非難することは簡単だが | hello-candy-candyのおかりなブログ

hello-candy-candyのおかりなブログ

ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

介護、看護、保育、ヘルパー、療法士などは、やりがいのある職業ではあるが、大変な仕事であることは容易に想像できる。何事もそうだが、理想と現実は違う。これからのニーズは高まる一方だ。日々の厳しい現場状況を前にして、どうしたら離職者を少なくできるだろうか。私はそうした分野には門外漢なので、全くの机上の空論だとは思うが・・・

 

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「故郷の人々」です。

  このブログの最下欄にリンクが張ってあります。

 

 

  日々の厳しい職場環境からつい

 

 以前のことだが、神奈川県立の知的障碍者施設で、ほぼ終日個室に閉じ込める対応が常態化している実態があると報道されたことがあった。よくもそのような非人間的扱いができるものだと憤りを感じる。翻って、職員に思いをはせると、そのような扱いをしたくなった気持ちも想像できる。大抵の職員は、その職業に人道的使命感と希望を抱いて就職したはずだ。それがどうして初心を忘れ、非人間的扱いに罪悪感を覚えなくなったのか。私がそこの職員だったらそうした虐待に加担しなかった、と言い切る自信がない。日々の些細な悪事への慣れ、感覚のマヒが恐ろしい。

 

 

  仕事を相対化する

 

 私の一つの解決策提案は、仕事のローテーションだ。別の環境に身を置くことで、前職の良い点悪い点が相対化できる。だが、そのためにはそれなりの人員の確保と、仕事が変わることによる一時的な能率低下の課題がある。だから少人数の職場ではなかなか難しいのだろう。日々のニュースを見ていると、老人施設、こども施設、入管不法滞在収容施設、刑務所、医療施設等々、人、それも一筋縄ではいきそうにない人が相手の施設では、どこも同じ悩みを抱えていることが容易に想像できる。   誰もが職場では、生きがいとやりがいを感じて働きたいはずだ。そのためには、給与と人員の充実が不可欠だ。だが、増えたからといって、直ちに状況が改善するわけでもない。最後は人間関係だと思うが、その間の堂々巡りが何とも抜け出し難い。せめて近い将来御厄介になる側としては、介護される側の心構えを今から身に着けておきたいと思う。「現役の皆さんご苦労様です。頑張って下さい。年金生活者として心から応援しています。」何の解決にもなりませんが…。

 


▼Myオカリナ演奏

ダウンダウンダウンダウンダウン

故郷の人々