引退する理由 | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「太陽がいっぱい」です。

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  パリ・オリンピックを最後に、バレー女子代表の古賀紗理那選手や、競泳の大橋悠依選手など引退表明する選手が多くいた。特にスポーツ選手は早いか遅いかは別にして、必ず体力の限界に突き当たる。サッカーの三浦知良選手のように50歳を過ぎても現役を続けたり、また登山家の三浦雄一郎さんのように80歳を過ぎてもヒマラヤを登頂するなどは例外だ。自分で駄目だと思ったが最後、本当にダメになるまではあっという間だ。そのあたりの自らに引導を渡す決断は、苦しい。

 

  私はスポーツ選手ではないが、自ら引退しようと思ったことを二回経験した。一回目は、地域の壮年ソフトボールチームに所属していた時だ、毎年、10チームほどでリーグ戦をやっていた。40歳を過ぎた頃だった。ショートを守っていて、打者の打ったボールが自分の守備位置の右側に飛んできた。しかし、その打球に体が反応したのは、通り過ぎた後だった。横を通り過ぎていくボールが実に鮮明だったことを覚えている。もはやかつてのように華麗な守備はできなくなったことを悟った瞬間だった。

 

  二回目は、吹奏楽団に在団していた時だ。定期演奏会までに発表曲を何度も練習して、本番に備える。特に難しい指使いのフレーズが発表曲の中には必ず何か所か存在する。例年、そんな箇所も繰り返し練習して、何とか演奏できるようになって、演奏会を迎えていた。が、ある時、演奏できないフレーズが最後まで克服できないままに本場に臨むことになった。合奏では、一人ぐらいできない箇所があっても、他の人がカバーして何とかなるものではある。合奏の良さは、そういうところにもあるのは事実だ。やはりそのことは私の中で自分に負けたことを思い知り、楽団に在籍する潮時を悟った。



▼Myオカリナ演奏

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太陽がいっぱい