NHKの「クロ限」見ました?!?
業績好調なのにリストラされた人がリストラまでの上司とのやりとり詳細を録音していて、たぶんそれをテレビ局に持ち込んだのでしょうね・・・
流れはこう
企業 → 人材会社 → 別会社
人材会社が企業に「業績が安定しているうちに、使えない人間(病気も含む)を辞めさせて企業の経営資源を最大限活用するとともに、企業成長させませんか」という提案をする、そう。
人材紹介会社が作成したリストラ予備軍リストには、その人の健康診断結果からでも抜き出したのか、糖尿病など各人の病気詳細まで書いてあって、個人情報漏えいもいいところ・・・
そして
企業は人材紹介会社と契約して、社員1名のリストラ費用60万を支払う
人材紹介会社は次の就職先を斡旋。(ただなかなか決まらないらしい)
さらに、これに関して人材紹介会社と企業が積極的な理由は国からの助成金のせいだという。
「労働移動支援助成金」というものがあり、この助成金がリストラにより企業に入る。
この助成金を人材紹介会社は狙っている。
このNHKで取り上げられた方が所属していた企業でリストラ策を提案し、実際に企業がリストラ支援会社として使っていた人材会社は
テンプスタッフ!
派遣会社。
番組中で厚切りジェイソンが、日本の労働者は守られすぎ、リストラは当然とムキ話していて、確かにそうなんだけれど、日本で残念なところは、私の調査だと、実力主義を取り入れて欧米化をマネしてみたものの、それがうまくいった事例を1社も見たことがない・・・。むしろ失敗事例しかなかった・・・
それは評価のベースがあやふやであるところが大きかったといわれていて、360度評価といっても、所詮は感情を持った人間が人間を評価するだけに、好みや気分が大いに加わってしまう。
外資にいたころ、バッサリ大量のリストラを見たことがある。
もちろんスキル不足や、人間的に問題がある場合はクビになるのは、まだ理解できる。そのリスクをわかったうえでみんな入社しているし、尻拭いなどがメンドウだからこそ、最初からできる人間を揃える外資に入っているのだから。
ところが、実際は権力を持った人間におべっか&ヨイショができない、という理由でリストラに合う人が、かなりいたことも事実。
媚びない私は、当然、上司に可愛がられずイジメ抜かれましたが、結果がでていたため、クビにはされず。でも、上司はあたりはきつかったものの、結果は認めていたらしく、仕事は任せてくれました。だから、当時の上司にはとても感謝してる。本当の意味で様々なチャレンジをさせてくれ、力をつけさせてくれ、たまに叱ってくれ、本当にありがたい存在だったと思ってます。
外人の中には
「出世したいのならオレのカバン持て!!膝まずけ!オレはそうやって出世した!」
と媚びへつらい要求を豪語している外人さんもいて、そやつは今世界で名だたる会社の社長です。笑
ちなみにスキル・・・なし。日本語・・・話さない。仕事・・・なにもしない。・・・でも、日本を経て、アメリカ本国で社長なんだよね。そういう外資の社長が日本にだってゴロゴロいる。
コネと媚びへつらいを自国でやってきた成り上がり社長としては、マーケットとしてたいして大きくない日本は海外から見ると、わりとどうでもいい市場で、どうでもいいんだけど、可愛いく、本国の思い通りに操れる人間を日本支社の社長に置くのかもね。
話がそれたけど、
厚切りジェイソンは、彼は自営業者ですしね。NHK、いいニュース取り上げたけれど、これは生きている間に解決される問題よりもっと根深い社会問題・社会構造的な問題だろうなって思ってます。