では中国の伝奇小説『西遊記』に登場する人物「三蔵法師」が特に有名だが、三蔵法師というのは一般名詞であり、尊称であって、固有名詞ではない。西遊記の三蔵法師(玄奘三蔵)は数ある三蔵法師のうちのひとりである。


法師様は、手に本のような?束になったチェックシートのような物を持っていました。

1人ずつ名前を確認しています。

ある子のところで、立ち止まり金色の輪っかを取り出して頭に被せ、なにやら呪文を唱えました。

その子は、ビクッと体を動かし頭に手を当てて、『ん?イテテ・・』とつぶやいていました。

手を上げて
『先生、頭が急に痛くなったから保健室に行ってもいいですか?』と保健室へ行ってしまいました。

『やりすぎたかのう?』法師様がつぶやきました。

法師様は次々に確認していきます。

ほとんどの子には何もせずにスルーでした。



私の前に法師様がやって来ました。

ドキドキドキドキしました。

『よろしくお願いします。』ペコリと頭を下げて挨拶してみました。

授業中ですから、無言ですよ。テレパシーというのか?心で話しかけるとお話ができたのです。

『ほほぅ~わしがみえるか?そうか。う~ん、このままでは無理かのう?頭についてある物をはずすぞ。』ニコニコしながら私の頭についている物をはずしてから金色の輪っかを頭に被せました。

この頃はイザナギ様とイザナミ様からいただいた帽子とハチマキがついていました。

そのお話はこちらから↓

それと、ボス(アポロン様)からいただいた月桂樹の冠を被っていました。

ボスは月桂樹を守護しているので、守護者には冠をプレゼントしてくれるのです笑



法師様が呪文を唱えます。

キュ~っと輪っかが締まりました。

『ウッ、イタタ・・あの~これ何ですか?』

『おぉ、痛むか。よしよし。真言を教えておく。ゴニョゴニョ・・・』

何て言っているのかわかりませんでした滝汗

説明を受けましたが言ってる意味がサッパリわかりませんでした。

私の守護者がわかっていれば良いそうなので、真言は覚えていません笑

法師様は次の子の確認に行きました。

頭に手を当てて輪っかを確かめましたが、こちらの世界の物ではないので触ることはできませんでした。

『お嬢、大丈夫ですか?それ、はずせますよ。』

『えっ?はずせるん?法師様は勝手にはずれないって言ってたよ。』

私の守護者がひょいと輪っかをはずしました。簡単にはずれる物ではないそうです。

眷属さん達が群がって、輪っかをみています。

皆で順番に頭に被せて確かめていました。

『こら~そこ!勝手にはずしちゃいかん!全く、油断も隙もないな。』もう一度法師様が戻ってこられて輪っかを私の頭に被せました。

今度は更に強くギュ~~~と締まりました。長く真言を唱えています。

『わぁ~もうやめてください!もうとらへんから!お願いしますえーん

涙が出ました。まだ緩めてはくれません。

法師様は、いくつか輪っかを取り出し眷属さん達の頭にも被せてギュ~っと締めました。

皆一斉に『うっ』『ギャー』『いたーい』
しゃがみこんだり、プルプル震えたり身悶えていました。

法師様にお仕置きされたのです笑い泣き

『どうじゃ、わかったかのう?』

皆の頭にあった輪っかを回収しました。

眷属さん達は法師様に深々と頭を下げていました。

『この者達の主はそなたか?少しの間、貸してくれんか?』

『はいぃ~ピリピリよかったら使ってくださいピリピリもう緩めてもらってもいいですか?ピリピリ

輪っかを緩めてもらいましたが、傷みが続きました。

法師様は、眷属さん達としばらくの間話し合い段取りを決めていました。

青龍と狛犬達が私の守護に残り、他の眷属さん達は法師様のお手伝いに行きました。


『これって何でつけるん?意味あるん!?孫悟空の頭にあるヤツやんなぁ?』



孫悟空が頭に巻いている金色の輪っかは緊箍児(きんこじ)』という名だそうです。


『西遊記では、どんな使い方をしていた?』

『悟空が悪いことをしたら、お師匠様にお仕置きされてた。えっ?もしかして、私が悪いことをしたらギュ~ってなるん?』

『そういうことになりますね。』

『えぇ~そうなん?もう痛い思いはしたくないわ。悪いことしなければ、地獄に堕ちることもないのかなぁ?そうや、これ「おちないくん」て名前にしよ。』


それ以来、「おちないくん」は私の頭にあります。

うっかり悪いことをして堕ちてしまわないためにある?保険のような物だと思っています。

時々、メンテナンスがあるときにギュ~っとなるくらいで、あとは全く気になりません。

嘘をついたり悪いことはできないのですウインク

お仕置きは嫌ですからね笑