未来の日本を想像する | hello-candy-candyのおかりなブログ

hello-candy-candyのおかりなブログ

ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「みかんの花咲く丘」です。

  このブログの最下欄にリンクが張ってあります。

 

 

  出生数の減少は悪いことなのか

 

 

 2023年に日本で生まれた赤ちゃんが75万人を下回り、また特殊出生率が1.20になったと先日報道されていた。参考までに我が団塊世代は、270万人、4.0だった。統計上、15-49歳女性の減少、結婚の減少、1カップル当たりの子供の数の減少であることは明らかだ。そうなる原因は、女性のキャリア指向化、子育ての経済的負担、保育環境などがある。このままいけば、2100年には、6000万人になり、これはほぼ大正期の人口と同じになるといわれる。因みに米国の2023年の出生数は359万人だった。若い人が多い国は、社会の勢いが違うのは確かだ。

 

  少子化の何が問題か

 

 ところで、そもそも少子化の一体何が真の問題なのか、今一つ分からない。社会保障制度が維持できないとか、国力が低下することが問題だと言われている。しかし60年ほど前に現社会保障制度を設計した人には、こうなることは予想されており、それに早めに対策をたてるのが政治ではないか。それを政治家は選挙戦略のために国民にはおいしい点だけを説明し、問題点には蓋をするという態度の付けが回っただけだろう。

 

  中流国で良いではないか

 

 国力の低下とは一体何が低下することなのか。今後どういう日本を目指すのかという議論なしに、やれ少子化が問題だというのは、政治家の言い逃れではないのか。政治家はG7の一員でありたいのだろうが、私は日本は将来、例えば今のポルトガルのような中流国で良いではないか。また、最近突如国防予算倍増を言いつつ、社会保障費の財源不足を問題視するのも片手落ちで、まずは所得に応じた給付のメリハリをもっとつけるなど、痛みを伴う踏み込みが不足しているのではないか。どうも近年、富に政治の粗が目につくのは、やはり年を取ったせいだろうか。
 



▼Myオカリナ演奏

ダウンダウンダウンダウンダウン

みかんの花咲く丘