タイトルは「2023JB生野銀山湖第4戦」ですが、2年前の12月ごろから導入したライブスコープについての所感を書いてみます。
以下長文で文章のみ。写真もありませんのでヒマがあるようでしたらお読みくださいませ。
まず私自身、まだまだ使いこなしているとはとても言えない状況ですが、やはりその効果はもちろんあります。
2022年のJB生野銀山湖シリーズでは第1戦、朝の気温が1度という極寒の中、サイトでのウエインで4位。第2戦もサイトでウエイン。第3戦ノーフィッシュ。ここまでまったくライスコ活躍してません(笑)そして迎えた最終戦。ここではじめてライスコシューティングで2本をウエイン。リミットを揃えることができず、残念ながらおザざぶの6位(笑)でもこのおかげで年間総合成績2位となり、ジャパンスーパーバスクラシックに出場することができました。まだまだライスコを扱えるという状況には程遠いものの、最終戦はライスコでないと釣ることのできない2本のキーパーをウエインすることができたのも事実です。
そして今年2023年のシーズン。第1戦はまったく手も足も出ずノーフィッシュ。ウエインも3名のみという非常に厳しい大会でした。2戦目はサイトで4位。3戦目もサイト戦略で50UPのキッカーを掛けたもののバラシてしまいノーフィッシュ。やっぱりライスコ使ってない(笑)
しかし最終戦のプリプラから集中してライスコを使った釣りを練習。正直、使わなくても釣れる状況なんですが、ライスコを駆使することによって釣りの精度を上げることを目的としました。これは最終戦に向けてというよりはむしろ来月に控えたバスプロ選手権を大きく意識したものです。今回練習をして感じましたが、釣れるときに集中して練習するほうが良いですね(笑)
今回はそういう目的もあって、できるだけバスを釣りこむプラを行いました。プリプラから前日プラの4日間でキーパーを約35本。いくら今良く釣れる銀山湖とは言っても、ライスコ無しでは
ここまで釣ることはできないでしょうし、もちろんライスコ無しでは不可能なアプローチによるバスもその中に含まれています。
その結果だけお伝えすると、ライスコ使えば釣れるじゃん、と言われてしまうかもしれませんが、現実は「バスが見える。そこにルアーを投入する。釣れる。」と言った単純なものではありませんし、そこから得ることのできる情報をいかに駆使して釣果につなげるか、という部分でライスコを扱うアングラ―の力量が試されるのではないかと思います。
さて、試合当日ですが、今大会は河野くんがじゃんけん負けてしましましたので赤は第2フライト。その次の方もじゃんけんを負けてしまい、フライトはおしりから3番目(笑)
ということで、今大会人気の黒川インターセクションには向かわず、中流域をファーストエリアに選択。誰もいないかとおもいきや、二人の選手がその近辺を占有。しかたがないので上流を目指そうかと思いましたが、良く見るとひとりは少し沖目のディープをバーチカルに狙っている様子。もう一人はそのシャロ―側の私が目指していたピンの真上にボートを位置付けているものの、少しずつ移動してるので、流しながら釣っている様子。ということでその選手が先に進んだ後、沖の選手に、「シャロ―側入っても良いですか?」と声をかけるとOKをいただいたので、無事釣りを開始。すぐにヒットするも手のヒラサイズのバス。気を取り直して、狙っていたピンを真上からライスコシューティングを開始。バスは反応するものの食わない。そして逃げる。まじか(笑)
仕方ないので、そのピンではなく、周辺の中層を泳いでいる1匹のバスにアプローチ。寄せて食わせてヒット。小さいがとりあえず1本キープ。しかしなかなか続かない。前日まではあれほど素直に口を使っていたのに。朝一からこの反応ってどういうこと?
仕方が無いので、ピンから少し離れた場所でライスコシューティングを行い、2本目をキープ。サイズはともかく、正直3投で3本キープできる威力のエリアだと考えていただけに想定外の苦労。あきらかにバスの反応が違う。やはり試合の日ってこういうものなのか。
そのうち痺れをきらしてインターセクションへ。まずは他の選手の様子を伺いながら釣りをしていると、入りたいポイントの一つが空いたので移動。正直あの選手のあとは釣れる気がしないのだが(笑)
しかし、回遊場所なのでしばらくするとバスが入ってくるのが確認できた(もちろんライスコで)そして、プラの時同様のアプローチを試みる。浅いので真上からではなくキャストでアプローチ。ブレイク下にバスが待機。ブレイク上にワームを乗せる。そこまではプラのときと一緒、そこでアクションさせると、バスがスーッと上がって食う。。。はずなのだが、シェイクすると逃げる。まじかーっ‼何度やっても同じ。食わない、放置しても食わない。動かすと逃げる。最悪や(笑)
ここで3本揃えたら一気に下流へ下って次の展開へ、と考えていたが、釣れない。もう1か所入りたいところがなかなか空かない間周辺をウロウロするが、ようやく空いたのでそこへ移動。ただ、微妙に狙いたいところが空かない(笑)
そのうち少し余裕が空いたのでキャスト。ライスコでバスは確認している。ここは朝からずっと選手が入れ替わり立ち替わり狙っている場所。しかし、プリプラで食わせ方はわかっていたので、バスさえいれば、どれだけ叩かれても釣る自信はあった。というか、そこを狙っている選手の釣り方を見て安心してキャストすることができた(笑)
そしてヒット。ようやく3本目をキープ。最初のエリアで釣ったバス2本がキーパーかつかつだったので、あと2本釣って入れ替えるまでここで粘ることにした。船団なので、常に投げたい場所にキャストできるわけではなく、そういう場所なのでバスへのプレッシャーは半端ない。こういうときにワームをシェイクしてるだけではなかなか食わない。
ライスコでバスを確認→キャスト→フォール→シェイクで寄せる(一応興味はしめすようだ)→そこからの高速巻き→ヒット。
必ずこれがハマる訳ではないが、うまくバスが反応してくれて1本入替に成功。
帰着時間が迫ってくる中、ようやく選手が減り、やりたいようにできる空間ができた(笑)そしてヒット。本日一番の手応え。ラインは4ポンド。バスの頭をこちらに向かせようとしたときに、フッと手応えがなくなった。痛恨のラインブレイク。
キーパーを釣る合間にも子バスは何本も釣っており、そのダメージでラインブレイクしたものと思われます。またやっちまった。
今年はバスとのやり取りに慎重になり過ぎてことごとく試合でキッカーをバラシてしまうということがあり、今回の銀山のプラからしっかりロッドを曲げるということを、バスの大小にかかわらず意識してランディングを行っていた効果があり、バラシは一度もなかったのだが、今回はラインブレイク。またまた反省っす。ほんま釣りの基本動作がヘタクソやわ。っていうか、結び直しとかなあかんわなー。いつもよりは良く結び直してはいたんですけどね。
まぁ、そんな感じで1本入れ替えて3本ウエイン。845g、14位。ライブスコープを活用した釣りを1日展開し、最後まで集中力を途切れさせることなく最終戦を戦い終え、順位はダメダメでしたが、今までの試合展開とは違う取り組みができた上に、サイズには恵まれなかったものの、きっちりリミット3本をウエインすることができ、内容的には実りある大会であったかとは思います。
ライスコは魔法のツールではありませんし、沖の魚を追っかけまわるためにだけある機械でもありません。沖が優勢な状況であればその魚を狙えば良いし、そうでなければその時々のバスを狙えば良いです。ライスコからは様々な「今」の情報を得ることができます。その増えた情報を上手く活用して戦略を立て、バスを釣る。そういう道具として今後も活用していければと考えています。