長渕剛の名曲 「STAY DREAM」
同世代の方なら、きっとサビを知っていると思います。
「くよくよ~するなよ~」
長渕剛のファンではなかったけれど、歌の誕生秘話や音楽に向き合う心を知るうちに、好きになりました。
鹿児島出身の長渕は小さなライブハウスで全く客が入らない中、ライブ活動を続け、少しずつ少しずつハコを大きくしながらファンという仲間を増やしていった。彼は100人規模のライブハウス、超規模のホール、日比谷野音、武道館、そしていつか球場で、そんな風に少しずつ会場を大きくし、仲間(ファン)を増やしていきながら成長していくことを望んでいた。
それは人気というのが、いかに危ういものか肌感覚で感じていたのだろう。ドラマやCMのテーマソングになると曲は売れる。ただ、一瞬だけのまやかしで、レコード会社や関係者の売上だけのために仕組まれた一瞬的な人気と売り上げ目的なところが大きい。。。
長渕はそれよりも、少しずつ仲間(ファン)を増やすことを望んだが、「順子」が94万枚の大ヒット記録しをし、すっかり時代の大物になってしまう。
それはお金が集まることであり、それを狙う悪人がはびこる瞬間だ。長渕は音楽家だった。だから無頓着にいた契約に騙され、人に裏切られ、金を持ち逃げされ、売れているのに金がまったくない。
そして人間不信になり東京を捨て、鹿児島に帰る。
自分が育った環境に身を置く中で生まれた曲。それがこの名曲STAY DREAM。
歌詞が深くて素晴らしくて、
そもそも人からの裏切りで今に至っている自分にとって、
負けちゃいけないなってそう思った。
この歌で少しでも元気が出ますように。